今村昌弘のレビュー一覧

  • でぃすぺる

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    七不思議に導かれる、ジュブナイルホラーミステリ

    オカルト好きのユースケ、現実主義のサツキ、ミステリ好きのミナ。学校の掲示係である三人が、サツキの従姉のマリ姉の死の真相に迫る。
    手がかりは、マリ姉がパソコンに残した、六つしかない七不思議。
    この六つの怪談話の中の違和感や矛盾点に目をつけながら、徐々に事件の真相に迫っていく。
    怪談話というホラー要素に、ミステリの推理で挑むところが本作の特徴だ。

    本作で私の好きな点は、主人公が小学生であることだ。
    行動できる範囲や時間には限界があるし、時には大人に見下される。
    しかし、彼らは頭を使って活路を見いだしていく。信頼できる大人を頼ったり、動画配信者に

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    2026年06月14日
  • 魔眼の匣の殺人

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    一作目も好きだけど一作目より断然好きですね。
    読みやすさとは裏腹に、今回特に殺され方と犯人の陰湿さがひどい。久しぶりに読んでるだけで腹が立った。
    そりゃヒルコも断罪せざるを得ないよね。
    一作目と比べて葉村の存在感が薄く、それが寂しかったものの、その分真正面からキャラクター性ではなくストーリーで戦っている感じがして好感度が高くなったよ。三作目も読もう。

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    2026年06月13日
  • 魔眼の匣の殺人

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    面白かった、前作よりこっちの方が内容も盛り沢山というか厚みがあるというか、良かった、予言に翻弄される特殊設定ミステリではあるけど、本格でミステリってこうだよな、やっぱり面白いって思った

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    2026年06月08日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    作家「有栖川有栖」の作品のプロによる二次創作的なアンソロジー。豪華すぎる!有栖川作品を愛する作家さんたちによる本気の二次創作。本格ミステリーからややホラーなど、作家さんたちの特徴が垣間見えて2度おいしい。
    火村英生シリーズは最近読んで無かったから、また読みたくなった!

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    2026年06月06日
  • 屍人荘の殺人

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    クローズド・サークル物の本格ミステリだけど、特殊な状況下で殺人が起こっていって、リアルさと非現実的な感じのバランスが凄く良くて、めちゃくちゃ読みやすく、読んでても飽きずに読むことが出来た、続編2冊も持ってるから次はどんな話なのか楽しみ

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    2026年06月04日
  • 屍人荘の殺人

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    複数の殺人が別の殺人者によって行わていた!有機的な謎解きが圧巻。ゾンビというギミックが時限式の殺人者になったり、凶器になったり、クローズドサークルを圧迫する装置になったりと最大限活用されていた。この手のミステリーは部屋の見取り図を完全に頭に入れて読まないと、頭の中でパニックになるのでお気を付けて下さいね。

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    2026年06月01日
  • 魔眼の匣の殺人

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    物理的にクローズドサークルなのはもちろんのこと、予言という枷もクローズドを構成する要素に仕立てられていたのが印象的だった。
    また予言をそう捉えるのかと犯人にも比留子の行動にも驚かされた。予言という一般的には不確かなものをせっせと成就させようとするのもどこか皮肉めいていて面白い。
    相変わらず非現実な舞台や事象をミステリに落とし込んで扱うのが上手い作者だなと感心させられた。

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    2026年05月23日
  • 兇人邸の殺人

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    屍人荘の殺人がとても面白かったため、このシリーズは続けて読んでいる。
    本格ミステリでありながら、人外の存在や超人的な能力を持つ者が登場するという、一歩間違えればルール破りになりそうな設定を扱っている点がこのシリーズの大きな魅力だと感じる。
    それでも、ミステリ部分はきちんと本格として成立しており、今回も独特の世界観と推理の両方を楽しめた。
    超常的な要素があるからこその閉鎖空間や緊張感も、このシリーズならではだと思う。

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    2026年05月22日
  • 兇人邸の殺人

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    斑目機関の研究者であった不木玄助によって運営されているという廃墟テーマパークへの潜入に同行することになった剣崎比留子と葉村譲。だが闇夜に乗じて不木の屋敷、兇人邸へ忍び込んだ彼らの前に姿を現したのは、超人的な能力を有する異形の存在だった。死傷者が続出する中、一行は屋敷に閉じ込められてしまう...

    剣崎比留子シリーズ3作目。
    陸軍731部隊を思わせる楽しいバックボーン設定。荒唐無稽な特殊設定を読者に納得させるための周到な構成力とそれを支える文章力。有栖川有栖の初期作を想起させる喪失と再生の青春ミステリ感。明快な状況説明ととにかく登場人物をきちんと憶えてもらおうとする親切設計。
    最近はご無沙汰気味

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    2026年05月24日
  • 屍人荘の殺人

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    「ミステリのトリックの鉱脈は掘り尽くされた」とあって、今は「そのトリックの掛け算が主流になっている」とあるが、この舞台装置の掛け算は流石に予想していなかった。
    シリーズ物の第一作なだけあってキャラ付けが上手い。ただもうちょい拗れた個性を見せてほしかったところ。
    浮気性なワトソンも、それはそれで見てみたかった気がする。

