松浦弥太郎のレビュー一覧
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【学びたいこと】
松浦弥太郎さんの『 アイデアの毎日 』を読んで、豊かで丁寧、そして品のある生き方に強く惹かれた。
本書を通じて、松浦弥太郎さんの「人生を豊かにするもの」の価値観や考え方をさらに学びたい。
【質問】
Q1 ものを選ぶセンスや、買うセンスとは?
Q2 著者の服の考え方は?
Q3 センスを磨くルールとは?
【本書の答え】
A1
・買い物とは、自分の好みや美意識を確かめる作業。小さな選択の積み重ねが、自分らしいセンスを育て、人生を美しくしていく。つまり、買い物は「自分を知るための学び」という営みである。
・「なんでもいい」は、人生を雑にしてしまう。「これでなければ嫌だ」と思えるものをいくつ持てるかが、人生の豊かさにつながる。こだわりは自分らしさを育む。
A2
・着こなしを楽しんでいる人は、どう見えようとも素敵。
・「おしゃれすぎない、頑張りすぎない、キメすぎない」。そのうえで、少しだけ崩す。完成された侘び寂びに、照れ隠しを加えるような美学。
・美しさとは調和。お気に入りをひとつ見つけ、それに合うものを選ぶ。
A3
・ものを少なく、空間を広く。
・平凡で良いものを選ぶ。人間の気配や温もりを感じるもの。
・後ろ姿を意識する。荷物が多いほど背筋を伸ばす。
・美しいものは親切や真心、工夫のあらわれを感じる。誰かを思う気持ちや自分を大切にする姿勢。
・起床時、終始時に「ありがとう」を口にする。
【本の概要】
本書は「人生を楽しむとは、小さな体験や日々の選択の積み重ねである」という価値観を通して、著者なりの“豊かさ”を描いた一冊。
著者は、エッセイスト・実業家であり、『暮しの手帖』元編集長の松浦弥太郎。
・人生を楽しむとは、特別な出来事ではなく、毎日の中にある小さな喜びを見つけられるか、それを見つける自分の目を養うことが豊かな人生につながる。
・欲しいものを限りなく求めるより、手元にあるコーヒーやお気に入りの服をありがたいと感じることが心を安らかにする。
・人生を楽しむには、大きな夢を追うことより、「どんな人間でありたいか」を考え、日々の「受け止め方」と「積み重ね方」に宿る。態度・言葉・行動・感謝を大切にする。
・ものは所有せずに預かる精神。お金を払って使わせてもらう。丁寧に扱うようになる。
【感想】
・特にあとがきが印象に残った。
・豊かさとは、小さな幸せに気づき、小さな楽しみを見出し、それを積み重ねていくことなのだと理解した。
・自分は、物事や人を前向きに捉えられる性格だと思う。幸せや豊かさを感じ取る素質は人一倍あると感じているため、この感性をさらに伸ばしたい。
・何を面白がれるか、何を幸せだと感じるかには、その人らしい独自性がある。豊かさとは「幸せや楽しみの数」であり、独自性とは「幸せや楽しみの切り口」なのかもしれない。
【実践すること】
・小さな楽しみを見つける目を養うために、通勤時や朝の運動中に感じた違和感をメモする。そして夜に、言語化ノートでアウトプットする。
・物事を前向きに捉える習慣のために、言語化ノートは前向きな結論で締める。 -
Posted by ブクログ
松浦弥太郎シリーズ。幾度となく、呼びかける新鮮に物事を見て、好奇心を持って接すること。新しいことに、素直に向き合う。いま、そこにあるものをありのまま受け入れる。実は、これは非常に難しいことだ。例として、和食器など、作り手の心が伝わるものを食事の時に取り入れるというのも、まさにそのひとつ。こだわって、合わせて、使う食器。食べたら、一瞬だけれど、その後も、そのアートが心に呼びかけ、食事をもっと素晴らしく、おいしくしてくれる。岡田釜のブルーの器、飯高さんのお茶碗、など本当に何気なく、さらっと使っても存在感がすばらしい。
1日30分ランニングしてみる。誰にも言わずに、そっと始める。ランナーらしい、当たり前に走っているけれど、その始まりの時を思い出して書いているのだろう。億劫で、流石にシューズどうするとか、ハードルがある。でも、走り始めたら、その気持ちよさに、止まらない。最初の苦しい2キロ。今では、不思議なくらい気持ちがいい。毎週15キロまで伸ばし、海沿いと川沿いのミックスコースを走る。暑いシンガポールは、早朝か、夜遅く。夜12時に戻ってくると、結構眠れなくなってしまうのが難点ではあるが。走ることの効用は自分との対話としている。汗をかく事で、うちなるモヤモヤを外に出す効果が、個人的には最も大きい。ものすごくポジティブになる。アドレナリンとか、科学的な分析はどうでもいい。個々が、何かを始める。そのエネルギーこそが最大の効用だ。
