あらすじ
ロンドンにまき起る奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。近代探偵小説を確立したホームズ物語の第一短編集。赤毛の男が加入した奇妙な組合のからくりを追う「赤髪組合」、乞食を三日やったらやめられない話「唇の捩れた男」など10編。意表をつく事件の展開、軽妙なユーモアがあふれる作品集である。
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短編集です。どれも短くまとまっており、キリの良いところまで読めるのが良いです。
私はおそらく20年ぶりくらいにシャーロック・ホームズを読みました!内容をすっかり忘れていたので全編ワクワクしながら読めました。もちろん現代日本に暮らす私たちには実感に乏しいシーンや見たことのない事物も多かったですが、訳注が理解を助けてくれました。
お気に入りは「青いガーネット」です。クリスマスにもう一度読み返そうかなと思います。
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「ボヘミアの醜聞」「赤毛組合」「花婿失踪事件」
「ボスコム谷の惨劇」「オレンジの種五つ」
「唇の捩れた男」「青いガーネット」「まだらの紐」
「花嫁失踪事件」
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二度のロンドン訪問から帰り、探偵シャーロックホームズの物語を手に取ってみた。そういえばこの誰でも知ってる名探偵の物語をしっかりと本で読むのは初めてかもしれない。2025年の今、大人になった人でも面白く読めてしまうのが名作と言われる所以なのかもしれない。10編の短編かそれぞれ読みやすかった。
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頭が良くてスマートで格好いいシャーロック·ホームズが好きで、けっこう読んでいる。思わぬところで意外な展開が待っていて、毎回とても面白い。ミステリー好きもさすがとうならせるシャーロック·ホームズはみんなにおすすめです。
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「ホームズ」の名前は、子どもの頃の夏休みに祖父の家で見たアニメ「名探偵ホームズ」で知りました。犬の姿をしたホームズたちが協力して事件を解決する話……だったかな?昔のことで記憶があやふやですが、可愛くて格好いい彼らの活躍が大好きでした。
小説はこの作品から。短編集なので読みやすい!
同じ話でも翻訳次第で作品のイメージは変わるので、最初にどの訳で読むかはとても大事だと思っています。古風な文体も、慣れれば趣きと味があって、口語的な翻訳からは得られない良さがあります。一生推せる、一生狂える、大好きなシリーズです。
ホームズシリーズで特に好きなのは、ホームズが事件を「完全」には解決しないところ。
あの「名探偵」ホームズですら、時には犯人に逃げられることも、相談者を救えないこともある。麻薬を嗜んだり、ワトスン君と違法行為に手を染めたり、他の大きな目的のため犯人側に忖度したりすることさえある。登場人物たちも事件のために用意された数合わせではなく、個性豊かで本当に存在しているかのよう。
魅力的な人物たちと、最後までどうなるかわからないストーリーの面白さ。何度読んでも最高です。
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子供の頃から好きで読んできましたが、久しぶりに再読すると、ロンドンの当時の街並みや、空気感などの描写がとても繊細で、謎解きよりもむしろそちらにノスタルジーを感じました。
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昔小学生の時に読んだ小説だが、大人向けの文章で見るとまた違う魅力がある。トリックは大人になった今でもよく覚えているが、大人向けの文章になっても相変わらずの面白さだ。これがコナンドイルの魅力なのだろうとおもう。
いつか原作を英語で読めるようになりたいものだ。
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ミステリーにハマったきっかけ。
誰もが知る名探偵シャーロック・ホームズはやっぱり面白い。有名な短編も含まれていて初めて手に取る方にもおすすめ◎
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多分十数年ぶりくらいに読み返した。
当時(中学生だっただろうか)なんですんなり面白いとハマれたんだと不思議に思うくらいには表現や言葉が古風なところがあったが、やはり面白い。
当時理解できてなかったであろう固有名詞、地名などの知識が増え、より解像度は上がったような気がする。同シリーズの他の作品も、いずれ読み返したいと思った。
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有名シリーズの(時系列順で)3つ目の作品にして、
1つ目の短編集。シリーズ入門編との声も。
100年以上も昔のミステリーで、若干の古さは否めず、謎解きというよりも主要人物らのキャラクターや物語を楽しむ目線で読んだ方が、より楽しめるかもしれません。
GW中に少しずつ読みましたが、いずれの短編も読み応えたっぷりで、いずれ時間を置いて再読したい1作でした。
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発表順に読みたいので途中叡智の作品を挟みつつ読みました。
ボヘミアの醜聞のアイリーンの去り際の鮮やかさ、最後の挨拶がヒントとチャンスになっているのがやられっぱなしでは終わらないプライドとホームズは悔しさ倍増だなと感じました。
好きなのはオレンジの種五つでした。どうして一人で帰らせちゃうんだとは思いましたが、現実の組織が登場したり、余韻の残る終わり方が好きでした。
青いガーネットは先を見通して寛容になるというのはよかったのですが、共犯者の小間使いはどうなり、配管工はどう説明し解放されるのか気になりました。
ホームズとワトスンの信頼関係が垣間見える部分や、四つの署名で感じたワトスンの奥さんの有能さが健在であることもちょっとした記述で感じられて良かったです。
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短編集で各物語が40p程なのでサクッと読めて面白い。
深掘りまではしないものの各物語が綺麗に纏まっており、しっかり楽しめます。
