あらすじ
50歳になったら「自分の物語」をはじめようーー
松浦弥太郎流・これからの人生がおもしろく、楽しくなる47のヒント
まるで 10歳の少年のように、大人こそ無邪気に生きよう
『今日もていねいに』『しごとのきほん くらしのきほん100』『エッセイストのように生きる』など、数々のベストセラーを世に送り出したエッセイの名手・松浦弥太郎による
50歳からの人生を「おもしろく・楽しく」生きるための47のヒント。
・50歳になったら「自分の物語」をはじめよう
・あたらしいコンセプトを自分にプレゼントする
・しがらみを断ち、期待をかわす
・問題を防ぐには「過ぎないこと」
・週1日はブランクデー
・高級感より清潔感
・お金は「ちょっと足りない」くらいがちょうどいい 他
――――――――
50歳になって、これからどうしようという人は多いと思います。それはきっと、誰もが感じる人生の疲れの一つかもしれません。僕自身もそうでした。これまでの仕事や生活をただ続けていくだけでいいのか。そんなふうに思うと、疲れがいつしか無気力となり、そのままゆっくりと老いていく自分を受け入れるしかないのかと、不安や孤独、焦りを感じてしまいます。
50歳という現実を受け入れて、これから何をどうやってがんばっていくのか。
そう考えたとき、少し力を抜いてみようと思いました。ふりかえってみると、社会人になってから今日まで、負けてはいけない、やらなきゃいけない、ちゃんとしなきゃいけないと、ずっと力を入れ続けてきました。
もちろん、これからもがんばりたい。でも、今までとは違う、「あたらしいがんばり方」を見つけたい。力を抜いて、本当の自分に立ち返って、これからの人生をおもしろく楽しく生きていきたいと思いました。
「こう見られたい」という自意識、「これだけは絶対に譲れない」というプライド、「大人ならこうあるべき」という固定観念。そういうものはこれからの人生において何も役に立ちません。一つずつくるくると丸めてゴミ箱にぽいと捨ててしまおうと思いました。
そうしたら、眠りから覚めたものがありました。それは、大人になるにつれ、自分の心の奥にしまい込んでいた少年の自分でした。自由で天真爛漫、夢と憧れに満ちて、なんでもやれる、なんでもやってみたいというチャレンジ精神とアイディアにあふれ、好奇心旺盛な行動力に満ちた、いつかの純粋な自分が現れたのです。まさにセカンド・バースデーです。
もちろん、経済的に余裕があるわけではないので、しっかり働かなくてはいけません。でも、その働き方にもあたらしい働き方があると思うのです。そんな僕の考え方や気づきから生まれた「あたらしいがんばり方」を、この本を手に取ってくれた皆さんと分かち合えたらうれしいです。
(「はじめに」より)
――――――――
こんな人におすすめです
・「これからどうやって生きていこう」と悩んでいる
・仕事や人生に疲れを感じている
・物事に対して無気力になりがち
・これからの人生に不安や孤独、焦りを感じている
・「ちゃんとしなくちゃいけない」とついがんばりすぎてしまう
――――――――
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても読みやすく、内容も素敵な本でした。
私は40歳ですが、気になって呼んでみました。
特に印象に残ったところ
・軽やかに、過去を手放す
過去の経験にしがみつかず、ちょっと役立てるくらいの感覚で活かす
・ストレッチの効用 自分の可動域を広げよう
運動をしようと試みたことあるが、ストレッチをしよう、と思ったことなかった。ストレッチ専門のパーソナルトレーニングに通おうと思った
・アウトプットする
日本は長らくインプット文化である。
アウトプットしようと積極的にトライする姿勢が大切。
・「むり」と口にしない約束を
むりという言葉は自然に言ってしまっていた。
言葉で口にするとその言葉を聞いた脳が「ああ、無理なんだ」と理解して、そう思い込んでしまうそう。
出来るだけ前向きな言葉を口にして脳に言い聞かせていると、だんだん思考や行動がプラスに向いていく。
・「たぶんね」「そうかもね」と力を抜いて生きていく
日高さんという方の本で「すべでの事象はまだ完全に解明されているわけではない。だから、人間がこれまで得た知識もすべて幻想だと思ったほうがいい」というメッセージがあり、目からうろこだった。
世の中に確定しているものは何もないという前提で、力を抜いて柔らかい思考でいたいと思う。
・お金は「ちょっと足りない」くらいがちょうどいい
ハリのある毎日のためにはちょうどいい。
Posted by ブクログ
50代半ば。都会→田舎へ移り、全く違う仕事につき。
いろいろある中で、自分では満足しているけれど、「これでいいんだっけ?」って思うところ、他の方の考え・生き方に触れられて、安心したところがありました。
Posted by ブクログ
20240927
50歳になったら自分の物語をはじめよう。
まるで10歳のように大人こそ無邪気に生きよう。
プロジェクトをはじめる。
行き詰まったら行動の量を増やす。
移動の距離は感動の量を増やす。
高級感より清潔感。
セルフケアとしての読書。
お金はちょっと足らないぐらいが丁度良い。
など、大いに共感できる内容ばかり。
自身、50歳を過ぎた今まで、世間の常識、体裁をきにしながら、家族のために自分を殺して頑張り過ぎている事にふと気付かされた。
これからは二度目の人生を遠慮せず、好きな事を楽しくやっても良いんだと心が解放された。
Posted by ブクログ
最近の松浦弥太郎さんの本の中では好きなほう。
思考や生き方に刺激を与えてくれるフレーズはいろいろあったけど、特に心に残ったのは下記の2つ。
年齢を重ねるほどに、「ベテランの職人」になるのは簡単。でも、僕はいくつになっても「不慣れな新人」でありたいと思います。(22ページ)
⋯内情を知り過ぎることで言いたいことを言えなくなる自分が、きもちわるいのです。
自分らしさを失ってイエスマンになるのは⋯違和感があるのです。(137ページ)
Posted by ブクログ
人生の先輩の話を聞くのは面白い。50歳からを新しい人生の始まりと捉えるのっていいな。
【心に残ったこと】
○面白く、楽しく、好きなように
(人生、かくありたい)
○自分の可動域を広げる
(心も体も柔軟性が大切)
○ChatGPTを使う
(風の時代だし、ぜひとも新しいことに挑戦したい)
○アウトプットする
(インプット過多なので、アウトプットの割合を増やしたい)
○週一日はブランクデー(White space Wednesday)
(55歳からは水曜を休日にして週休3日にしようと数年前から計画していてびっくり!)
