生きがいの見つけ方 生きる手ごたえをつかむ脳科学

生きがいの見つけ方 生きる手ごたえをつかむ脳科学

999円 (税込)

4pt

4.0

『生きがいの見つけ方』は、「自由意志は幻想であるかもしれない」という脳科学の視点を出発点に、人はそれでもどうすれば生きがいを感じながら生きられるのかを考える一冊です。著者は、私たちの行動や選択が環境や脳の状態に強く影響されているとしながらも、そこに悲観するのではなく、むしろ「行動」こそが生きがいを生む鍵であると語ります。本書で特に印象的なのは、「やる気があるから行動するのではなく、やる気がなくてもまず行動することが大切だ」という提案です。たとえば、朝なんとなくランニングに出たとき、走っている最中に目の前を一匹の蝶がふわりと舞う。それを見て「生きている」という実感がふいに湧き上がる。そうした一瞬が、生きがいの原点なのだと著者は述べます。大きな目標や崇高な目的がなくても、小さな行動の中にこそ生きている瞬間が宿るのです。行動主義的なアプローチを通じて、著者は「習慣が人格をつくる」とも語ります。毎日少しでも何かをやり続けること。それがやがて意味や価値を生み、生きがいへとつながっていく。本書は、やる気や自由意志に頼らずとも、日々の行動の中で人生の意味を見出すことができるという力強いメッセージを届けてくれます。どこか虚しさを感じている人にこそ読んでほしい、生きる手応えを取り戻すための一冊です。

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生きがいの見つけ方 生きる手ごたえをつかむ脳科学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    新書では最高レベルの内容でした。養老孟司先生のテイストも相当入っていましたが、茂木氏の捉え方もユニークで、沢山付箋が付きました!勉強になりました。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    「かい・甲斐」というのは、努力や苦労が報われ、それへの成果が出たとか報酬を得たという意味で、「努力した甲斐があった」とか「苦労した甲斐があった」のように使われる言葉だ。

    つまり頑張って生きているのだから、何か見返りがあるべきだという思考が“生きがい“という言葉に潜んでいないか。だとすれば、生きるこ

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    生きがいを見つけたくて読む

    外の世界に目を向け、行動を熱中できるものを見つけることでそれが生きがいへとつながる。日常における行動や思考は大半が無意識であり、それを「耕す」ことが大事とあったが、耕すという表現は秀逸だなと感じた。「耕された無意識」は、日々起こる新しいことを受け入れ、それが日々のその時

    0
    2025年09月15日

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