茂木健一郎のレビュー一覧
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速読。軽い気持ちで読んでみたら、かなり参考になった。。。
印象的だったのは、東大の理学部卒業した後に法学部も出たというエピソード。この時点で東大法学部に入学するステレオタイプに見切りをつけているところに感心した。東大ともなれば、典型的な人間が集まってるからわかりやすいのかな~。つい最近、このことが腑に落ちた自分が鈍すぎるのか。。。時間がかかり過ぎてて我ながら悲しい。
「人間は功名心や見栄だけでは生きていくことができない。少なくとも自分はそうだということが、よくわかりました。」「自分がいかにそのような日本の序列意識、学歴社会に率先して参加してきたか、その反面、どれほど圧迫を受けてきたか、ハッと目 -
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脳科学者・茂木健一郎が、集英社の読書情報誌「青春と読書」に2010~2011年に連載したエッセイ20篇をまとめたものである。
茂木氏は、日本の社会及び日本人の間に閉塞感が高まっている中で(後半の数篇は東日本大震災後に書かれた)、「私は、ぜひ、人間の脳の持っている「挑戦」の素晴らしい能力について、書いてみたいと思っていた。脳が、いかに、逆境に立ち向かうことから「創造性」を引き出すか、その神髄を書いてみたい。魂の危機(emergency)が、文化の創発(emergence)に通じるその道を、描き出してみたいと思っていた」と語っており、脳の持つ様々な可能性とそれを引き出すためのアイデアについて、自ら -
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サブタイトルが「人間らしく働き続ける5つのスキル」だ。今話題になっている人工知能。人工知能が ホワイトカラーの職域(例えば士業)にまで進出してきて、人工知能が人間の雇用を奪う可能性が出てきている。とはいってもすべてが人工知能に代わるとは限らない。
著者は、人間が人工知能に勝る働き方として、次の5つの点を説いている。
1.コミュニケーション
2.身体性
3.発送・アイデア
4.直感・センス
5.イノベーション
数百年たったらどうなるか分からないが、5つのスキルは人工知能に負けない。人工知能は、人間が情報を与えないと一から自分で情報を処理できるわけではないのだから。
直感は人間の専 -
- カート
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試し読み
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ネタバレ雑誌『プレジデント』に「世界一の発想法」として2011年から連載されているコラムをまとめた本。
掲載順ではなく、「幸せになるチカラを育てよう」、「ビジネス力がぐんぐん上がる脳の磨き方」、「人間関係のマエストロを目指せ!」、「学びは人生の最高のご馳走」、「悩みも不安も脳科学が吹き飛ばす!」の5章に再構成されている。
特に驚くようなことが書かれているわけではないが、新しいこと・人間関係、少しハードルの高いことにチャレンジし、脳に刺激(サプライズ)をもたらすようなチャレンジを心がけること、プレゼンテーションは愛のあるサプライズでありたいこと、他者のミラーニューロンを通じての自分自身のメタ認知などが印 -
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ダイアログインザダーク
視覚による一覧
視覚というものの便利さと暴力性
全てを一気に見てしまう、見てしまっていると思い込んでいることでかえってこの世から巧みに隠されている豊穣なものたちに十分な注意を向けていない嫌いがある
アインシュタインが相対性理論を生み出そうと苦闘したその日々はまさに暗闇の中を手探りで進むようなものだった
偶有性
私たちが根底において偶有性な存在であるという点に私たちの脳にとっての挑戦することの実質がある
典形と非典形
非典形な脳の持ち主の中に潜む素晴らしい原石
私が一つの言葉を発する
するとキムの神経細胞ネットワークの中に次から次へと連想の渦が