今村昌弘のレビュー一覧

  • でぃすぺる

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    小学生×七不思議ということで、ほんやかした日常系ミステリーかと思いきや、ずっしりとしたオカルトミステリーだった。

    掲示新聞を作るために七不思議を調べていくうちに、住む町の暗部に触れていく。

    小学生という無力な(金銭的等で)子たちの、真実を追い求める姿勢が眩しい冒険譚でもあるように感じた。

    ただ、闘いの終わりがあっさりしているというか、「え、そういう感じで終わらせるの?」となったので、もっとオカルトチックにバトルしてほしかったな…

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    2025年05月23日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー35周年企画。
    レジェンド作家へのリスペクトを胸に、気鋭の人気作家が執筆した、豪華トリビュート。


    2024年が有栖川有栖さんのデビュー35周年という事で、その記念企画で豪華作家陣が一堂に会したトリビュート・アンソロジーです。
    ひと言でいうと、めっちゃ豪華な有栖川有栖作品二次創作アンソロジーって感じ。

    それぞれの作品も、前情報なく読んだらご本人の作品だと思わず考えてしまうような「完コピ二次創作」から、ホラーミステリ、ダークな雰囲気と作家さんのカラーがしっかり出たものまで。バラエティに富んでいて面白い。

    個人的なお気に入りは、作風の完コピに徹した青崎有吾さん『縄、綱、ロー

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    2025年05月14日
  • 明智恭介の奔走

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    『屍人荘の殺人』を読んだのがだいぶ前だからか、明智さんのキャラをすっかり忘れていて最初少し抵抗があった。
    あまり好きじゃないな~と思っても、「あ、この人もう少しで…」と思うと応援したくなってしまう不思議。

    葉村くんとのやり取りはおもしろかった。

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    2025年05月13日
  • でぃすぺる

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    少し期待し過ぎたのかもしれないけど街の7不思議がもう少し事件に上手に絡んでくるのかと思ったけどそこまでではなくて・・・超常現象で片付けられると厳しいって。不審死とか。

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    2025年05月12日
  • 明智恭介の奔走

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    もう会えないと思っていた明智さんに、また会えてうれしかった。事件を解決する為なら何でもやってしまい相手を怒らせてしまう明智さん。そんな明智さんを止める為のストッパー役の葉村くん。2人がどうやってコンビになったのかが描かれていてよかった。2人がまだ出会う前の探偵事務所でのお話も楽しかった。この続きも気になる。

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    2025年05月12日
  • 魔眼の匣の殺人

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    屍人荘の殺人が面白かったのですぐ買って読んだ。クローズドサークルに何を組み合わせるのかと思ったが未来視だとはおもわなかった。予言に殺人を合わせていくという聞いたことのないものであっという間に読み終えた。事件だけでなく、サキミの正体にも驚かされた。

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    2025年05月08日
  • 明智恭介の奔走

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    神紅大学ミステリ愛好会会長の明智恭介。愛好会を立ち上げてすぐの頃、唯一の会員・葉村と日常の謎を解き明かしていく全5編。

    短編ですが、どれもしっかりしたミステリです。まあ、たしかに明智が複雑にしてる感もあるけど…それがまた痛快で、スッキリします。

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    2025年05月08日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    半分ほど、読んだことある先生がいらっしゃった

    有栖川有栖先生のファンなので、これは!と読んでみたらあらまぁ、なんて豪華なアンソロ!!
    とても面白かった

    特に「完コピ」をめざした青崎先生の
    縄、綱、ロープ
    1番すきだった
    読みながらあー、有栖川有栖の世界だなぁと
    あとがきで完コピ二次創作との記載をみて
    なるほど、やっぱり、さすが
    と思いました

    主に火村先生シリーズだったけど、
    今村先生の
    型取られた死体は語る
    の学生アリス、江神さんもよかった
    懐かしいメンバーの名前に学生アリスシリーズを読み返したくなった

    有栖川有栖先生のファンと言いながら全て読破してるわけではないので、心霊探偵気になる

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    2025年05月06日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    作品にあまり触れたことはなかったが、十分楽しめる内容であり、最後の解説と合わせて満足度の高い一冊だった。

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    2025年05月04日
  • でぃすぺる

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    『屍人荘の殺人』シリーズでお馴染みの、今村昌弘さんが描く、ジュブナイル×オカルト×本格ミステリ。

    とある田舎町、奥郷町にある小堂間小学校に通うオカルト好きのユースケは、壁新聞に怪異ネタ掲載することを目的にクラスの掲示係に立候補します。
    何故か掲示係に立候補してきたオカルト否定派の優等生・サツキと、不思議系転入生のミナと共に壁新聞を作成することになりますが・・。

    これは良き!
    個人的には『屍人荘・・』より本作の方が好みかも~♪
    (『屍人荘・・』はミステリというより、パニックホラー的要素が強かったですし)

    ユースケ達が「奥郷町の七不思議」と、サツキの従姉・マリ姉の変死事件との関連を調査してい

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    2025年04月25日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    実力者ばかりが揃ったレジェンド有栖川有栖に捧げるトリビュート作品!

