茂木健一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書について、やったら得られる効果、恩恵、思考の仕方、最後に著者が影響を受けた書籍について自身が得られた学び、気付きを含めて紹介している一冊。
読書について書かれた本の中でも、なるべく平易にかつ手を出しやすい内容で、入門書と言ってもよい本。
・「本を読む」ということは「自分の経験を増やす」こと
・知性というのは「どれだけたくさんの人の立場で考えられるか」ということ
・どんなに時代が流れても、われわれ人間は絶対に「言葉を使い続ける」
・何歳になっても脳が成長するしくみは同じで、脳は「快楽」を基準に成長します。
・自分には無理だと思っていたことができたとき、起こらないと思っていたことが起 -
Posted by ブクログ
個人的に最高の一冊と思います。
世の中の評判はわからないけど、自分にとって五つ星の本です。
自分は気が短いので、仕事でも嫌な顔をしたり怒ることが多かったけれど、この本のおかげで起こらない脳を作る方法を取得しつつある。
なぜ起こるかの原因追求と怒っても、相手は何も変わらないことまた嫌な思いをさせるだけである
そんな中で、怒ったりしても全く意味がないことに気づいた
自分の体にとっても起こるって言う事はよくないことだと学んだ。前頭葉が自分でコントロールできないと言う事は少し恥ずかしいことなのではないかなと思う。
怒らないことを習慣化するために、まずは相手に不快な思いをさせること、何も生まないことを -
購入済み
脳科学者として名前が売れて以来、脳がらみの雑多な本を出しまくっている著者だが、これは読む価値のあるまともな一冊。意識と知性の関係をクオリアを橋渡しにしてあれこれ検討して切り込んでいこうとしている。人工知能は意識を持ちうるのか、クオリアを持ちうるのか。勿論この短い一冊の中で結論など出ないけれど、この難問にとりかかる知的なきっかけを著者は数多く持っている。
ところでわずか3年前に書かれた本書では、OpenAIのGPT-2の進捗が語られていたが、今ではGPT-4(ChatGPT)が世界をゆるがしている。意識のハードプロブレムが近い将来に工学的に解明されてしまうのではないかという状況になり、本書の議論