茂木健一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレAI時代に身につけておきたい5つの力
1.質問力
2.ボキャブラリー
3.判断力
4.疑う力
5.インテリジェンス
AI時代に起こること
1.すべての人の人生がけもの道になる
2.常識が非常識、非常識が常識になる
3.コスパ、タイパを追求しがちになる
4.時間を奪われる
5.年齢のハンディがなくなる
6.世界がマーケットになる
質問力
・ゴールを明確にする
・足らないところを補う
・不安の芽を摘む
判断力
・他の人がしない経験をする
・感性やセンスを高める
・たくさん失敗する
AI時代の脳の使い方、鍛え方
1.新しいことをどんどんやる
2.空白をつくる
3.継続する
4.試行錯誤する
5.孤独になる
6.睡眠、食事をしっかりとる
7.脱抑制をする
8.手書きでメモする -
Posted by ブクログ
本書は脳科学者の茂木健一郎氏が雑誌「中央公論」に連載したエッセイを纏めた書籍である。そのタイトル「新・森の生活-多様性を科学する」の下に、様々なテーマについて筆者の考えを述べていくものである。私の様な中途半端な学しか持ち合わせない人間にとっては、一つ一つのテーマに対し、如何に人間が深く考える事が可能であるかをまざまざと見せつけられるようなものであるが、実に納得のいく考え方に、読み手の私の頭の中のモヤモヤがまるで霧が晴れるかの様にクリアになっていく。その根底にあるのはやはり人間の脳の構造であり、それが生きている間、偶然の重なり合いにより常に変化をしていくという事実である。読んでいる私の中で、いつの間にか筆者と同じ様に、次の展開や結果を共に考えている様な錯覚を覚える。
私が幼少期の頃によくぼんやり考え、長年謎だと想っていた事がある。今私に見えている風景を織りなす色は、他人には何色に見えているのだろうか。私が緑色だと想っている色は、実は「私以外」の人間にとっては、全く別の色に見えているのではないか。何故なら私の目は日本人にしては茶色過ぎたから、よく友人から揶揄われていた。人とは違う目の色ならきっと見えている色も違うのだろうと思ったのだ。青々とした木々に美しさを感じたり、夏の夕方に鳴くヒグラシの声の美しさ、もう少し現代的にテレビから聞こえてくる歌手の歌声すらも、私と私以外の人では違ったものに聞こえているのではないか。こんな思いが頭の中をぐるぐると巡っていたものだ。結局見ているものは私の目から入った情報だし、目を閉じれば、普段は気にしないような音が耳から入ってくる。そして鼻からは雨が降った後の土の匂い。全て外部から入ってくるもの、色や音や匂いを「私が思うそれ」と決めているのは、間違いなく私の意識であり、脳の中の解釈だ。頭の形も脳も完全に同じ人間などいないのだから、他者は全く違う解釈と認識をしているだろうと、ずっと考えていた。そして美しい、心地よい、楽しいと感じる沸点の様なものが、人それぞれ違うのは、きっとそうした頭の中の解釈し理解する構造がそれぞれ違うからだと思っている。現在進行形で記載するのは、未だそうやって自分の目に映る美しい花や空の色を見ながら、どこかいつも、隣で見ている人との感覚の違いを意識してしまう事があるからだ。
医学の発展と技術の進化により、脳の構造が明らかになった今も、そうした人間の意識、特に行動や感情に結びつくプロセスが全て明らかになっているわけではない。それが機械的になされる事ならば、人間はいつも同じ行動しかとれない。実際は私が美しいと感じる花を見た後の、同じものを見た人々の反応や、その行動に何一つ完全に一致するものなどない。人々の次の行動を完全予測することは不可能であり、その行動パターンは無限大だからだ。それは翻って自分の行動と未来に無限の可能性を与えていると思う。私が今この書籍を読んで次にどの様な行動をとるか(今はこうして感想、というよりも今頭に思い浮かんだ事をただ書き連ねるだけだが)、誰1人予測出来ないし(何を書くかまでは)、私ですら理解できていない行動かもしれない。私が明日会社を辞めて独立するかもしれないし、相変わらず同じ机に向かっているかもしれない。未来を作っているのは間違いなく自分自身であり、人々が言う成功か失敗かなどは私以外に判定しようがない事も知っている。
そんな私の頭の中をぐるぐる引っ掻き回す一冊だ。 -
Posted by ブクログ
茂木さんの
2010年から2011年までの連続ツイートから150作品を抜粋。
ぽんぽんと
言いたいことを放出しているが、
とんでもない知識量と
グローバルな視点、自由な発想が
素晴らしい!読んでいて楽しい!