Posted by ブクログ
50歳を過ぎて、棘がなくなって、丸くなった松浦弥太郎氏の、ふんわりとした老前、老後生活といってもいい本。
無気力に対処する。まずは、このモラトリアムをどうするか。こういう時を感じている人をたくさん見てきた。優秀と言われている人は、こうしたモラトリアム時期にも、全く速度を落とすことなく走っている。この違いはよくわからないが、仕事というより仕事にまつわる何か、優越感とか仕事を完遂した時の高揚感とか、なんかそんな小さいものでないといいのだけれど、そうしたものがエナジーになっている。そうではない人、冷静に自分を見つめている人は、今こんなことやっていてどういう意味があるのか、と考え始める。そういう時こそ、Todoリストで何も考えずに実行していくというソリューションが書いてある。
しがらみを断つこと、それなりでいいという達観を持つこと、そしてなんだってできずぞ、ついでにお金もあるぞ、最高じゃないか50歳。そういうメッセージをもっともっと大人が持っていくと、いい社会になるのかもしれない。
Posted by ブクログ
自分のコンディションをいい状態に保つために、暮らしのリズムをデザインする
お金は信頼に応じて変動する「預かりもの」
僕にとっては、自分のストーリーがいちばんの財産です
Posted by ブクログ
わりかし、何歳は〇〇をやるべき本が好きで、松浦氏の本があったが、まだ早いが読んでみる。
最初の項の「50歳になったら自分の物語を始めよう」の項目で、最近は生活も落ち着いており、登山などの趣味の時間も充実させられているなあ、私は私の物語を始められていると感じ嬉しくなる。
・出来ている様に思う
10歳の少年のように無邪気に
・同意
人には2種類の人がいる「リスクを歓迎する人、避ける人」
移動の距離は感動の量を増やす
・なるほど
生きる意味の一つとして「自分のストーリーを作る」
Posted by ブクログ
50歳を0歳、セカンドバースデーと考え、人生の再スタートという考え方。
10歳の少年のように無邪気に生きる。
自分を知り、これからの自分のコンセプトを決める。
青少年だった頃、何が好きだったか?
どういう人と付き合ってきたのか?
その記憶を手繰り寄せて、どんなプロジェクトを描けば自分が元気で溌剌と生きていけるか考える。
自分が感動して、体験したことは埋蔵物としてが溜まっていく。それがその人らしさにつながっていく。
特に面白かったのはストレッチの話。自分で自分の可動域を決めないこと。これだ!脳にまだまだできる。まだまだ伸びる、まだまだ自分の興味やできることは増えていく。そんな意識をもって生きたくなった。まだまだ2回めの思春期。
Posted by ブクログ
私も絶賛50歳からの生き方探し中
これらの心構えをヒントに、自分の正直な気持ちを探り当てたい
10歳少年のような遊び心を持って暮らすって、大いに共感できる!!!
Posted by ブクログ
先日読んだものに続き、松浦さんの本です。
今度は50歳というタイムリーな年齢にスポットをあてた内容です。
50歳から新たな自分としてどう生きようか…と考えることもあり、ここ1、2年少しずつ歩み出しては来たのですが、どうも自信が無いと言うか。
そんな私の背中を押してくれるような内容でした。
中でも、
ストレッチで自分の可動域を広げること
これまで感動してきたことは自分に埋蔵されていること
について書かれたところは、とても心に残りました。
2025年はお馴染みの運動に加えて、ストレッチに力を入れようと思います!
そして、HSPであるが故、非HSPの人より感受性が強いことを武器にして、これからもたくさんのことに感動して自分の魅力や強みにしていこうと思います。