窓ガラスを磨く。これは、かなり余裕がないといけない。最近毎週やってみて、ものすごく気持ちがいい。香りを楽しむ、というのも大事だが、これは同居している家族によるか。自分勝手な香りは迷惑だから。陶芸のワークショップ、ジンづくり、ちょっとやってみよう。歌舞伎や能を味わう。これは海外に出た時に、最も効果の高い活動と言える。日本の文化、娯楽の起源を知らない人がいて驚くけれど、当たり前に体験しておくべきところだろう。本書は、日本にいる、日本人がメイン対象の読者と思われるが、実は海外の方にも同じことが言える。自国の文化、ルーツは何か?と問われるスタディーセッションがちゃんと行われているのもそうだ。アイデンティティ、今いるシンガポールが最も失ってしまった大事なものでもある。
街の小さな博物館を訪れる。これも素敵だなと。でも、もっと素敵なのは、旅行先で必ずアートミュージアムやイベント、博物館に訪れることだ。それぞれ文化が異なり、それを体感する。チームラボのようなデジタルも素敵だけれど、いわゆる郷土の文化も大切だ。パースで訪れた博物館では、アボリジニのアートや迫害の歴史、そこへのレジスタンス、共生、がテーマになっていて、心打たれるものがあった。作者の思いは、こういうふうに広げてみてもいいと思った。
自分自身は音楽が大好きだ。1曲を丁寧に聴く。ターンテーブルにレコードを乗せて聴く音楽はまさにそれ。大事に、からだ染み込む。
ひとつひとつが、シンプルで、別にそれをやってもやらなくても、という手間のかからないことが並んでいる。でも、この一歩、小さい努力というか時間を使うという勇気こそが人を変えるんだろう。常々、変わった瞬間は、住む場所や働く場所を変える、付き合う人を変える、時間配分を変える(何かに時間を使うことにする、または使わないことにする)という3つがきっかけになっている。これを導くものでもあるような気がしていて、すごく共感する部分がある。特に、スマホを触る時間の長さを考えてゾッとする毎日、おそらくスマホ時間分、人生を損していると言ってもいいだろう。顔を上げて、景色をみる、友達の木を見つける、匂いを感じる、違う道を行く、知らない駅に降りてみる、全ては携帯電話にかき消されてしまう。面白いものがありそうで触り続ける携帯電話を切り捨てる。これが自分の土日の過ごし方ではあるのだけれど、カフェで携帯を触っている人の多さに、本当にゾッとする。これを弥太郎さんはどう思ってみているんだろう。これを変えるにはどうしたらいいんだろう。変えたほうがいいと思うことが前提で、そうではない人たちの死ぬ時の後悔、携帯をたくさん触ってよかったなあとは思うまい -
Posted by ブクログ
ネタバレカフェの本棚で出会って流し読み。至高の1冊。
経営者・仕事のプロとして、誠実にスタンダードを高めて仕事をしてきた方の言葉が100個。
_φ(・_・印象に残ったこと
・自分以外の誰かがどうしたら喜んでくれるかをいつも考える。
・仕事は常に先手。準備段取りを入念に。
・1日に1つ新しいチャレンジ
・★「ありがとうございました」に1人1人にひと言言葉を添える。(例:遠くから来ていただいてありがとうございました。雨なので、お気をつけて。)
・お客様に決して馴れ馴れしくしない。(友達になってはいけない。必ず敬語を使い、いつも礼儀を忘れないこと。この線を超えず注意を払うのが、プロ。)
・1日に何度も身だしなみを整える。だらしなくないか。
・原理原則は「正直、親切、笑顔」(壁に当たった時に立ち返れる心強いもの。
→自分も、自分の原理原則を持とう。自分の場合は「心身が魅力的に」という思想に反しない選択と行動をすること。 -
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「人生を楽しむとは「いま」を大切にすること。そして、すべての出来事に意味を与えるのは、自分の態度と言葉、そして行動、その先に生まれる感謝である。」
終わりに書いてあったこの言葉、小さな紙に書いて、いつも持ち歩きたい。
いつも本を読む時は気に入ったところにブックマークをしていくのだけれども、今回のエッセイは特にはっとした言葉が多くてすごくよかった。
○あしらいの上質さやセンスの素晴らしさを伴い、美しく整うには…「何か1つ、自分が好きだと思うものから考える」花瓶でもよし、絵でもよし、椅子でもよし。毎日、自分に感動を与えてくれるお気に入りを“ひとつ”それに合うもの、それと同等の価値のもので揃えていくと、どんなものであっても、美しく整う。料理や着こなしも大切な組み合わせ。美しさとは調和であり、その調和とは常に“ひとつ”から始まる組み合わせ。
