茂木健一郎のレビュー一覧
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非常に易しい文章で、読みやすい
▶︎脳の中に、チャレンジ精神、フロンティア精神を生む「空き地」を作る
▶︎「自分で自由に決めていい」という前提で、自己決定することが許されない限り、自分の中に本当の意味でのやる気は生まれてこない
▶︎自分へのダメ出しができることと、自己否定は違う
自分へのダメ出しとは、冷静に自分の評価ができた上で、目標を持って努力できる、その自信があるということ
▶︎クリエイティブの本質は、様々な制約をクリアしながら新しいものをつくり上げること
▶︎自分で自分の課題を見つけて成功体験を積み重ねることにより、はじめてやる気が出てくる
▶︎頑張るエネルギーの総量は、あ -
購入済み
茂木さんの本
一時期テレビでよく拝見していた茂木さんの本。テレビでわかりやすく説明してくれるので、きっと本もわかりやすいだろうと読み始める。…やっぱり脳科学者の本は読みやすいなあと実感した。
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本気になるかどうかは「前頭葉」が決める。いかに「フロー状態」に持って行くか、そのカギは勉強や仕事も偶有性(確実+不確実)を楽しんで熱中できるように持って行く。記録によるメタ認知(自分を外から観察)や無意識を表出、ミラーニューロンを自分自身に対して働かせる。これらのことから前頭葉が側頭葉から情報を引き出すようになり潜在能力が引き出されます。また、確実性が高まることにより、不確実(新しいチャレンジや変化)を増やすことができるようになります。そのようにして書く習慣が夢を実現させます。また、ネットでの発言など他者とのコミュニケーションの効用についても述べられているますが、これはまぁ、よく言われているこ
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Posted by ブクログ
ネタバレダックワース(ペンシルベニア大学教授・心理学者)が提唱する「グリット」理論(著書:「やり抜く力」)を、脳科学者の立場から解説した本。
「グリット」とは、本書によれば、「困難があっても続ける力。情熱を持って取り組む粘り強さ」と定義している。
これまでは「成功」の要素が、才能、知能指数など、先天的な要素によるものとされてきた考え方を覆す有力なものとして、この「グリット」という指数を取り上げ、それを脳科学の視点から補強している。
一つの根拠として、高いIQを持たずとも成功している者は世に多数おり、それらの人々は、グリット(すなわち続ける力)により成功を手にしているという。
さらに、脳科学の「 -
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自分らしさを求めすぎない。謙虚であり夢中に生きていきたい。勉強したい。
肩書きという文脈は自分が学ぶことを妨げ、自分を守ってしまう。もうこれでいい、現状維持でいいという方向に働くから新しいこと、楽しいことに接する機会を減らしてしまう。自分の持てる力を発揮しないまま脳が生きるようになってしまう。ひとつの文脈しか存在してないのでなく、複数の文脈を見つけて満遍なく力を傾けていく。それによりストレスに強く、幸福度が増す
自分は何物でもない。そのうち不安を感じ、早く何かになりたいとか肩書きがほしいと不安になるかもしれないが不安を上回る好奇心を持つことができる。今ここに本気になって変わっていくことを恐れ -
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先日読んだ「まんがで分かる自律神経の整え方」に、怒ることは身体に害を及ぼすということが書かれており、怒りへの対処法を学ぼうと手に取った本書。
脳科学に基づき書かれているので、とても説得力がありました。怒りという「感情」なのに、「怒りが脳をハックしている状態」といった表現を使われているので、少し冷静に客観的に「怒り」というものとらえることができました。
よく、「悔しさをバネにして頑張る」なんて言いますが、悔しいというのは自分に怒っている状態。ノルアドレナリンによって攻撃性が高まり、長続きもしないので、良い結果をもたらすことはないく、「やる気」とは根本的に違うというのが目からウロコでした。
自 -
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死生観について自分の考えを持っておきたいと思い、信頼を寄せる著名人である茂木さんのエッセイ(結構知育とか脳科学の本ばっかりのイメージだったので興味が湧いた)を読んでみた。
いくつか印象に残った話があった
・母と仏壇:死んだ後墓に入ろうが入るまいが、そんなに気にならんとおかんに話したらギャン泣きされた話(後日おかんはこの話を忘れているというエピソードがある from あとがき)
・人間が幸福であるための条件:PCがハイスペックであれば処理が早い、とかそう言う単純なピースの組み合わせで人間の幸福は定義できない。特に文学や芸術は、人間がただただ幸せになる過程を見せるより、むしろ破滅的な期間や、