あらすじ
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本当の「ものの価値」とは何か――。
松浦弥太郎さんが、自分らしい暮らしを彩る40の考え方をつづる。
「欲しい欲しい病を直すには」
「買い物で磨かれるセンス」
「着こなしとは、自分を見せること」
「平凡でいいものを」
欲しいものや、行きたい場所はいくらでもありますが、
ものの価値について考えると、自分らしい見方、選び方を大事にできるようになります。
【目次】(抜粋)
選ぶセンス、買うセンス
・買い物で磨かれるセンス
・こだわりが人生を豊かにする
・着替えが楽しい日曜日の服
何を、どう着るか
・服はコミュニケーションツール
・おしゃれの勘所
・ワードローブを見直すコツ
食を巡って
・しあわせのシェア
・父の立ち居振る舞い
贈りもの、受け継ぐもの
・よく見て、向かっていけ
・見知らぬ人の本を受け継ぐ
センスを磨くルール
・平凡でいいものを
・僕の七か条
旅で出合った人、もの
・愛おしい旅の友だち
・美しい傘
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【学びたいこと】
松浦弥太郎さんの『 アイデアの毎日 』を読んで、豊かで丁寧、そして品のある生き方に強く惹かれた。
本書を通じて、松浦弥太郎さんの「人生を豊かにするもの」の価値観や考え方をさらに学びたい。
【質問】
Q1 ものを選ぶセンスや、買うセンスとは?
Q2 著者の服の考え方は?
Q3 センスを磨くルールとは?
【本書の答え】
A1
・買い物とは、自分の好みや美意識を確かめる作業。小さな選択の積み重ねが、自分らしいセンスを育て、人生を美しくしていく。つまり、買い物は「自分を知るための学び」という営みである。
・「なんでもいい」は、人生を雑にしてしまう。「これでなければ嫌だ」と思えるものをいくつ持てるかが、人生の豊かさにつながる。こだわりは自分らしさを育む。
A2
・着こなしを楽しんでいる人は、どう見えようとも素敵。
・「おしゃれすぎない、頑張りすぎない、キメすぎない」。そのうえで、少しだけ崩す。完成された侘び寂びに、照れ隠しを加えるような美学。
・美しさとは調和。お気に入りをひとつ見つけ、それに合うものを選ぶ。
A3
・ものを少なく、空間を広く。
・平凡で良いものを選ぶ。人間の気配や温もりを感じるもの。
・後ろ姿を意識する。荷物が多いほど背筋を伸ばす。
・美しいものは親切や真心、工夫のあらわれを感じる。誰かを思う気持ちや自分を大切にする姿勢。
・起床時、終始時に「ありがとう」を口にする。
【本の概要】
本書は「人生を楽しむとは、小さな体験や日々の選択の積み重ねである」という価値観を通して、著者なりの“豊かさ”を描いた一冊。
著者は、エッセイスト・実業家であり、『暮しの手帖』元編集長の松浦弥太郎。
・人生を楽しむとは、特別な出来事ではなく、毎日の中にある小さな喜びを見つけられるか、それを見つける自分の目を養うことが豊かな人生につながる。
・欲しいものを限りなく求めるより、手元にあるコーヒーやお気に入りの服をありがたいと感じることが心を安らかにする。
・人生を楽しむには、大きな夢を追うことより、「どんな人間でありたいか」を考え、日々の「受け止め方」と「積み重ね方」に宿る。態度・言葉・行動・感謝を大切にする。
・ものは所有せずに預かる精神。お金を払って使わせてもらう。丁寧に扱うようになる。
【感想】
・特にあとがきが印象に残った。
・豊かさとは、小さな幸せに気づき、小さな楽しみを見出し、それを積み重ねていくことなのだと理解した。
・自分は、物事や人を前向きに捉えられる性格だと思う。幸せや豊かさを感じ取る素質は人一倍あると感じているため、この感性をさらに伸ばしたい。
・何を面白がれるか、何を幸せだと感じるかには、その人らしい独自性がある。豊かさとは「幸せや楽しみの数」であり、独自性とは「幸せや楽しみの切り口」なのかもしれない。
【実践すること】
・小さな楽しみを見つける目を養うために、通勤時や朝の運動中に感じた違和感をメモする。そして夜に、言語化ノートでアウトプットする。
・物事を前向きに捉える習慣のために、言語化ノートは前向きな結論で締める。
