茂木健一郎のレビュー一覧

  • 感動する脳

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    「感動」をテーマに、一般人が理解できる範囲で脳と感情のしくみが示されている本です。創造性を持って生きること、意欲を持って生きることの大切さを再認識すると同時に、そのように生きられるか否かは自分の意識と努力次第なのだということを実感できます。読み終えると、「感動することをやめた人は、生きていないのと同じことである」というアインシュタインの言葉をより切実に解釈できるはず。とても読みやすい構成なのでお勧め!

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    2009年12月01日
  • 思考の補助線

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    茂木さんの本はだいたい日常的な言葉でカジュアルに書かれているので内容はむつかしくてもスルスルスルーっと毛穴から体に入ってくるように読めるのですが、これは少し机に向ったような(それでもすごくわかりやすい)、そういうものでした。茂木さんの考え続けていることの根っこの根っこが、他の普及本(?)に比べると、つなぎ成分少めで書かれている本です。

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    2009年10月07日
  • すべては音楽から生まれる

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    ちらちらと読んでいるとき、これはもしや!と思ったけれど、なんだか痒いところを書いてくれているよう+予防までしてくれる、というように、私は受け取れた。少なくとも彼の考える「クオリア」の考え方には非常に興味があり、私が根本的に気になっているところだ。

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    2010年10月14日
  • それでも脳はたくらむ

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    『読売ウィークリー』に連載されていた茂木健一郎のエッセイを1冊に纏めたものです。脳を衝動するのは「意欲」であるということに注目し、ではいかにしてその意欲を生み出し、また継続させていくのかを考えます。日常の何気ない場面でも、必ず何らかの意欲によって自分の言動があることを定期的に認識し、自分の脳の働きを意識しながら生活していきたいと思いました。読み易い文体でとても深い内容が提示されているので、是非ご一読を!

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    2009年12月01日
  • 脳の中の人生

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    読売ウィークリーで連載したコラムをベースにしたエッセイ集なので、気軽に読めるし専門的な内容でも平易な言葉でわかりやすい。 以下引用。 「新しいものを生み出すことは、何かを思い出そうとすることに似ている」 ひらめくためには、脳がある程度「退屈」しないとダメなようである。 車に乗って運転しているときに、車が自分の体の延長として感じられる、いわゆる「車両感覚」も、車という道具にボディ・イメージが拡張されるプロセスだと考えられる。 言葉とは、他人と自分の心を結ぶ「鏡」のシステムの産物なのである。 人間の脳は、自己完結しない。 さまざまなエピソード記憶が蓄積されてくると、それが次第に脳の中で編集されて、

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    2009年10月04日
  • すべては脳からはじまる

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    茂木健一郎が読売ウィークリーと中央公論で連載していたエッセイを1冊に纏めたのが本書です。多くの人が心のどこかで抱いている漠然とした感覚を、実に解り易い言葉で形而下させていく彼の才能には、毎回の事ながら脱帽です。本書のキーワードは「多様性」…自然の中の多様性に、私たちの脳の中の複雑系が呼応する。その事実を、お笑い、憲法、ウニの味、ITなど、あらゆる方面から解いていく内容には一気に引き込まれます。盛り込まれているコラムも必見!

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    2009年12月01日
  • 感動する脳

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    かつて理論物理学者・アインシュタインは「感動することをやめた人は、生きていないのと同じである」という名言を世に残した。彼が言うように、創造的であること、いろんなものに感動しながら常に新鮮な気持ちで生きていくという事は、実は「生きること」そのものであること。やはり年齢を重ねていくごとに感動がなくなっていくという悲しい事実を踏まえた上で彼はそう表現したのではないだろうか。大人は子供のようには感動することができない。それは初めての経験というものが圧倒的に少なくなってきているからだ。だからこそ、自分にとって初めての体験に積極的にチャレンジする必要があるのだ。必要なのは、「初めてを探す努力」という名の意

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    2009年10月07日
  • 意識とはなにか ――〈私〉を生成する脳

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    茂木さんは、漠然としたぼんやりした問題を、わかりやすく、急がずゆっくり丁寧に具体的に、学問的な言葉ばかりでなく身近な日常の言葉で書いてくださるので、本当に毛穴からすいすい〜〜っという感じで、頭の中に向かってテレパシーで直接話しかけられているかのように、染み透る感じで理解できます。

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    2009年10月07日
  • 感動する脳

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    脳科学者としての内容より、自己啓発的な内容だったのは意外だったが、大変共感できた良書だった。
    全体的にPHPらしい内容で、松下幸之助をほめているあたりも、さすがPHP。

    しかし、地に足が着いた内容で、読むだけで希望が持てるあたり、茂木さんの人柄が出ているように感じる。

    ただ、新書でいいんじゃないか、とも思った。

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    2009年10月11日
  • クオリア入門 ――心が脳を感じるとき

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    僕の考えが変わりました。詳細はねもと研論文にて、という感じですが。アイデンティティとか個性を考える大きなファクターの一つになる考えが示されていました。クオリア…すごいおもしろいです!!