また、他の作品でもあるのですが、作品で記されていない人物や事件、出来事を会話の中で出す事でホームズ達が生きているようなリアリティを補強しており、世界観に厚みを持たせている?為、没入感もあります。
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『シャーロック・ホームズ傑作選』と共通の物語が多め。訳者が違う方で今作の方が恐らく古いので少し読みにくい印象。
ボヘミアの醜聞
アイリーン・アドラーとの出会い。
赤紙組合
花婿失踪事件
ボスコム谷の惨劇
オレンジの種五つ
唇の棙れた男
青いガーネット
まだらの紐
花嫁失踪事件
椈屋敷
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ホームズといえば私はマトモに読んだことはなく、かろうじて名前だけ知っている『緋色の研究』や『四つの署名』は長編でこちらとは別のお話。『赤髪連盟』はこちらの短編集の1つに含まれてました。
さて、初めてホームズにふれて、『読者も参加できる推理小説』だと勝手に思い込んでたのがすかされました。そうできなくもないけど、情報やヒントが読者に無いことも多々なので、『奇妙な事件楽しみ、それをホームズがどう事件を解決するか』と『ホームズ』のキャラクターを面白く読む作品だと感じます。
実際、多少強引なとこもあるように感じなくもないけど、それを差し引いてもどれも面白かった。
アガサクリスティのような現代推理小説の元になったような参加できるのも好きですが、こちらもファンになりました。
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短編集。どれも面白かった。
好きなのはまだら紐と椈屋敷。
唇の捩じれた男はその後どうやって生活してくのか気になりました。
というかそれで、家族食わせてたってどうなの…。
花婿疾走事件は是非民事でお願いしたい。最低の男でした。逮捕して欲しい。乙女心弄びやがって。
赤髪組合は途中からなんか知ってるなこの話ってなったんですが、おそらくコナンかな。なんか言ってたような。
楽しみにしてたボヘミアの醜聞は、思ってたより普通。
作者?ワトソン?がそう言ってるならそうなんでしょうが、ホームズがアイリーン好きって感じがあまり伝わらないというか。一目置いてる感じはしました。
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シャーロックホームズの凱旋という小説を読んでからの初ホームズでした。
最初翻訳がなかなか時代を感じるもので戸惑いましたが、慣れれば不思議と味があっていいとさえ思えました。
驚くようなトリックはないけれどシンプルだからこそ分かりやすく、短編集という事をあって非常に読みやすかったです。
ワトスン君もいいのですがやっぱりホームズの個性が強く未だに色褪せない魅力を感じました。
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シャーロックホームズ入門書といっていい程度の読みやすさ(改版)であり、短編集なので飽きることなく読み進められる。全体的にヴィクトリア朝の空気を味わえるが、「まだらの紐」など冒険というより若干ホラー、サスペンス、ミステリアスな雰囲気のものもあり、それがまた脳内に鮮明にイメージしやすく書かれており面白い。語り手が医者のワトスン博士であり、彼が体験した話を我々読者に語り聞かせる形式で、これがまた安心して読める構成となっているのも深い。
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「赤毛連盟」「唇の捩じれた男」「まだらの紐」など、誰もが知っている名作ばかり。そんなアホな!なオチが多く、小学生の時はうまくハマらなかった。しかしながら、時代背景などを踏まえると、感心してしまう。
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赤髪同盟、いつもながら発想が天才
その代わりやっぱり頭使うというか
記憶細胞、仕事してる?って聞かないと!
なんか仕事で疲れたり、失敗じゃないけど
凹むことがあった時は読む体力無さそう。
あくまで順調な時に、腰を据えてふんふん読みたいやつだね゚゚\(´O`/)°゜゚
でも話はめっちゃ面白いから
忘れた頃にまた読みたい。薄いのもいいところ
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初めてシャーロック・ホームズを読みました。
100年以上前の作品にも関わらず、推理小説として面白かったです。
ホームズとワトソンの軽妙な会話のおかげで、作品全体が明るく軽快で、読みやすかったです。
ホームズのファンになりました。
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実は、ほぼ初めて読むシャーロック・ホームズ。
私の世代としてはやはり『名探偵コナン』の影響がとても大きく、「ベーカー街の亡霊」が公開された頃に”シャーロキアン”に憧れて図書室にあったホームズに触れたりしました。
しかし、子供向けならまだしも原作は当時の私にはなかなか難しく……あれはハードカバーだった記憶があるのですが、どこの出版社だったのかなぁ。この『シャーロック・ホームズの冒険』も借りたものの、ほとんど読めず返却した少々苦い思い出があります( ˊᵕˋ ;)
今回はしっかり読破でき、なんだか感慨深いものがありました。
短編といえど読み応えのあるお話が十編収録。
はっきり結末を覚えていたのは「まだらの紐」だけなのですが、別の作品で目にしたような展開も多く、今さらながらコナン・ドイルの影響力の大きさをしみじみ感じました。
ホームズが敗北する「ボヘミアの醜聞」から始まるのも面白いところ。
そんな方はいないと思いますが、本書からホームズに触れると「ホームズって完全無欠じゃないの?!」と意外に感じるかもしれませんねぇ。
私の中で印象的だったのは「青いガーネット」と「まだらの紐」。
○が苦手な私にとって、「まだらの紐」は恐怖でしかありません……!屋敷に着いた時の雰囲気もおどろおどろしくて◎
また、時代が下ったクリスティー作品を読んでいると”ヴィクトリア朝時代の生き残り”なんて表現される人物が時々出てくるのですが、まさにその時代なので雰囲気を味わえるのもとてもよいです。出版社ごとの読み比べも楽しそう。
ただ収録話の関係か、結婚しただけで命を狙われる娘さんが多く、職業婦人が登場するクリスティー作品に惹かれるのはそういうところなのかな〜と思ったりもしました。
『緋色の研究』『四つの署名』も続けて読んでいきたいと思います!