Posted by ブクログ
「人生を楽しむとは「いま」を大切にすること。そして、すべての出来事に意味を与えるのは、自分の態度と言葉、そして行動、その先に生まれる感謝である。」
終わりに書いてあったこの言葉、小さな紙に書いて、いつも持ち歩きたい。
いつも本を読む時は気に入ったところにブックマークをしていくのだけれども、今回のエッセイは特にはっとした言葉が多くてすごくよかった。
○あしらいの上質さやセンスの素晴らしさを伴い、美しく整うには…「何か1つ、自分が好きだと思うものから考える」花瓶でもよし、絵でもよし、椅子でもよし。毎日、自分に感動を与えてくれるお気に入りを“ひとつ”それに合うもの、それと同等の価値のもので揃えていくと、どんなものであっても、美しく整う。料理や着こなしも大切な組み合わせ。美しさとは調和であり、その調和とは常に“ひとつ”から始まる組み合わせ。
偶然にも、今年手に入れた車に合う生活やスタイルを確立していきたいなと思っていた矢先にこの文章と出会った。お気に入りのものを少しずつ組み合わせていくことを楽しもう。「車と自分の身だしなみをきちんとコーディネートする」という文章もぴたりときた。
○シェアとは、あらゆるものへの感謝の心持ちである。例えば、よく知っている者は、ちょっと知っている者に場所を譲るべき、そして、ちょっと知っている者は、知らない者に場所を譲る。こういう精神こそ、分かち合い、譲り合い、助け合い、といったシェアの本質。こんなふうに、仕事や暮らしと言うものは、いつも人と人の輪で成り立っていることを忘れてはいけない。
○「客ぶり」の良い人になる。
○暮らしで大切なのは「もう充分だ」と思える心を持つこと。欲しいものを限りなく追いかけるより、今手元にある1杯のコーヒーや、既に袖を通している1着を「ありがたい」と感じることの方が心を安らかにする。自分の言葉や態度、今の行動を選べる。できることに力を注ぐと、自然に心が軽くなる。そして、毎日の習慣を大切にする。夜はしっかり眠り、朝は深呼吸し、身体を整え、よく歩き、よく食べる。正直、親切でそして笑顔を忘れない。こんな小さな繰り返しが、何があっても心を自由にし、今この時をリラックスさせてくれる。
人生を楽しむというのは、大きな夢を追うことよりも、自分はどんな人間でありたいのかと考え、そうした日々の「受け止め方」と「積み重ね方」に宿っている。
Posted by ブクログ
捨てることに特化した本や雑誌が増える中、「買い物という体験は決して浪費や消費でなく、自分という未来の資産を育てる行為だ」と肯定してくれていて、安心する。それが失敗であっても、それなりのリターンもあると。
飛行機で出会った女性が身に付けていた腕時計は、父親の形見だそうだが、その父親は所作が綺麗だったので、時計に傷がついていないという。見習いたい…
父親から受け継いだポルシェに乗る男性が、身だしなみを整えて乗ることが父親との約束だというエピソードも素敵だった。
全体的に上流階級のお話に思えてしまった。
Posted by ブクログ
松浦弥太郎さんの、衣食住にまつわるエッセイ集。
見えないところにおしゃれの真髄を得る、そんなおしゃれな道を歩めばいい。自分らしさとは、自分がシャンとしたり、リラックスできたり、そういう自分の時間に合わせたファッションをというふうに考えている。日曜日を例にして、朝のリラックスした服、午後に出かける時のリンとした服、夜の明日に活力を与えてくれるような服、日曜日に着る服は、ビジネスから離れた、自分らしさが宿る。
自分のルール七箇条があると。美しい文章や詩を読み、良い音楽を聴こう、というものがある。こうしたプリンシプルを持っていくことで、自身が迷わない地図になる。それは、本当にそうなんだろうなと思う。一年に必ず自分らしさを支える基本の考え方を確認している。手帳に書く事で、それを自分に言い聞かせるように物事を判断することがある。
これって自分にとって、どういう意味があるのか、立ち止まって一度反芻してみる、解釈してみる。そうすることで、価値あるものは何かという本質的な問いに答えることができるかもしれないと。生活を素敵に、というのは心の持ちよう、ゆとりを持てるかどうか、にあるはずだと思考する松浦弥太郎氏の衣食住についてのエッセイなので、得意分野であろう。