松浦弥太郎のレビュー一覧
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とても良かったです。
心が苦しくなったときは、こういう捉え方をすればいいのか!という内容が具体的に書かれているからです。
例えば、
自己嫌悪に陥ったときは、すぐにできて、自分が得意で好きなことをすればいい。
自信がもてないときは、自分の長所は他人からみると案外羨ましいものかもよと思う、そして、それらをもっと「味わう」
臆病になって動けないときは、行動すると絶対になにかしら発見がある、次のステップが見つかると自分に言い聞かせる。
見た目のコンプレックスで悩んだときは、
見た目についての責任を、自分が負う必要はないと思う(自分がつくったものではないから。逆に自分でつくれるもの、すなわち自分の言動や態度、生き方には責任を持つ)
といったことです。
心にそっと寄り添ってくれる、やさしい本でした。
弥太郎さん、ありがとうございます。
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Posted by ブクログ
お金、順位、そういうものにとらわれないで生きよう。肩書き、出世、そんなちっぽけな話はどうでもいい。また、そこにこだわれば自分らしさをときに失う。自分を裏切らない生き方が大事だ。他人にコントロールされている状態を忙しいという。確かにその通りで、実際に自分で自分の足取りをコントロールすれば、それは自分のペースになる。ただ、それが早いか、遅いか、世界とどう関連していくか、である。休暇が好きなのは、休暇によって無になる瞬間があって、その瞬間は、自分にとって仕事のモチベーションや、前に進める原動力となっているからだ。休みばっかり優先して仕事がおろそかになっている、そんな人は評価されるはずもない。休暇をとっているのに休んでたんですね!存在感ありすぎて、休んでないかと思ってましたというくらいがいいのかも。主体的に生きていれば忙しいなんてことはない。ただ、いろいろな人のエクスペクテーションってあるわけで、それを満たそうとして忙しくなることってあるわけで、そういう忙しさを楽しめるかだと思う。
遅刻したら素直に謝る。遅刻は、相手の時間を奪っていることだからだ。というのは本当にわかる。上司と合わなくても、ちゃんと言葉にすること。慎重にとかいてあるところが松浦弥太郎さんの真骨頂と言えるだろう。素敵にやったらいいじゃないと。仕事と家庭のバランスも、完全にうまくはいかない。いまはこれを選択するということをしっかり決めて、もう一方にも心配りを忘れずに。いま、大切なのは何か?に集中する。好奇心と行動力。氏の英語を聞いたことがないのだけれど、ニューヨークに渡ったエピソードがあるくらいだから、喋れるのだろう。英語で大事なのは、気持ち。拙い英語でも何度も伝えることが大事。英語が堪能でも気持ちが伝わらなければ意味がない、彼の持っている気持ちが通じること、の意味を語学にも当てはめている。
きちんとしている日もあれば、そうでない日もある。それを含めて、人は生きている。
何もしない休日だって、人が生きていく上で必要なんじゃないのか。活動することが常に正ではない。確かに、コンドの部屋から外を眺める。素敵な曲をラジオで聞いたので、耳コピでちょっとギターを触ってみた。コーヒーを淹れる道具を変えてくれた。めちゃくちゃ美味しくなった。サラダを作って、レコードをかけ、体を揺らしながら、レタスを洗い、アボカドをきる。ドレッシングはいつものライムとオリーブオイルと塩だけのシンプルなもの。夕暮れ時、思う。幸せってのはこういうことなんだろうなと。松浦弥太郎さんは、村上春樹の小説にすごく感性が似ていると思っている。日常のキラリと光る瞬間を捉えて、そして教えてくれる。ニューヨークの街はいつもそうだったから、意味がすごく良くわかるんだ。55と54の間、8アベを抜けたところに夕暮れが差し込み、美しい街並みが浮かぶ。セントラルパークの手前で、うっとりと眺めた夕日を、松浦さんの文章を見ていると思い出す。何かをしないといけない、というこの強迫観念を捨てるべきというのが本書の趣旨の一つのようだ。アメリカでは、安全とお金以外は、固定観念を捨てられたように思う。相手をぶちのめすことが正で、ぶちのめされたら負けて、マンハッタンから退出する。それだけだ。固定観念なんか最初から必要ない。本を読むことは、自分の世界を少しずつ広げること。本当にそうだと思う。