Posted by ブクログ
娘の財産を狙った父の話が多かった。
まだらの紐と、青いガーネット、赤髪組合は好きだっかな。
すこし表現がまわりくどくて、わかりにくいところもあった。
Audibleでもあったがこちらは角川文庫版で、こちらの方がわかりやすかったと思う。
Posted by ブクログ
赤髪組合やまだらの紐など名作揃いの短編集
ホームズは探偵小説であり、要はヒーローものに近しいということは以前も書いたが、それが改めて思わされる話も多い。
ユーモアある作品も多いが、まだらの紐はミステリー感もあってよかった
Posted by ブクログ
個人的には読むのにあまりスピードが乗らず退屈してしまう類なのですが、短編ということもあり手早く楽しめました。
後半は流し読みしてしまったのでそこまで魅力を見つけられませんでしたが、ボヘミアの醜聞や赤髪組合など非常に読み応えがありました。
Posted by ブクログ
子供時代をも含めて何度目かの再読。赤髪組合、まだらの紐は有名だが、花嫁失踪事件や花婿失踪事件、椈屋敷など忘れていたその他エピソードも改めて読むと面白かった。
ひとつひとつの話は短いが、真相解明まで起承転結がしっかりとしており、また、読者でもある程度の推理はできる適度な難易度。(たまに、他の短編推理小説を読んでいると、読者が真相解明することは不可能な情報量の足りない作品もあったりするのに対して)謎解きだけでなく、内容を知っていても何度でも楽しめる作品。
Posted by ブクログ
面白かった。
翻訳されているからかも知れないけれど、無駄がないというか、不要な表現がないというか。
作中ホームズが語るように「謎と、その答えまでの道筋のみが大事」という物語の根底にある「ホームズの考察」が面白いんだなーと感心した。
短編集だったから読みやすかったってのもあるね。
Posted by ブクログ
訳が古いのもあって、読み進めるのに時間がかかった。
話自体は有名なものが多かったので、流れはだいたい知っていたが、やはり謎解きの工程が面白い。
行動の描写やら、ロンドンの雰囲気は映画化されたものが分かりやすい。
久しぶりに読んだが、四つの署名やバスカヴィル家の犬も読んでみようと思った。
Posted by ブクログ
小学校以来だからおよそ10年ぶりの再読。なんだか結婚やら親子関係やらに起因した犯罪が多いのは時代柄か?
気に入ったのは赤髪連盟、唇の捩れた男、椈屋敷。かの有名なアイリーン・アドラーの登場するボヘミアの醜聞も含め、これらを読まずにホームズを語れまい。
どれも依頼人から聞く話は興味をそそられつつも真相を全く読めないのに、結末は奇想天外かつ単純明快。このすっきりとした後味の良さはミステリでそうそう味わえるものではない。金字塔と呼ぶにふさわしい。
ずっしりした短編揃いであり、依頼人からまず粗方の事件内容をバーッと語られるのもあり、読んでいてやや疲れる。が、それは私が悪い。
ではなぜこれだけ褒めておいて☆3かといえば、どうにも訳がまずい。乱歩やポー作品のような時代を感じさせる上手い訳になっておらず、ひたすら読みにくい。文語的だからというだけでなく、止まって咀嚼しないと意味を飲みくだせない箇所がある。
小学生の頃にどの出版社のを読んだか記憶がないが、もう少し上手い訳のがないものかなぁ。『バスカヴィル家の犬』ではそんなに気になった記憶ないけど。
蛇足。
ホームズものがこれだけ人気なのは、ワトスンが読者である我々一般人の視点にほど近い感覚を持ちながら、ホームズから寄せられる信頼・友情・親しみが彼を通して存分に感じられるゆえではないか。その魅力がたっぷり味わえる短編集だと思う。
Posted by ブクログ
10の短編が収録されています
今更レビューが必要な本とも思いませんが、短編でサッと読めるので初めてホームズを読むにはちょうどいいのかなと思いました(シリーズ的な一作目は別にあるので時系列とか色々意見あることとは思いますが)