今村昌弘のレビュー一覧

  • 兇人邸の殺人

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    ネタバレ

    個人的に待ちに待ったシリーズ第三弾の文庫化。発売日が待ち遠しかったー。
    安定のクローズド殺人ミステリでしたが、まさかの安楽椅子展開とは!わずかな情報でしっかりと解き明かす推理は論理的で爽快でした。
    いつもの、非現実要素も物語をスリリング差を何倍もあげて、ワクワクさせてくれますね。
    まさか、巨人の正体がそっちだとはー。2回もミスリードさせられましたね。完全にやられました。にしても、切ない。。。もうちょっと不木に天罰が当たる的な展開がないと浮かばれないよ。

    二人の関係性も安定してきたけど、相変わらず葉村くんの活躍が少ないのが気になるな。。。少しは成長してる感じはするけども。

    このシリーズは、ま

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    2025年11月16日
  • 屍人荘の殺人

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    ゾンビに囲まれた別荘で起きる連続殺人という、特殊設定のクローズドサークルのミステリー。

    登場する女性の言動や主人公のキャラクターにそれとなくラノベ感があった。
    ゾンビという現実に存在しないものが出てくるが、その非現実的なものによる理不尽なトリックなどはなく、むしろ設定がうまく生かされていると感じた。作中にきちんと手掛かりが書かれながら核心に迫りきれない絶妙さとフェアさが良い。

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    2025年11月05日
  • 屍人荘の殺人

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    ネタバレ

    葉村譲
    神紅大学経済学部一回生。ミステリ愛好会会員。

    明智恭介
    神紅大学理学部三回生。ミステリ愛好会会長。「神紅のホームズ」。

    剣崎比留子
    神紅大学文学部二回生。幾多の事件を解決に導いた探偵少女。

    進藤歩
    神紅大学芸術学部三回生。映画研究部部長。

    星川麗花
    神紅大学芸術学部三回生。演劇部部員。進藤の恋人。

    名張純江
    神紅大学芸術学部二回生。演劇部部員。神経質な性格。

    高木凛
    神紅大学経済学部三回生。映画研究部部員。姉御肌。

    静原美冬
    神紅大学医学部一回生。映画研究部部員。大人しい性格。

    下松孝子
    神紅大学社会学部三回生。映画研究部部員。明るく強か。

    重元充
    神紅大学理学部二回

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    2025年11月05日
  • 兇人邸の殺人

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    ネタバレ

    特殊設定ミステリのシリーズ3作目。恐ろしい殺人鬼が闊歩する邸宅、というとなんか陳腐な気がするけど、それを利用した上で、クローズドサークルの型にもっていくのは驚いた。生き残りは誰か、の部分は正直メタ的な見方で予想ついてしまったからあれだけど、困難の分割の仕方がこれまた特殊設定を活かした発想で、なるほどなぁと。
    次作も楽しみだ。

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    2025年11月03日
  • 兇人邸の殺人

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    文庫が出るのを待っていたので早速買って読みました。
    途中までは“単なる殺人鬼の話?”と思ってしまいましたが、後半の斑目機関の研究と子供たちの悲しい過去が関係している事がわかり、何ともやるせない、悲しい気持ちになりました。
    一方で、比留子さんと葉村くんの関係が近づいたり、最後の終わり方も気になり、早く4作目も読みたくなりました。

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    2025年11月03日
  • 明智恭介の奔走

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    ネタバレ

    「屍人荘の殺人」の登場人物、明智恭介と葉村譲コンビの日常ミステリー短編集。

    シリーズ番外作と言えばそうなのだが、この本だけでも全然楽しめる。それでも、上に書いた本編(第1作だけでもいいので)を先に読んで欲しいと思う。
    どこにでもありそうな、大学生2人の日常を描いているんだけど、本編独特のあの感じは全く片りんすら窺わせず、「そうか、この頃はまだ日常ミステリーなんだなぁ」と、感慨深く思えるのは、本編を読んでこそである。

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    2025年11月02日
  • 兇人邸の殺人

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    シリーズを全て読んだが、今回はミステリーと同時にアクションの要素も強く、前作と趣向が違い面白かった。
    いわゆる特殊設定もので、毎回一つは超常現象が組み込まれており、現実離れしたストーリー展開だが、それがこのシリーズの魅力であり、今回も楽しめた。

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    2025年11月01日
  • 兇人邸の殺人

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    待ちに待った文庫版。
    面白い。実に面白い。
    「結末を知りたいけど、終わりたくない」という、心地よいジレンマ。

    しょっぱなの葉村君と御学友の高尚なやりとりは、
    それだけで一本の日常系短編になるデキ。
    こんなふんわりしたテイストで進むのかと思いきや

    そんなはずもなく、前2作とは比べ物にならないバイオレンス具合。
    館に入った直後から、一気にやられっちゃう。虫けらのように。
    1作目のようなジワジワ来るカンジではなく、丸太をぶん回すかのようなカンジ。
    スプラッターハウス。

    ただのバイオレンスホラーではなく、そこにまたうまくミステリーが練りこまれている。
    行動範囲や行動時間にルールがあり、今回もうま

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    2025年10月28日
  • 兇人邸の殺人

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    ネタバレ

    文庫化待ってました〜!本屋さんで見かけて嬉しくなってすぐ買った!