人と価値観が合わない、空気が読めない、人間関係で悩んでいる人がおおいのだろう。価値観が異なる人と、感性が会うことで一緒にいたいと思えるようになる。つい、自慢してしまいたくなる人、自分にコントロールできることは、感情・行動・対応であり、それ以外は捨てる。
あとがきにあるように、自分の選択したことが、自分の中から出てきたものなのかが大事だ。自分という唯一無二の存在が選んだ選択、きっとそれは今日何もしなかったとしても、1日だからであって、それが悪いとか、えらいとかえらくないとかも関係ない。おそらく、ありのままを受け入れる仏教的な思想にも通じるところがあるなと思った。杉本博司さんのエキシビジョン、Form is Emptinessもおそらくそういう思想があるんだと思う。未来、将来、そこへの一歩は自分で決める。積み重ねたそのさきに、自分がいるんだろうからね。 -
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ほんの少しの好奇心とやってみようという気持ちがあればできる、具体的な「プチ行動」が100個紹介されています。
たくさんのお金がなくてもできるものばかりなので、「貧にして楽しむ」精神を育てることができそう。
言葉がきれいで表現が巧みなため、思わずやってみたいと思うことばかり。
早速やったことは三つです。
ゆっくりと靴を磨きました。
気になっていたお店に思い切って入ってみました。
そして、友だちの木をつくりました。
これから挑戦しようと思っているのは、
少しハードルが高いですが、
●小さな秘密を小説にしてみること
●偶然出会った人と話してみること
です。
日常が少しつまらないなと思ったら、
この本を見返そう。
強い味方になってくれそうです。
とても素晴らしい本です。
いつまでも無邪気さを忘れずにいたいと思います。
それにしても、
文章を読んで、一つびっくりしたことがありました。
弥太郎さんの文章といえば敬体文。
しかしながら、本作は常体文で書かれていました。
なにか心境の変化があったのでしょうか?
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ひとに何かを伝えようとするための文章と、自分の考えを述べる文章では、間のとり方も選ぶ言葉や漢字、かなの使い方だけでなく口調まで変わると思う。
やさしく寄り添う文章には、読みやすくほどける工夫がされていて、脳をハードに使いすぎて眠られないときに、このやわらかく読みやすい文章に救われるのではないのだろうか。
人間の悩みは何年経っても、きっと過去でも未来でも永劫変わらなくて、現代に生きる我々のほうがすこし知りたいことも知らなくていいこともすべて情報を得られてしまうから辛くなってしまう。
悩みの形は同じだけどツールの進化だけは進化し続けている。
昔に出版された本では悩みに寄り添ってはいても、たとえばSNSとの向き合い方などは令和に生きる、この本を手に取る悩める我々にとって一筋の光になるのではないだろうか。
だから悩みそのものは変わらなくても、その時代を生きる人に寄り添う言葉は少しずつ変わっていくのかもしれない。
眠られないわたしは、ゆるやかな文章に救われる感覚があった。 -
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ネタバレ自分で問題を見つけ、答えを考える「独学」。一日に一つ何かを学ぼうとする心持ち。そんな『自分プロジェクト』という考え方は素敵だなと感じる。
また、「明日で命が終わるとしても、後悔せず、おだやかに世を去る方法ーーそれは、今日をていねいに生きること。」であると著者は言う。なるほどと思うが、自分自身は毎日をていねいに生きているとは言いがたく、反省すべき点が多い。
「読み終わったあとの記憶や書かれていた内容はどうでもよく、読書の楽しみは「読んでいる時間そのもの」にあるという言葉にもハッとさせられる。自分の読書スタイルが窮屈なものになっていないかとまたまた反省。
読んでいて反省させられることが多い読後感だった。 -
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【学びたいこと】
松浦弥太郎さんの、品のある豊かな暮らし方に憧れている。また、余白の時間を持つことで、豊かでユニークな出来事が生まれる余地をつくりたいと感じている。
本書を通じて、余白時間のつくり方や、豊かな人生を送るための考え方を学びたい。
【質問】
Q1 余白時間の作り方は?