偶然にも、今年手に入れた車に合う生活やスタイルを確立していきたいなと思っていた矢先にこの文章と出会った。お気に入りのものを少しずつ組み合わせていくことを楽しもう。「車と自分の身だしなみをきちんとコーディネートする」という文章もぴたりときた。
○シェアとは、あらゆるものへの感謝の心持ちである。例えば、よく知っている者は、ちょっと知っている者に場所を譲るべき、そして、ちょっと知っている者は、知らない者に場所を譲る。こういう精神こそ、分かち合い、譲り合い、助け合い、といったシェアの本質。こんなふうに、仕事や暮らしと言うものは、いつも人と人の輪で成り立っていることを忘れてはいけない。
○「客ぶり」の良い人になる。
○暮らしで大切なのは「もう充分だ」と思える心を持つこと。欲しいものを限りなく追いかけるより、今手元にある1杯のコーヒーや、既に袖を通している1着を「ありがたい」と感じることの方が心を安らかにする。自分の言葉や態度、今の行動を選べる。できることに力を注ぐと、自然に心が軽くなる。そして、毎日の習慣を大切にする。夜はしっかり眠り、朝は深呼吸し、身体を整え、よく歩き、よく食べる。正直、親切でそして笑顔を忘れない。こんな小さな繰り返しが、何があっても心を自由にし、今この時をリラックスさせてくれる。
人生を楽しむというのは、大きな夢を追うことよりも、自分はどんな人間でありたいのかと考え、そうした日々の「受け止め方」と「積み重ね方」に宿っている。
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本好きならエッセイを書いてみたいと思う人は多いのではないかな。
松浦さんは、もうエッセイの達人だけど、どうしたらそんなふうに書けるのか。
な、ヒントがたくさん詰まっていた。
自分なりの「秘密」を見つける。
自分の大切なものについて、もっと考える。
疑問を持つ。
「わかる」ことを増やす。
など、なるほど!と思うこといろいろ。
これが、意外と難しい。
意識していないと、なかなかできない。
でも、この本はエッセイの書き方の本ではない。
エッセイストのように生きるには、どうしたらいいか、のアドバイス。
ありきたりな毎日を、いかにアンテナを立てて過ごすか、が大事。
その中で、考える時間を持つこと。
時には、考えずにリラックスして過ごすこと。
でも、私もエッセイ、書けるようになりたいな。
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前提3つ
1. 採用されるチャンスは常にある。出会いから生まれるチャンス。
2. 人は自分を助けてくれるものを探して、それにお金と時間を使う。
3. 収入は感動してくれる人の多さに比例する
・最高の歯車になろう
・毎日見えないところで人一倍努力していることは相当な感動を人に与える
・本は一冊
・好奇心を持つ
・コミュニケーションはキャッチボール
・小さな約束を守る。信用につながる
・仕事に異性関係を持ち込まない
・トイレ休憩で息抜き
・人を見た目で判断しない。金持ちほど普通
・自分メディアを持つ
・新しいニーズとは常に生活まわりに存在
・自分のブランディングをしておかないと、何かの機会に自分の名前が挙がった時、周囲は自分のスペックを即座におもい浮かべてくれません
・ネガティブなことは言わない
・常に周りを観察する -
Posted by ブクログ
著者の文章を読んでいると、その言葉にずっと触れていたくなる。触れるというよりも、むしろ「浴びていたい」と言った方がぴったりかもしれない。
とにかく心地いい。
それでいてシャキッと背筋が伸びる思い。
さまざまな思い出が綴られています。
大好きだったお祖母様との思い出にはそのお人柄が滲み出ていて、こちらまで優しさに包まれたような気持ちになり、お父様との最後の言葉では、終わってから始まる新たな関係に、切なくも愛しい気持ちがわき上がってきました。
飛行機で乗り合わせた人との会話、カナダで入った親子でするマッサージ体験など、小さな思い出のひとつひとつがこうして集まり、著者の言葉のフィルターを通して語られると珠玉のエピソードへと変わる。
文字を追いながら、とても満ち足りた優しい気持ちになりました。
また、著者の考え方に触れて、こんなふうに毎日を心地よく過ごしたいと思いました。
何回読んでもやっぱり松浦弥太郎さん、いいなぁ。
『身だしなみというのは、暮らし方、生き方、自分の美意識のあらわれであり、日々の一生懸命ということだ。』