あらすじ
「考えすぎ」を手放し、自分だけの「心地よさ」を取り戻そう。
エッセイスト・松浦弥太郎さんが提案するのは、2000年前のストア派哲学をヒントにした、自分にコントロールできないことは手放し、本当に大切なことだけを「きちんと考える」生き方。他人との比較や過剰な情報を手放し、今日という一日を穏やかに、身軽に、自分らしく暮らすためのメソッドが満載の一冊。
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Posted by ブクログ
【学びたいこと】
松浦弥太郎さんの、品のある豊かな暮らし方に憧れている。また、余白の時間を持つことで、豊かでユニークな出来事が生まれる余地をつくりたいと感じている。
本書を通じて、余白時間のつくり方や、豊かな人生を送るための考え方を学びたい。
【質問】
Q1 余白時間の作り方は?
Q2 豊かさとは?
Q3 何を基準に思考や行動を手放すべきか?
【本書の答え】
A1
①持たない:余計なものを持たず、「なんだか好き」「これがいい」と思える特別なものだけを持つ。
②比べない:自分のものさしで成長を測る。人それぞれの価値観や違いを尊重できるようになる。
③考えない:きちんと考えるために、余計なことを考えず、考える時間を決めて、そのことだけに集中する。
A2
・豊かさは人それぞれであり、自分が何を感じているかで決まる。
・著者は豊かさを「安心感に包まれていること」と定義する。大切な人と、互いに尊重や愛情を持ち、「ひとりきりではない」という感覚を持つこと。人とのつながりを実感できているからこそ、「ひとり時間」「本を読む時間」「思索にふける時間」も豊かなものになる。
A3
・自分が関心を寄せられるものか
・自分でコントロールできることか
【本の概要】
本書は、たくさんのことを「考えすぎる」のを手放すことで、本当に大切なことをきちんと考えられるようになることを示した一冊。
著者はエッセイストの松浦弥太郎さん。
・著者はマルクス・アウレリウスの『自省録』を自身の哲学のもとにしている。自分がコントロールできることだけに集中し、変えられないことは考えない。
・「大切なことを、大切にする」。
・持たないためには、自分にとって代えのきかない特別なものは、思い切って所有する。
・情報も持ちすぎない。イヤホンをせず、日常の小さな感動や刺激を受け取り、自分との対話をすることが豊かさにつながる。
・特別な力がなくても、優しさや感謝を持つ人格こそ絶対的な価値である。自分年表をつくることで、自信が湧いてくる。
・スマホを片手に映画を見るよりも、映画館で一つの作品に集中して味わうほうが、体験の質は高い。一つのことに集中して味わう。
・「忙しい」と口にしない。言葉は自己暗示になるため、前向きで主体的な言葉を使う。
・今日が幸せなのは、過去の自分が努力したり、人に丁寧に接したりしたから。過去の自分を褒める。
・偶然は、日々の生き方や人との関係性によって生み出すもの。
・著者が身につけたい品性は、「人にやさしく、誠実で謙虚であり、感謝を忘れないこと。自分との約束を守るために努力すること」。そして、相手を全肯定で受け入れること。
・相手を知ろうとしすぎないことも、大人の距離感である。
【感想】
・余白時間や余裕を生み出すことが、人生を豊かにする。時間、健康(体力)、お金、人間関係、仕事などに余裕があるからこそ、ひとりの時間やのんびり過ごす時間にも幸せを感じられる。そんな人生を目指したい。
・私は、小さな幸せや楽しみを見出せる「数」が豊かさであり、その幸せや楽しみを見つける「切り口」を独自性だと捉えている。一方、松浦さんは、数ではなく「独自性そのもの」を豊かさと捉えている点が私とは異なり、面白いと感じた。多ければ多いほど豊かというわけではない、という考え方は新しい発見だった。
・「大切なものを大切にする」とは、他者が大切にしているものも大切にすることだと思う。それは、相手の自尊心を満たすことにもつながるカーネギーの考えと繋がった。誰が何を大切にしているのかを意識し、ときには聞いてみたい。
【実践すること】
・自分でコントロールできないことは、極力考えない。
・断捨離をして、生活に余白をつくる。
・周りの人が大切にしているものを想像し、意識してみる。
Posted by ブクログ
わたしが大切にしたい価値観が言語化されているような一冊で、めちゃくちゃ良かった!