Q2 豊かさとは?
Q3 何を基準に思考や行動を手放すべきか?
【本書の答え】
A1
①持たない:余計なものを持たず、「なんだか好き」「これがいい」と思える特別なものだけを持つ。
②比べない:自分のものさしで成長を測る。人それぞれの価値観や違いを尊重できるようになる。
③考えない:きちんと考えるために、余計なことを考えず、考える時間を決めて、そのことだけに集中する。
A2
・豊かさは人それぞれであり、自分が何を感じているかで決まる。
・著者は豊かさを「安心感に包まれていること」と定義する。大切な人と、互いに尊重や愛情を持ち、「ひとりきりではない」という感覚を持つこと。人とのつながりを実感できているからこそ、「ひとり時間」「本を読む時間」「思索にふける時間」も豊かなものになる。
A3
・自分が関心を寄せられるものか
・自分でコントロールできることか
【本の概要】
本書は、たくさんのことを「考えすぎる」のを手放すことで、本当に大切なことをきちんと考えられるようになることを示した一冊。
著者はエッセイストの松浦弥太郎さん。
・著者はマルクス・アウレリウスの『自省録』を自身の哲学のもとにしている。自分がコントロールできることだけに集中し、変えられないことは考えない。
・「大切なことを、大切にする」。
・持たないためには、自分にとって代えのきかない特別なものは、思い切って所有する。
・情報も持ちすぎない。イヤホンをせず、日常の小さな感動や刺激を受け取り、自分との対話をすることが豊かさにつながる。
・特別な力がなくても、優しさや感謝を持つ人格こそ絶対的な価値である。自分年表をつくることで、自信が湧いてくる。
・スマホを片手に映画を見るよりも、映画館で一つの作品に集中して味わうほうが、体験の質は高い。一つのことに集中して味わう。
・「忙しい」と口にしない。言葉は自己暗示になるため、前向きで主体的な言葉を使う。
・今日が幸せなのは、過去の自分が努力したり、人に丁寧に接したりしたから。過去の自分を褒める。
・偶然は、日々の生き方や人との関係性によって生み出すもの。
・著者が身につけたい品性は、「人にやさしく、誠実で謙虚であり、感謝を忘れないこと。自分との約束を守るために努力すること」。そして、相手を全肯定で受け入れること。
・相手を知ろうとしすぎないことも、大人の距離感である。
【感想】
・余白時間や余裕を生み出すことが、人生を豊かにする。時間、健康(体力)、お金、人間関係、仕事などに余裕があるからこそ、ひとりの時間やのんびり過ごす時間にも幸せを感じられる。そんな人生を目指したい。
・私は、小さな幸せや楽しみを見出せる「数」が豊かさであり、その幸せや楽しみを見つける「切り口」を独自性だと捉えている。一方、松浦さんは、数ではなく「独自性そのもの」を豊かさと捉えている点が私とは異なり、面白いと感じた。多ければ多いほど豊かというわけではない、という考え方は新しい発見だった。
・「大切なものを大切にする」とは、他者が大切にしているものも大切にすることだと思う。それは、相手の自尊心を満たすことにもつながるカーネギーの考えと繋がった。誰が何を大切にしているのかを意識し、ときには聞いてみたい。
【実践すること】
・自分でコントロールできないことは、極力考えない。
・断捨離をして、生活に余白をつくる。
・周りの人が大切にしているものを想像し、意識してみる。