    ハードカバーで出たときにあらすじだけ先に見ていて、巨人が出ることはわかっていたけど巨人の存在と建物の構造によるクローズドサークルなのかぁ。
    登場人物は減っていくし読んでるうちに覚えていくけど、自分の理解力の問題で建物の構造が全然わからなくて、本に挟んでくれてた見取り図と何度も見比べた。すごく助かった。ありがたい。

    第一夜の巨人の襲撃がやっぱり一番怖くて緊迫感があったというか、続きが読みたい!って気持ちにそこからぐっと引き込まれた気がする。
    とうてい敵わない不条理による動乱の中で右往左往する人々の姿が良かった。

    ワトソンとし

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    2025年10月26日
  • でぃすぺる

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    この作家さんの本は、初めて読みましたが、面白かったです。小学6年生の子にしては賢い気がするけれど、今どきの子供はこんな感じなのかもしれない。うんうん。

    普通に6不思議の話が、とても怖くて夜読むと、けっこうぞわぞわ。

    中盤、推理が強引な感じもしたけれど、子供らしい感じがして許せてしまう。ミステリーとして読んでいましたが、これはホラーだね。

    光が死んだ夏をアニメで見始めたので、なんだか重なりました。

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    2025年10月26日
  • でぃすぺる

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    見た目はジュブナイル。でもこの著者の作品らしいガッツリとしたホラー要素有り。人が死ぬし、大人の世界の話も入ってくる。「屍人荘の殺人」の方がホラーとミステリーのバランスが面白いけれど、こちらはややホラー寄りかな。ちょっと論理に「ん?」と思うところがあるけれど子どもの視点と考えなのでセーフだろう。性格がバラバラの子ども達とそれを導く謎の老人という少年冒険譚の王道っぽいシチュエーションだけでも魅力的だ。

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    2025年10月23日
  • でぃすぺる

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    すごく読みやすかった。最後まで、結末がどう転ぶのか分からず、ドキドキしながら読み切った。書き方が読者にとってフェアだし、一種の謎解き要素が良かった。

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    2025年10月19日
  • 兇人邸の殺人

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    この構成好き。もうミステリーではなくなってるけど。このシリーズのB級オカルト感に魅力を感じてる自分には、怖すぎずちょうど良い。本格ミステリーを期待するとナンジャコリャだと思う。殺人事件はもはや蛇足になってしまった。が、元々B級小説なので、これで良い。B級とは言っても、設定やストーリーが安っぽいだけで、文章は読みやすく安定してクオリティ高い。そこが気に入っている。

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    2025年10月20日
  • 魔眼の匣の殺人

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    解決編に入ってから、「前作と同じで動機がやっぱりイマイチかなぁ」と、ガッカリしそうになったけど、今作はきちんと書き込まれてて、それなりに納得できるロジックが用意されていて楽しめた。あくまで【B級枠】として気に入っているシリーズなので、一応の筋が通っていればそれで良し。

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    2025年10月20日
  • でぃすぺる

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    剣崎比留子シリーズが好きで読んでみた本作。
    怪談に隠された謎を解きつつ、現実の事件を追っていくホラーミステリ。
    主人公の3人の小学生が、論理的解釈VS心霊的解釈を戦わせながら、推理を進めていく。
    子供が主人公なので、この終わり方で良かった。
    また、ミステリに関する入門書的な解説がところどころはいるのも面白かった。

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    2025年09月28日
  • 明智恭介の奔走

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    ネタバレ

    明智恭介が動いているだけでうれしいです。
    「とある日常の謎について」が好き(50円玉20枚の謎に新たな説を出してくれるところも含めて)

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    2025年09月23日
  • でぃすぺる

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    殺人シリーズ3作とは違った独立した作品
    小学生3人を主人公とし、町で起きた殺人事件について追っていく。終盤のSF要素が駆け足感が強く、もっと丁寧に描写して欲しかった所。
    とはいえ、面白い作品には間違いないため、お勧めの一作。

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    2025年09月13日
  • でぃすぺる

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    ホラーとミステリー半々。

    僕はオカルトはあまり信じていない派閥の人間なので
    どちらかというとサツキの推理に毎回軍配を上げてしまいそう
    でしたが、まさかあんなオチだとは。

    中学生3人の絡みが、みんな個性があって面白く、
    ハッピーエンドだったので楽しく読むことができました。

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    2025年09月12日
  • 明智恭介の奔走

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    『屍人荘〜』以前の明智先輩と葉村君の、日常の謎短編集。全然これだけで読めるし読みやすさは随一です。
    シリーズ通して探偵と助手の関係性に心かき乱されまくる作品なんですけど、今回も…というか今回こそヤバい!
    屍人荘と奔走どっちを先に読むかで感想がかなり違ってきそう。奔走から先に読んだ人の感想聴きた〜い♡

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    2025年09月01日
  • でぃすぺる

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    屍人荘の殺人の作者らしい作品。
    小学生3人が1年前に亡くなった従妹の事件の解明に動き出す。「自由研究には向かない殺人」っぽいのかなとか考えながら読んだけど全然違った。ミステリとホラーが上手く融合してる。

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    2025年08月31日