今村昌弘のレビュー一覧

  • 明智恭介の奔走

    Posted by ブクログ

    ※『死人荘の殺人』のネタバレが含まれておりますのでご注意ください!


    大学のミステリ愛好会に所属する明智恭介と、その部員であり「剣崎比留子シリーズ」でおなじみの葉村譲の2人が日常の謎を解決していく短編集です。

    トリックは解きごたえがある。2人のやり取りは面白い。しかし…どこかパッとしない印象を感じました。
    比留子さんが解いてきた今までの3作品と比べて、日常の謎だから壮大さに欠けるのでしょうか。
    それとも、真実を突き止めるために配慮のない行動や発言をしてしまう明智くんが、ただ単にわたしの好みのキャラクターではないのでしょうか。

    何にせよ、ここで明智くんのお話を出したという事は、もしかすると

    0
    2025年08月28日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

    Posted by ブクログ

    人気ミステリ作家たちによる有栖川有栖作品のトリビュート短編集。
    恥ずかしながら有栖川有栖作品をほぼ読んだことがなかったのですが、この短編集のあまりのクオリティの高さに本家もぜひとも読まねばとなった次第。
    中でも、青崎有吾「縄、綱、ロープ」は本格ミステリのお手本のような短編。犯人が被害者を拘束するために使用した証拠品として縄、綱、ロープとそれぞれに対応した容疑者が浮かび上がり、そこから鮮やかな解決をつけるだけでなく、キレイなオチまでつけてしまうところがあまりに見事。
    もう一つ、白井智之「ブラックミラー」も容疑者が一卵性双生児で、2人の共犯によるなりすましが疑われる本格的なアリバイ崩しもの。本格で

    0
    2025年08月22日
  • 明智恭介の奔走

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日常の謎系かと思いきや結構本格的なミステリーの作品もあって面白かった。
    特に後半の2編は解決か・・・?と思われた後にさらに展開があってミステリーの醍醐味を感じた。
    オーディブルで聴いたが、ナレーターの人の声量の大小が結構激しく、ちょっと聞くのがしんどかったのと同時に、他のナレーターの人は声量ではなく表現力でその辺りをカバーしているのだなと実感した。

    0
    2025年08月16日
  • でぃすぺる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    柴田のじいちゃん……。
    マリ姉の死の真相、お祭りを止めるだけでなく自分が(花を手向けられるという)擬似信仰の対象になることで少しでも時間稼ぎをしようとしたのかなと思ったけど、当のアイツが花束持ってきてるしな。

    0
    2025年08月16日
  • でぃすぺる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小学生にしては大人びている思考だな〜と思いながら読んだ。ミステリーかと思ったら最後に怒涛のオカルト!最後ははちゃめちゃな感じで終わった。小学生3人のやりとりが微笑ましくて面白くて、ミステリーとかオカルトの部分よりも、そっちの方が読んでて楽しかった。

    0
    2025年08月15日
  • 魔眼の匣の殺人

    Posted by ブクログ

    「ゾンビ×クローズドサークル」という奇抜なシチュエーションの本格ミステリを描き話題となった『屍人荘の殺人』。本書はその続編に当たる、<神紅大学ミステリ愛好会>シリーズ第二弾。

    前作、沙可安湖で発生したテロ事件を生き延びた葉村譲と剣崎比留子は、テロ事件と関係すると思われる謎の研究組織、<班目機関>に関する情報を追っていたが、有用な情報を得ることが出来ずにいた。
    そんな中、オカルト雑誌「月刊アトランティス」に気になる記事を見つける。その記事によると、沙可安湖テロ事件を始め、数々の事件を予言した手紙が「月刊アトランティス」編集部に届いていたという。また、数十年前、M機関と自称する人々がとある村の村

    0
    2025年08月14日
  • 明智恭介の奔走

    Posted by ブクログ

    2025.08.11
    楽しく読める一冊。時折り出てくるミステリへの皮肉に思わず苦笑。イヤミがないところが楽しかった。

    0
    2025年08月11日
  • 魔眼の匣の殺人

    Posted by ブクログ

    もう、衝撃な展開に前作より面白かった!
    ヒルコさんとはむらくん、
    この2人好きになってきちゃってるよ!