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    2026年05月17日
  • 屍人荘の殺人

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    ネタバレ

    作中でミステリのネタも出尽くしており、その打破の為に掛け合わせが主流になっていると語られていたが、ミステリというジャンルに限らずそうした傾向は強いように自身も感じていた。この時にはミステリという舞台内に限定して語られていたが、本作ではジャンルという舞台自体の掛け合わせが行われており、舞台装置になったゾンビについてその背景がほとんど語られない潔さに驚き笑ってしまった。クローズドサークルや殺害のトリックにもちゃんと機能しているのに、確かにゾンビは主眼じゃないもんね、と妙に感心させられた。
    明智があっさり退場してしまったのも意外性を覚えた。ライヘンバッハに言及していたので「実は…」みたいな可能性があ

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    2026年05月17日
  • 魔眼の匣の殺人

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    予想が裏切られるパターンとお決まりのパターンがうまく配置されていて読んでいて驚きがあって面白かった。

    少し雑に感じる部分もあったが、それが現実味を作品に追加しているような気もする。

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    2026年05月17日
  • 都市伝説解体センター 断篇集 痕

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    キャラクターの関係性など本編の補完をするような感じで楽しめます。
    特に1話はギミックもあって面白いです。
    個性的なキャラクターたちをさらに好きになれます。

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    2026年05月13日
  • 屍人荘の殺人

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    ネタバレ

    特殊設定ものミステリ、初めてだったけど面白い、そして読みやすい。
    テロの首謀者がなんでパンデミックを起こしたのかよくわかんなかった。メタ的にいうと特殊設定のための設定ってことかな?
    あと明智がキャラとして立っていたので(中村倫也だし)今後のシリーズに続投かと思いきやあっけなく死んでびっくり。

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    2026年05月11日
  • ネメシス1

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    ネメシスに勤めるポンコツ探偵風間と破天荒なのにセンス抜群なアンナの謎解きコメディ

    ドラマに脚本協力した作家たちが執筆した小説版1巻。めちゃくちゃくだらない設定に書き落としてるのにばっちり本格ミステリでもはや対比に笑うしかない。すごいな今村さん!

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    2026年05月10日
  • 明智恭介の奔走

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    ネタバレ

    屍人荘の殺人からはじまるシリーズの中で、魅力のあるキャラクターだっただけにあんなにも早く退場してしまい悲しかっただけに、明智さんにスポットが当たったことにとても喜ばしく思います。

    短時間とはいえ深い爪痕を残したっだけあり、今作でもなかなかのクセの強さ。
    ミステリーというものに真っ直ぐで貪欲すぎるがゆえ、周囲の人間とこじれてしまいながらもどこか憎めない明智さんの日常が楽しめます。

    事件の内容も屍人荘シリーズよりはライトなもので、読みやすい作品でした。
    微笑ましいことも、少しカチンとくることもありますが、この先は屍人荘の殺人にいつか繋がるのか・・・と多いながら、在りし日の姿を偲びました。

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    2026年05月09日
  • 魔眼の匣の殺人

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    ネタバレ

    4.3

    第一作目にSF要素を入れたので、今回の設定も無理矢理感は全く感じず、サクサク読めました。

    ミステリでは、若い人は生き残る確率が高いので(個人的主観)、高校生2人は生き残るだろうと思っていたら、まさかの2人とも殺された展開だけでもとてもビックリしました。

    そして、最後の最後までサキミ様のどんでん返し…めちゃくちゃ面白かったです!

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    2026年05月06日
  • 屍人荘の殺人

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    ネタバレ

    4.1

    ミステリにゾンビを合わせてくるとは…!!そして合わせ方も無理もなく、とても上手く取り込んできたと思いました。
    その着眼点だけでも星4は確定です。

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    2026年05月06日
  • 明智恭介の奔走

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    シリーズ1作目『屍人荘の殺人』以前の明智恭介を主人公に据えた短編集。全5編が収録されていて、いずれも彼の身の回りで起きる、ちょっと不可解な「日常の謎」を解き明かす。

    なのでシリーズ本編にあるような凄惨な殺人事件や、クローズドな環境下に閉じ込められたりといった緊迫感はない。だけど、それだけに明智さんが普段から純粋に謎を愛し、真実を追い求める姿がより鮮明に印象に残る。彼のミステリに対する熱量が清々しい。

    最後のエピソードは、明智さんが神紅大学一回生の設定で、当然葉村とは出会う前だけど、まだ何者でもない、がむしゃらで初々しさが前面に押し出された描写が新鮮な感じだった。

    明智さんと葉村の掛け合い

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    2026年05月04日
  • 兇人邸の殺人

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    前半怒涛の恐怖展開で怖かった
    こんな状態
    捕まってもどうなっても
    自分から助け求めるでしょ
    あんな巨人目にしたら
    助かった後のことなんて
    考える余裕ないでしょ
    人の欲望って"コワッ"って思った
     
    予想外の結末で
    いろんな意味で泣けた

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    2026年05月04日