茂木健一郎のレビュー一覧
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読み終えて間が開いてからの感想。本著が世界でロングベストセラーになっているという評判らしい。
そもそも「生きがい」を見つけたくなるのは、なぜだろうか?自分の人生に意味付けをしたくなるのとあまり変わらないと思うのだが、存在価値が対価として欲しいからだろうか。
私の指針のひとつになっている言葉として”たまたまザイール、またコンゴ”という本から引用するが、
「いや、ここだけではない。じつは世界中どこだってそうなのだと思う。世界は偶然と突然でできている。アフリカだろうとアジアだろうと、世界のどこだろうと、人は偶然この世に生まれ、突然、死んでいく。生きるためにいちばん必要なのは、それらのどうしよう -
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スマホでの検索は日常茶飯事だし、店の予約もAI対応、何をするのもAIが解決してくれる現代だからこそ、脳科学者の第1人者モギケンの本書のタイトルに惹かれた。とてもわかりやすい文章で説得力もあり、今からでも実践しなくては、という気にさせてくれた。今はまだAI導入時代なのか、今後本格的なAI時代になったら世の中がどのように変化するのかが語られ、それにあわせてAIの特性と人間の得意・不得意な面を紹介しつつ、AIを駆使していくために必要な5つの力(質問力、ボキャブラリー、判断力、疑う力、インテリジェンス)を提示している。そして脳科学者だから提言できるAI時代の脳の使い方・鍛え方で締めくくっていた。新しい
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ネタバレ意思決定の多くは無意識の働きであることに気づかされる
茂木健一郎氏の『意思決定が9割よくなる 無意識の鍛え方』は、私たちの意思決定の大部分が無意識に委ねられているという科学的視点を示している。無意識の脳を鍛えることが日常生活や仕事の質を劇的に改善しうるという主張は、自分の行動や習慣を見つめ直す契機になった。著者が強調する「やる気」や「好き嫌い」に左右されない「習慣化」の重要性は特に印象的で、感情に流されやすい私たちにとって強力な指針となる。
好きなことだけで人生がうまくいくとは限らない現実
一方で、現代の自己啓発系のYouTuberや書籍などで盛んに言われる「好きなことをやれ」と -
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ネタバレ信田さよ子さんの本を探してて出てきたやつ。ニコニコ生放送の番組を元に作った本だそうで、3人の対談やコラムで構成されていて読みやすい。ほんと、悩める子ども達に読んでほしいわ。私も学校に行きたくなかったけど、やっぱ勉強がある程度できたから不登校にならずにすんだよなとは思う。あと絶対父親に怒られるからそっちの方が嫌だったし。それでも友達としゃべって楽しいとか好きな先生とか好きな授業もあったし。高校に通うのは面倒だったけど。やっぱ何か人の役に立つことをしたいとは思うね。脳もそういう風にできているという茂木先生の言葉を読んで改めて思う。そろそろ勇気を出して動くべきか。
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Posted by ブクログ
茂木健一郎(1962年~)氏は、東大理学部、同法学部卒、同大学院理学系研究科博士課程修了、理化学研究所国際フロンティア研究システム研究員、ケンブリッジ大学生理学研究所研究員、ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャー、同シニアリサーチャー等を経て、同上級研究員。「クオリア」をキーワードとして脳と心の関係についての研究を行い、一般読者向け解説書を多数執筆、また、TVや雑誌等のマスメディアでも積極的に活動している。
私は、茂木氏の著書については、暫く前に、『意識とは何か』、『今、ここからすべての場所へ』、『脳で旅する日本のクオリア』、『挑戦する脳』等、エッセイ集を含めて複数読んだことがあるが、 -