茂木健一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★4.5
脳の仕組みについては未知なことが多く、興味がある分野です
今回の本では最終章の「感動脳を育てる」が響きました
心に空白部分がないと感動できない
海外ではギャップ・イヤーという組織に属さない期間を設ける事で、空白の時間で感動することや、チャレンジ、経験値を上げるという貴重な時間を過ごせるそうです
私は来年を自分のギャップ・イヤーにすることに決めました!
本物を見て、新しい事にチャレンジして、常にワクワクできる脳でいたいと思う
子供にも意欲を持つ事で脳が刺激されること伝えます
この本読んで欲しいな!
いつまでも若々しく明るい表情でいたいから、脳は常に成長できることを忘れずに -
Posted by ブクログ
どの本がどう役に立つかということはわからないけれど、たくさん本を読むと、それが腐葉土のように発酵して脳の中に良い土壌ができる。
ー茂木健一郎, 本書, p158
・本が、フワフワの脳みそ作る
この本、タイトルは「脳を磨く」だけど、蓋を開けてみれば脳をフワッフワで養分たっぷりの、アイディアや思考が実る土壌にしようぜって話。
本書が引用していた奇跡のリンゴの話で、土から上の部分でできることは全部やり尽くしても全然実らなかった無農薬リンゴが、草が生い茂るフワフワの土を育てたら実るようになったらしい。本当に大事なことは目に見えないは、リンゴにも当てはまるし、脳にも当てはまる。
あと、スティーブ -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間の行動を脳科学的に説明してるのが面白い。自分のふとしたあの時の状況を脳科学的に知るよう
⚫︎人間不合理
•得をする時は安全策
•損をする時はリスクを選ぶ
⚫︎ヨナコンプレックス
自分ができないことを実現してる人に怒り
→モヤモヤが発生した時には、それは自分にもできるという事の表れからである
⚫︎個性は発揮するものでなく身についてるもの
師匠をコピーしようとしたら、どこか違うところが出る、それが個性
⚫︎心が動いた瞬間【感情のタグづけ】
感情の動くことは、いつもと違う回路(偏桃体)を通って意思伝達されるので、通常とは違う体験である。
何かのきっかけとなる事柄であることが多い
⚫︎マ -
Posted by ブクログ
この辺りの『知』に触れると、過去に学んだ日本史や日常見るニュースは、いかに表層だけしか見ていないかがわかる。
明治維新と第二次世界大戦で、2度価値観を変えねばならなかった日本。
うまく新陳代謝したわけでは無く、それもまたやむなしと受け入れたものの歪みの上に構築さ、矛盾に満ち成熟せずに時間だけがたって、国力がどんどん落ちている。
果たして未来はあるのか⁉️
【怖い話】
ここ30年で世界の昆虫が8割減ったらしい。人口減と原因は同じ。
南海トラフ地震、首都圏直下型地震が起きて日本の経済が壊滅的にダメージを受けたら、巨額の資金わ中国に頼らざるを得なくて、属国になるしかない。 -
Posted by ブクログ
この本の題名は『日本の歪み』ですが、もう少し丁寧に言うと「戦後日本の歪み」です。東さんが戦後論を提示して、養老先生に意見を聞くという内容になっています。茂木さんはときどきTwitterと同じ人とは思えないくらい、養老先生の話に上手に補助線を引いています。
この「戦後日本の歪み」を簡潔に表現するなら、日本の文化の上にアメリカ主義を継木してしまったことです。そこに無理があった。しかし、経済発展によりそれが「上手く行った」と見なされ、後戻りできなくなった。そのディレンマが歪みの正体だというわけです。
もちろん、こうしたディレンマは初めてじゃない。明治維新がそうだったし、古くは中国との関係がそうでした