茂木健一郎のレビュー一覧
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読売ウィークリーで連載したコラムをベースにしたエッセイ集なので、気軽に読めるし専門的な内容でも平易な言葉でわかりやすい。 以下引用。 「新しいものを生み出すことは、何かを思い出そうとすることに似ている」 ひらめくためには、脳がある程度「退屈」しないとダメなようである。 車に乗って運転しているときに、車が自分の体の延長として感じられる、いわゆる「車両感覚」も、車という道具にボディ・イメージが拡張されるプロセスだと考えられる。 言葉とは、他人と自分の心を結ぶ「鏡」のシステムの産物なのである。 人間の脳は、自己完結しない。 さまざまなエピソード記憶が蓄積されてくると、それが次第に脳の中で編集されて、
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Posted by ブクログ
かつて理論物理学者・アインシュタインは「感動することをやめた人は、生きていないのと同じである」という名言を世に残した。彼が言うように、創造的であること、いろんなものに感動しながら常に新鮮な気持ちで生きていくという事は、実は「生きること」そのものであること。やはり年齢を重ねていくごとに感動がなくなっていくという悲しい事実を踏まえた上で彼はそう表現したのではないだろうか。大人は子供のようには感動することができない。それは初めての経験というものが圧倒的に少なくなってきているからだ。だからこそ、自分にとって初めての体験に積極的にチャレンジする必要があるのだ。必要なのは、「初めてを探す努力」という名の意
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AIの時代だからこそ
この本が書かれた当時はそれほど表に出てこなかったAIであるが、昨今AIの時代だからこそ、本書で取り上げられた「質問力」の優劣が問われてしまう。実際に各種のAIに質問してみると、質問の仕方によってAIからの回答のレベルが随分異なってくるので驚いてしまう。AIの時代だからこそ「質問力」が大事なのがよく分かる。
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