“本当の豊かさとは、自分の外になにがあるかではなく、中で何を感じているかに左右されるもの。”
わたしも、大切なことを、大切にしていきたい。
自分にとって何が大切なのかを、きちんと分かる自分でいたいと思った。
Posted by ブクログ
松浦さんの言葉は、すっと自分の中に入ってくる。「考えすぎに、考える」、まさに今の自分にぴったりの本でした。人と比べてしんどくなる日々。自分でも人と比べなくて良い、考えても意味がないと、分かっていても、ついやってしまい自分を責めてしまう。そして、心が窮屈になる、視野が狭くなる、悪循環。改めて松浦さんの言葉で、どう考えたら良いのか、どう対処したら良いのか、を本を通して教えて貰うとそうだなあと、かろやかに腑に落ちる。心のお守りにして、少しずつ実践していきたい。
Posted by ブクログ
考えないといけないことはたくさんある。家族のこと、住居のこと、仕事のこと、将来のキャリアや趣味、そして健康。色々あるけれど、自分自身でコントロールできることに考える力を集中する、つまり自分でコントロールできないことを頭から消してしまう、というアプローチを紹介している。確かに、ハンドルできる部分に集中することで余計な時間を過ごさないという点では、非常にメリットのある話だ。
もう一つは自己肯定感、という単語で勘違いを産んでいる昨今、やはり自分の力、自分が持つ特色をしっかり認識することだ。人から言われる部分とは異なり、圧倒的な力を発揮できるだろう。
社会的にも危険だなと思うのが、携帯を見ながらご飯を食べる、スマホを見ながら人と話すなど、マルチに物事を進めることによって、一つのことに集中できず、結果パフォーマンスが落ちるということがある。だからこそ、しっかりと一つのことに向き合い、ちゃんとやってみるということをすすめている。
ゆっくり歩くこと、ゆっくり本を読むこと、ゆっくり食べること、こうして時間をかける代わりにじっくりとその時間を本当に意味ある物にしようと。ジョコビッチが試合で負けたときに、呼吸に意識を向けられなかったことが敗因と語ったことを引用し、呼吸すること、深呼吸する大切さを説いた節があり、まさにと思った。よく、深呼吸してという言葉を使ったりするのだけれど、呼吸するのも忘れてパソコン操作をしている人もいる。じっくりと、落ち着いて深呼吸。これは、実は自分で意識している最も仕事ができる人の特徴だろうと思っている。
Posted by ブクログ
失敗を後悔して悶々と考えて悩んでしまうのではなく、反省して次に生かす。小さな成功体験を積み重ねて、スモールステップを踏むのは、自分に自信をつけるために、大切だと思った。
「あなたの感性や感覚はほかのだれとも違う、あなただけの宝物」という言葉が胸に響いて、嬉しかった。
Posted by ブクログ
今の時代に必要な価値観やうっすら感じていたモヤモヤを弥太郎さんは分かっていて、そのヒントをシンプルに示してくれる。他の本を読んでも弥太郎さんは伝えたいことやモットーが一貫していて尊敬する。そして本当に今の時代を生き抜くには「自分だけの哲学」が必要だよなあと感じた。親しい教授もこれからの時代に必要なのは哲学だから勉強し直した方が良いと言っていたのでより学ぶ意欲が高まって個人的に嬉しかった。
モヤモヤや悩み事を解決したいのに自分の価値観や意見に自信が持てず、誰かの言葉を欲してしまうことに嫌気がさしていたが、弥太郎さんは良い意味で同じことしか言っていないのでもっと楽に、シンプルに考えようと思えた。
Posted by ブクログ
言語化できないモヤモヤとした気持ちを抱えた時に、松浦弥太郎さんの本を手に取ることが多いと思う。そっと語りかけて来るような文章、優しく、それでいて強く、自分なりの哲学を見つけに一緒に旅をしている様な感覚。難しい自己啓発本よりももっと、生活に取り入れやすいアドバイスをくれる本。仕事や人間関係に疲れた日には、セラピーだと思って読むとよし。読み終わる頃には頭に重くのしかかっていた霧が少しだけ晴れているはず。