コナン・ドイルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『冒険』『帰還』『思い出』に次ぐ短編集3冊目。
ホームズの短編集はいつも「これ読んだっけ……?」となりがちなので、次は間違わずに『叡智』を買わねば。
今作は、マンネリ防止のためホームズ自身による語りが入っているのが面白かった!
そして「ワトスンならもっと盛り上げて書くのに……」と不平をもらすあたりも愛おしいですね(^^)
ホームズものに関しては、彼だけが持っている知識が事件解決につながることが多いので、ストーリーやトリックそのものより、ワトスンとの関係性を温かい気持ちで見守るのが何よりの醍醐味だと感じます。
しかしそれでいて、『ライオンのたてがみ』のように重大な伏線がさらっと張られて -
Posted by ブクログ
コナン・ドイル作、シャーロックホームズシリーズ第2弾である今作品「四つの署名」。思ったよりは推理してる感じはないなぁと思った。おそらく現代の推理漫画(名探偵コナン等)を読んでいるせいで推理漫画や推理小説は難解なトリックが散りばめられており、複雑な推理を要するだろうと思い込んでしまっているせいであろう。ただ、本来の推理小説はこの小説のようにもっとシンプルなものなのだったのかもしれない。ただ、それでも単純に面白かったし、当時のイギリスの時代背景などを見ることもでき、歴史書的に読んでも面白かった。これからもシャーロックホームズシリーズは読み続けていきたい。
-
Posted by ブクログ
不朽の名作であるコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズの冒険』。
延原謙さんの「原文に忠実」な和訳のもと、ホームズの鋭い眼力と明晰な頭脳を堪能することができた。
探偵のシャーロック・ホームズと助手のワトソンの出くわす事件には、一つとして平凡でつまらないものはない。
奇怪で不可解極まりない事件の数々を、好奇心と緊張感の両方を以て解決へと向かっていく。
ホームズはある事象や物質をただ眺めることは決してない。観察し、考察する。
そこには底知れない知識はもちろん、探偵的頭脳とも言える思考回路が発揮されているわけであるが、彼は本当に小さな小さな出来事や異変を見逃さない。
それを踏まえて行われる推理 -
Posted by ブクログ
ネタバレシャーロック・ホームズとワトスン博士の名コンビは、2作目にして安定感抜群だ。
ワトスンがいてこそのホームズ、ホームズがいてこそのワトスンという関係が良い。
ホームズの推理の助けになろうとするワトスンはとても献身的で、健気ですらある。
美しきモースタン嬢に一目惚れしたワトスンに対し、おそらくベイカー街の部屋を出て行かれると寂しいという内心を隠して、結婚は不毛なものだよ、と説いて引き留めようとするホームズがかわいらしいったらない。
インドの財宝を巡る殺人事件の謎解きが、テムズ川に展開する一大チェイスへと発展する意外性がとても面白く、読み応え抜群。
謎が謎を呼ぶ四つの署名、不気味な義足