茂木健一郎のレビュー一覧
-
最高の1冊でした。2020年が明けていきなり赤毛のアンにハマったのですが、この本はアンの読者でなくとも興味深く読むことができる本だと思います。人生についても深く考えさせられる本でした。茂木さんはなんかぼんやりした脳科学者のイメージが強かったので(失礼)かなり見直しました。茂木さんが赤毛のアンに持つ熱...続きを読むPosted by ブクログ
-
「心」の全ては、脳のニューロンの発火に伴って起きる「脳内現象」に過ぎない。これは、現在の神経生理学の立場からしては常識であるという。そう、デカルトの二元論はとうに捨てられたのだった。では、脳というこの臓器の中でどのようにして「心」が立ち上がってくるのか?これはいまだ解明されていない問題である。著者は...続きを読むPosted by ブクログ
-
すぐやる脳を持っている人は、結果を出せる。
すぐやる脳の活性化は、脳の抑制を外せるかどうかにかかっています。これを脳の脱抑制という。
それは、瞬間トップスピード。すぐさま切り替わり、直後には全力が注げるようになるということ。
脳の前頭皮質と背外側前頭皮質という部位の回路が関わっています。
自分と対...続きを読むPosted by ブクログ -
具体的に良い質問とは?
– 空気を変える
– 相手の経験を聞く
– あなたは、どうした?
– あなたの場合は?
– あなたはどんな感じ?
– 好きなものを聞く
・いい質問は”感情力””メタ認知力””論理力”で生まれる
– 現状への違和感
– それに気づく
– どうするかを...続きを読むPosted by ブクログ -
過去を思い出すことは未来やこれからを活性化してくれる。出来ると出来ないを決めるのも脳だし、やるとやらないを決めるのも脳がやること。
脳に適度なストレスを与えたり、若いひとや年配者とも付き合い、まるい気持ちを持てるようにすることも大切。
歳を取れば肉体的にできないこともあるかもしれないけど、やりたい...続きを読むPosted by ブクログ -
本書のタイトルになっている「ポジティブ脳」とは、どういうことなのか気になりますね。
"とにかく明るく頑張ろう"と無理やり前向きに考えることが、一般的なポジティブ思考のイメージなのではないでしょうか。
しかし茂木氏は、この発想には少し誤解が含まれているといいます。
心理学的・脳科学的に、ポジ...続きを読むPosted by ブクログ -
すぐにでも赤毛のアンが読みたくなる。
この本を愛してやまないのだけはわかる。
人生に深く刻まれる一冊に出逢うことがあった人は、幸せだと想う。
若ければ若いほど、長くその人となりに深く浸透して、性格や心理に強く濃く影響するんだと想う。
夏目漱石など他にもたくさんあるのかもしれないが、茂木さんは、こ...続きを読むPosted by ブクログ -
某所読書会での課題図書.奥田さんのバイタリティーが凄い.「傷つくことを極端に避ける」傾向のある現代社会.しかし社会は「健全に傷つくための仕組み」だと考えられる.タイガーマスク現象は、「無縁社会」の顕在化では.「絆は傷を含んでいる」「絆は傷から始まる」... 素晴らしい言葉が満載の好著だ.茂木さんの反...続きを読むPosted by ブクログ
-
[感想]
「ケンブリッジ大学では1日に2回、大学内の一室に集まって、教授たちがお茶をする」という部分がとても印象に残った。
[抜粋]
◯雑談のメリット
・さりげなく大事なことを伝えられる
・いい情報が入ってくる
・共感を生む
・自分を発見する
・相手の意外な一面を知る
◯雑談をするときの心構え
...続きを読むPosted by ブクログ -
「心理学的に、うまい質問の仕方は?」という感じの本かと思いましたが、実際に読んでみると「自分を変え、世界を変えるための『質問力』」という触れ込み。
新しい視点でら目からウロコです。
質問をする相手も、もちろん他人もありますが、自分に対しての質問が大事であるとのこと。
〜引用〜
「質問とは、現...続きを読むPosted by ブクログ -
本が出たのは2010年ですが、対談が行われたのは、2006年。
コンピュータとの将棋の対戦の話も結構出てきますが、今読んでも、まったく古臭くないですね。
そういう意味では、コンピュータと人間の関係は、ある種、普遍的なものがあるのかもしれません。
この本を読んで面白いと思った部分は(、もしかし...続きを読むPosted by ブクログ -
自分の子育てについての考えの確認ができた。
本当の頭の良さとは帯にあるように、「どんな世の中になってもたくましく生きていけること」であると思う。
そのために必要なことは特別なことではない。
決して難しくはなく普通にできることで育めることがわかってよかった。
Posted by ブクログ