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    2009年10月04日
  • 脳と創造性

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    『世界についての知識を得て、他者に対しては成熟した寛容を示しつつも、私は生まれたばかりの赤ん坊のようにぎこちなくあり続けたい。そうすることが「創造しつづける脳」を活かし、この有限の生をまっとうする唯一の方法であることを私は知っている』

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    2009年10月04日
  • 生きて死ぬ私

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    茂木氏はいわゆる学者の言葉を使わずに、分かりやすくストレートに語りかけてきます。と思って、「クオリア」について知りたくて数々の作品を眺めてみたのですが、なかなか難しい。その中でも読みやすい本です。

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    2009年10月07日
  • クオリア入門 ――心が脳を感じるとき

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    困難だが興味深い問題に挑戦している。認識の一番最初の起点をニューロン発火という物理現象に据えて、そこから説明できる部分とグレーの部分と壁とを淡々と認めつつ、そこから一歩素直に書いているように思った。日常生活で周囲を見たり感じたりすることが少し楽しくなるかもしれません。

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    2009年10月04日
  • 脳の中の人生

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    これを読んで、小説を読んで素敵なことばに出会い、何かに気付いて感動したりした時のように心がうきうきした。自分の考えの幅が少しだけ広くなった気もし、心(脳)にまだまだ『知る』すきまを与えてくれる一冊。

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    2009年10月04日
  • 頭は「本の読み方」で磨かれる 見えてくるものが変わる70冊

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    ネタバレ

    面白かったので一気に読んでしまった。茂木さんはテレビでよく見るし色々分かりやすくて好きだな。本を読むことの大切さや本が好きなことが伝わってくるので、自分もこれからもっと沢山色んなジャンルの本を読みたくなる。

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    2025年12月23日
  • 最高の結果を引き出す質問力 その問い方が、脳を変える! 試し読み増量版

    購入済み

    AIの時代だからこそ

    この本が書かれた当時はそれほど表に出てこなかったAIであるが、昨今AIの時代だからこそ、本書で取り上げられた「質問力」の優劣が問われてしまう。実際に各種のAIに質問してみると、質問の仕方によってAIからの回答のレベルが随分異なってくるので驚いてしまう。AIの時代だからこそ「質問力」が大事なのがよく分かる。

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    2025年12月17日
  • 教養としての日本改造論

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    日本改造論というタイトルで、政府や行政への提言もあるが、「いかに生きるべきか」を対談形式で、二人の巨匠が親しみやすく伝えてくれる。幸せは他者との比較の中ではなく「その人だけの感覚」、歳を取るということは「時」という情報が加わることで魅力を感じることという考えには、肩の力を抜けさせてくれる力がある。人の心のありようや、自分はどうありたいか、どうあるべきか、について考えさせてくれる。しかし、対談ではなく山口周さん単独の本を早く読みたい。

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    2025年12月09日
  • 教養としての日本改造論

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    書店で見かけて思わず著者名買いしてしまいました。

    現状の日本の状況に関するトピックですが、問題点や推定される原因、加えて方向性も2人の対談でクリアにされており、かつ納得感が高いです。

    国という比較的大きなものを扱った話ではあるものの、同心円を小さくすると自分の身の回りで発生していたり実践できたりすることも多く、今後の行動指針として多くの言葉を頂戴したような気がします。

    改めて「自分の声に従って情熱を持ってことにあたる人のみが物事を変えられる」ということを実感しました。

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    2025年11月23日
  • 60歳からの脳の使い方

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    「もう年だから」と諦めかけていた私に、希望をくれた一冊です。茂木先生が脳科学の最新知見を基に「脳はいくつになっても成長する」と断言してくれるので、読み進めるうちに自然と前向きな気持ちになれました。特に、「シニアこそAIで脳を若返らせよう!」という提案は目から鱗でしたね。具体的な方法論というよりは、考え方や心構えを教えてくれる本だと思います。ただ、もう少し実践的な「脳トレ」のような例が多ければ、さらに良かったかなと感じたので、星4つとしました。人生の後半戦をどう生きるか、ヒントが詰まっています。

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    2025年11月13日
  • 「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法

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    深い人間洞察が読み継がれていく理由だと理解できた。
    アンの並外れた想像力、仮想と現実のズレ、奇跡に巡り合うこと等、脳科学者茂木さんの分析、繰り返し繰り返し書かれているところでも、茂木さんにとって強く影響を与えた作品だったことが伝わった。

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    2025年11月10日