今村昌弘のレビュー一覧
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『屍人荘の殺人』
2017年第27回鮎川哲也賞
2017年第30回このミステリ-がすごい!第1位
2018年第18回本格ミステリ大賞受賞
あとがきに 有栖川有栖氏が怪物的な傑作、驚異の新人による衝撃にデビュー作とされています。
再び、遠田志帆さんのカバー。
今村昌弘さんは初読みです。
2017年に鮎川哲也賞を受賞し、いまなお続編が刊行され続ける人気シリーズ。
時折、皆さんの本棚でお見かけして「いつかは読もう」と思っておりましたが、ちょうど借りることができました。
本格推理は卒業と言いながら、読ませていただきました。
このタイトル“屍人”は、小野不由美さんの“屍鬼”を意識されているので -
Posted by ブクログ
前作「屍人荘の殺人」もそうであったように、このシチュエーションであるからこそ起こり得る殺人/動機が見事なロジックで語られており、本当に舌を巻く。
メインの解決編と交じわるように各キャラクターの素性解明という別軸が走っている構成も非常に良く出来ていて、最終的に明らかになる悲劇的な人間関係が切ない。
そんなわけでミステリーとしての品質はお墨付き、一級品であることは間違いない。
あとはもう好みの問題で、個人的に予言ありきの設定が先の展開を縛っているように感じ、興奮やスリルが削がれてしまった。主人公コンビのラブコメ要素みたいなのもちょっとノイズだったかなぁ。 -
Posted by ブクログ
『屍人荘の殺人』で葉村譲の先輩でミステリ愛好会会長の明智恭介が主人公の日常ミステリー短編集。
屍人荘の前日譚ということになるけど、屍人荘とのギャップがすごい。
サークル棟への侵入事件や、試験問題の窃盗事件、寂れた商店街でのちょっとした謎など、日常の謎が中心。
現場の観察や関係者との会話から得られる情報をもとに観察力、洞察力を駆使して謎を解く。屍人荘のような派手さのない正統派のミステリー。
ただ屍人荘シリーズとして読んでしまうと物足りなさを感じてしまうのと、明智くんと葉村くんのたわいのない会話が逆に悲しくなってしまうね。この後あんな事になるなんて… -
Posted by ブクログ
明智が遭遇した日常ミステリー(にしては、事件が大きいか?)の短編集。
①大学でおきた、コスプレ部の盗難事件。犯人は倒れていたが、誰にやられたのか?
②商店街で大金で購入されたビルの謎と、1000円の秘密
③明智が酔倒れて、気がついたら、パンツを履いておらず、引き裂かれて室内にあった。いったい何があった?
④試験問題の入ったUSBが盗まれた?犯人は配達業者に扮したものかと思ったが…
パズルのピースが揃わないと、正確な推理は無理だよね
⑤まだ大学1年生の明智が、バイト先の探偵事務所でばら撒かれるストーカー的な手紙の事件に遭遇。
被害ばかり受ける明智に幼い印象をもつ。
そして、先輩達がカッコいい!二 -
Posted by ブクログ
ネタバレ屍人荘の殺人の作者でしたかー。どうりで。
ミステリーと実は友達には公言していないオカルト好きという密かな趣味を同時に満たしてくれる小説だった。
七不思議や都市伝説とかワクワクする。結局それにかこつけた終わり方ではない所も作者ならではというか。現実と非現実がうまく共存している感じ。木工所でできたあたりで何故か急にオカルティックナインのコトリバコの回を思い出したが。
それよりも小学生でこの推理力はちょっと知能高すぎだが、一緒に真相がどんどん明らかになっていく様子は楽しかった。
作間さんが味方じゃなかった時のショックはすごかったけど、マリ姉が自殺はあんまり納得いかなかった。しかも片割れがまだあるとい