    0
    2025年07月31日
  • でぃすぺる

    Posted by ブクログ

    ミステリ!と思って読んでいたので、予想外の方向に転がっていって大変面白かった 他に手があったのでは…と思わずにはいられない

    0
    2025年07月21日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

    Posted by ブクログ

    有栖川有栖さんのトリビュート短編集。

    以前から気になる存在でありつつ、何から読んだらいいかわからなくて手を出せていなかった作家さん。

    今回こんな形で、有栖川作品ちょっとつまみ食い、みたいにして味わえたので、読んでみてよかった!
    原作を知らなくても十分楽しめる作品集。でも知っていたらにやりとするところも、たくさんあるんだろうな。

    よし、オリジナルもこれから少しずつ読みます!楽しみ。

    0
    2025年07月18日
  • でぃすぺる

    Posted by ブクログ

    ジュブナイル小説(少年少女向き冒険小説)
    と、軽い気持ちでサクサク読んでいたら、
    意外としっかりとした殺人事件を扱った
    ミステリー(少しオカルト)小説だった。

    壁新聞の掲示係となった小学生のユースケ、
    サツキ、ミナ。3人は記事を探しながら、
    サツキの1年前に殺された、従姉妹のマリ姉が
    パソコンに残した「七不思議」の謎を追う。
    終盤は少しオカルトが入り、小学生向きと
    思って甘くみていたがいい意味で裏切られた。

    ユースケたちは小学生なのだが、私の脳内で
    勝手に中学一年に変換されている。

    0
    2025年07月15日
  • 明智恭介の奔走

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    事の顛末を知っているだけに、明智恭介という人物の解像度が上がるにつれ、やるせなさと無念さが募る。
    「とある日常の謎について」が秀逸で、日常ミステリが入れ子細工状の上、50円玉20枚の謎へのオマージュも仕込まれ、にやりとした心の浮遊感増し増し。
    探偵明智恭介の幕はすでに閉じられてしまったが、過去を遡った活躍劇を渇望する。

    0
    2025年07月12日
  • 魔眼の匣の殺人

    Posted by ブクログ

    第1作に次ぐ特殊設定的なミステリ、面白かった
    たくさんの伏線が張り巡らされ、鮮やかに回収されていくのが圧巻。見事にひっくり返りました。シリーズとしては、まだまだ謎が多く今後の作品も楽しみ。

    0
    2025年06月30日
  • 明智恭介の奔走

    Posted by ブクログ

    屍人荘シリーズの良いところが出ている作品だった。
    今までの3作がハラハラするものだったので、そういう点で言うと少し物足りなくは感じた。
    ただ、予想できない展開が繰り広げられているのは同じなので、とても面白かった。
    程よい日常感で、良い息抜きになる。

    0
    2025年06月20日
  • ネメシス1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今村昌弘の作品なので読んでみた
    •遊園地の金の受け取り方法面白かった
    •ドラマも昔何話か見た記憶があるが今度見返そうかなと思う。
    •キャラもとても魅力的だった!ドラマでもチャイナ服見れるのかな、、

    0
    2025年06月18日
  • 魔眼の匣の殺人

    Posted by ブクログ

    今回は予言と言う非現実な設定を取り入れながらの論理的な謎解きと展開で、本格的な推理小説となっていました。
    助手の視点から探偵を考察し、探偵の頭脳明晰ぶりを表現しながらも、助手も頭がよく自身で推理を披露しながらの二人三脚ぶりがよかった。

    0
    2025年06月16日
  • でぃすぺる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オカルト×ミステリーだけど取り込まれすぎなくて読みやすかった。
    めちゃ怖いというより、小学生3人で力を合わせて謎を解いていくって描写が多くて青春物みてる気持ちになった。
    なずての会は悪の組織でもなく守ろうとしていた側で、作間さんは悪の魔物みたいなやつで本当の味方って分からないものだよねェ。
    最後日常の生活に戻った時の清々しさと事件前よりも主人公が日常を楽しんで前を向いてる感じが良かった。
    ひと夏の冒険みたいな本

    0
    2025年06月09日
  • 明智恭介の奔走

    購入済み

    本家とは異なる日常の謎の短編集は、サクサク読めてまた違う味わいで面白かった。こちらの探偵である明智恭介はなんだか厄介だけどほっとけない愛らしさが溢れていて、ほっこりしました。

    0
    2025年06月02日
  • 明智恭介の奔走

    Posted by ブクログ

    屍人荘の殺人の明智先輩にまた会えるなんて!と嬉しく読んだ。
    古い商店街の話と、パンツの話、試験問題盗まれた話が面白かったな。

    どの短編も理屈っぽくてズレてる明智先輩の魅力が詰まってる。
    それだけに、この先の未来はないんだということがわかってるから大変胸が痛い。

    0
    2025年05月28日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

    Posted by ブクログ

    有栖川さんの作品では、作家アリスシリーズは別に好きではなく、学生アリスシリーズが大好物な私です。今をときめくミステリーの新鋭たちが有栖川さんの世界を舞台に小説を書き、その中に学生アリスがあると聞いて買ってしまいました。二次創作でも学生アリスと会えて嬉しかったです。でも、どの作品も魅力溢れる短編集となっていました。

    0
    2025年05月25日