    有栖川有栖作品読んでなくても楽しめましたが、読んでる方はより楽しめるはず!?

    個人的には阿津川辰海のお話が好きでしたが、良作ばかりの本でお腹いっぱい!

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    2025年04月22日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ひとつのテーマに沿ったアンソロジーはよくあるけれど、1人の作家さんを軸にしたトリビュートって聞いたことない気がして新鮮でした。
    でもよく考えたら音楽ではトリビュートはよくあるし、漫画家の先生もよく違う漫画家さんの有名なキャラを書いて公開していたりするので、そんな感覚に近いですね。
    有栖川さんの小説はそんなに数は読んでませんが、それぞれにその作家さんらしさと有栖川先生へのリスペクトが感じられたので単純に面白かったです。小説でもこういったトリビュート、色んな作家さんのも読んでみたいと思いました。

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    2025年04月20日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖トリビュート本。
    トリビュート本初めて読んだ。元ネタはあまりわからないけどこういうのもいいね。
    夕木先生、阿津川先生、織守先生あたりおもしろかった!
    夕木先生ほんとおもしろすぎて笑った笑
    阿津川先生のやつみたいな読みやすくて構築的でコミカルさもありつつツイストしていくやつが早くこの世のミステリーの水準になってほしい。久々に心に潤いが満たされました。
    こういうやつがもっと読みたい…!
    この話みたいなのは何で読めるんだろう?

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    2025年04月20日
  • 魔眼の匣の殺人

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    前作から連続して読破。
    クローズド作品はとても好きなので面白かったが、犯人の動機がどうもしっくりこなかった感じ。

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    2025年04月03日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    表紙に一目惚れして買った為有栖川さんの事をこれまで読んだことがなかったがここまで面白いとは!
    語り手として作者の名前が出てくるのが斬新に思えた。
    元ネタが随所に織り込まれているので、そっちを読んでから再度読むと面白さも倍増するのかもしれない……。

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    2025年03月31日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー三十五周年記念トリビュート

    錚々たる作家が7人も参加していてすごく豪華な短編集

    「昨今のミステリ界を牽引する作家の中には、世代的に有栖川有栖作品に親しんだ経験を持つ人が多いことに着目」した企画とのこと
    有栖川有栖作品には魅力的なキャラクターが多く存在するので書きやすくもあり、書いてみたかったのではないかと思う


    有栖川有栖らしさの完成度で言うと
    『クローズド・クローズ』 一穂ミチさん
    『縄、綱、ロープ』 青崎有吾さん
    『型どられた死体は語る』今村昌弘さん
    は上手かった が、上手いだけに所々で本家らしくない違和感のある表現が気になってしまう

    でもまたそれも良しと思える

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    2025年03月16日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート企画に参加した作家たちのアンソロジー。

    名だたる作家の完成された作品に有栖川先生の幾つかの本をもう一度振り返りたくなるほど。
    何も知らされなければ有栖川先生が書いたのでは…と思いそうでもあり、とても楽しめた。
    各々作家さんのこれまでのイメージが少し違って見えたりして短編であるのが残念なほどで、もっと堪能したかったという気分。
    個性が光り、それぞれの特徴も魅力もあった。
    どれも良かったが、一穂ミチと夕木春央が特に好き。

    ○縄、綱、ロープ〈青崎有吾〉
    ○クローズド・クローズ〈一穂ミチ〉
    ○火村英生に捧げる怪談〈織守きょうや〉
    ○ブラックミラー〈白井智之

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    2025年02月27日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    なんて贅沢なアンソロジーなでしょうか。
    全ての作品に有栖川さんへの愛が感じられます。
    トリビュートとはよく言ったものです。
    青柳さんのものと、今村さんの二作品が特に良かったです。

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    2025年02月20日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    豪華作家たちが書く有栖川有栖作品の登場人物たちが見られてとても嬉しい!!
    内容も推理ももちろんだけど、キャラの解像が素晴らしくて、あらゆる描写で(わかるわかる~!!)となりながら読めて楽しかった。

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    2025年02月01日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    最近勢いのある豪華なメンバーによる有栖川アンソロジー。めっちゃ期待して読み始め、そして期待通りの内容だった!

    個人的にはやっぱアリスシリーズが好きなので、青崎さんと今村さんの話がたのしかった。
    青崎さんのは有栖川先生も後書きで述べてたけど、先生本人が書いた?と言うくらい文体や、有栖と火村と台詞回し、事件の起こり方や解決の仕方、流れが完璧で、正直有栖川先生の短編より良かったかも…笑
    真相が1番気になったのは夕木さん。

    読む前はぜんぶ勝手に作家アリスシリーズを題材にしてるんだと思ってたけど中身は各作家さんそれぞれ個性が出て、でも有栖川先生へのリスペクトやメッセージが入ってて、これは読者はもちろ

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    2025年01月30日