例えば、占いと脳。
占いとは
プラシーボ効果だと。
化粧は他者の視点を前提に自己を作り上げる鍛錬だと。
緊張や恥ずかしがりといった理由で、
人前で自分を表現できないひとは、
それはひとつ
の才能、資産だと思って良いと。
暮らし、教育、文化、脳、
多岐にわたる連続ツイート。
TEDに参加したエピソードは
貴重で興味深かったな。
天才が
さらりと語るだけでも
凡人には尊敬に値する。
ボサボサヘアーの
話が出て来た時は笑えたなあ。
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Posted by ブクログ
★4.5
脳の仕組みについては未知なことが多く、興味がある分野です
今回の本では最終章の「感動脳を育てる」が響きました
心に空白部分がないと感動できない
海外ではギャップ・イヤーという組織に属さない期間を設ける事で、空白の時間で感動することや、チャレンジ、経験値を上げるという貴重な時間を過ごせるそうです
私は来年を自分のギャップ・イヤーにすることに決めました!
本物を見て、新しい事にチャレンジして、常にワクワクできる脳でいたいと思う
子供にも意欲を持つ事で脳が刺激されること伝えます
この本読んで欲しいな!
いつまでも若々しく明るい表情でいたいから、脳は常に成長できることを忘れずにいようと思いました -
Posted by ブクログ
どの本がどう役に立つかということはわからないけれど、たくさん本を読むと、それが腐葉土のように発酵して脳の中に良い土壌ができる。
ー茂木健一郎, 本書, p158
・本が、フワフワの脳みそ作る
この本、タイトルは「脳を磨く」だけど、蓋を開けてみれば脳をフワッフワで養分たっぷりの、アイディアや思考が実る土壌にしようぜって話。
本書が引用していた奇跡のリンゴの話で、土から上の部分でできることは全部やり尽くしても全然実らなかった無農薬リンゴが、草が生い茂るフワフワの土を育てたら実るようになったらしい。本当に大事なことは目に見えないは、リンゴにも当てはまるし、脳にも当てはまる。
あと、スティーブ・ジョブズが意思決定の時は散歩して無意識に任せてたって話は有名だけど、やっぱ土壌がいい自信があれば、それを信じて任せることできるだろうね。
本を読むことで、フワフワの柔軟性がある頭になって、いろんな立場からモノを考えられる多様性を身につけることができれば、それが賢さということなのだろうなと、実感させてくれた一冊になった。
・読みたい本が、沢山できた。
茂木健一郎氏、とても書評が上手い。まさに脳がフワフワなんだろうなと思わせてくれる選書の幅広さと、難解そうな本でも「こう読めば絶対面白いじゃん!」という視点を与えてくれている。
特に小林秀雄の書評が秀逸で、
「これがどう育つかわからない」生命そのものが表減されたような書ーやはり小林秀雄は芸術家だ、と思うのです。〜それは、「言葉で語りすぎない」という芸術です。」という風な感じ。
アートとしての文章という視点が得られて、たまらなく小林秀雄の文章を読んで見たくなった。
他にも、『宇宙からの帰還』や『イワン・デニーソヴィチの1日』等々の出会いがあり、読書欲がぬっと頭をもたげる良い書評を味わえる一冊でもあった。