今村昌弘のレビュー一覧
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ネタバレ作中でミステリのネタも出尽くしており、その打破の為に掛け合わせが主流になっていると語られていたが、ミステリというジャンルに限らずそうした傾向は強いように自身も感じていた。この時にはミステリという舞台内に限定して語られていたが、本作ではジャンルという舞台自体の掛け合わせが行われており、舞台装置になったゾンビについてその背景がほとんど語られない潔さに驚き笑ってしまった。クローズドサークルや殺害のトリックにもちゃんと機能しているのに、確かにゾンビは主眼じゃないもんね、と妙に感心させられた。
明智があっさり退場してしまったのも意外性を覚えた。ライヘンバッハに言及していたので「実は…」みたいな可能性があ -
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ネタバレ屍人荘の殺人からはじまるシリーズの中で、魅力のあるキャラクターだっただけにあんなにも早く退場してしまい悲しかっただけに、明智さんにスポットが当たったことにとても喜ばしく思います。
短時間とはいえ深い爪痕を残したっだけあり、今作でもなかなかのクセの強さ。
ミステリーというものに真っ直ぐで貪欲すぎるがゆえ、周囲の人間とこじれてしまいながらもどこか憎めない明智さんの日常が楽しめます。
事件の内容も屍人荘シリーズよりはライトなもので、読みやすい作品でした。
微笑ましいことも、少しカチンとくることもありますが、この先は屍人荘の殺人にいつか繋がるのか・・・と多いながら、在りし日の姿を偲びました。 -
Posted by ブクログ
シリーズ1作目『屍人荘の殺人』以前の明智恭介を主人公に据えた短編集。全5編が収録されていて、いずれも彼の身の回りで起きる、ちょっと不可解な「日常の謎」を解き明かす。
なのでシリーズ本編にあるような凄惨な殺人事件や、クローズドな環境下に閉じ込められたりといった緊迫感はない。だけど、それだけに明智さんが普段から純粋に謎を愛し、真実を追い求める姿がより鮮明に印象に残る。彼のミステリに対する熱量が清々しい。
最後のエピソードは、明智さんが神紅大学一回生の設定で、当然葉村とは出会う前だけど、まだ何者でもない、がむしゃらで初々しさが前面に押し出された描写が新鮮な感じだった。
明智さんと葉村の掛け合い -
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Posted by ブクログ
ネタバレまさしく「奇想」と「本格」が高度に融合した傑作である。ゾンビパニックという非日常的な恐怖が迫る中、緻密なロジックによる犯人捜しが行われる展開には、息をのむようなスピード感がある。
バイオテロによって溢れ出したゾンビに包囲され、クローズド・サークルと化した「紫湛荘」。極限状態の合宿参加者たちを襲ったのは、密室で発見された無残な遺体だった。絶体絶命の淵に立たされた彼らを待ち受けているのは、ゾンビの爪牙か、あるいは人間の悪意か。
「特殊設定ミステリー」という新たな地平を切り拓いた本作は、読者を最後まで予測不能な絶望と興奮の渦に叩き込んでくれる。 -
Posted by ブクログ
癖があって自分勝手
でもなんだか可愛らしいところもあって
ミステリが大好き!
ちょっとした事件でも興味あれば首を突っ込んでいく
探偵としての才能があるのかそうではないのか…
名探偵が推理をして事件解決!
という感じではないのに
なぜか引き込まれて
先が気になる
明智恭介という人物に引き込まれていく感覚が不思議
自由奔放化と思いきや
バイト先での初めて担当した事件の時
所長の言ったことに対して反省をする場面もあって
可愛らしいなと思ってしまった…
もちろん葉村君とのやり取りも読んでいて楽しい
この人の日常をもっと読んでみたいなと思った……