今村昌弘のレビュー一覧
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ジャンププラスのの漫画を見て興味を持って購入したのですがミステリーと屍人を掛け合わせて作られたストーリーやトリックは面白くこの本を買ってよかったと思いました。
まだ、この本を買うかどうか迷ってる人がレビューを見ているのなら是非買ってみるべきです。自分もこの本を読んでミステリーにハマりました(笑) -
購入済み
現実離れした本格ミステリ
面白かった…!
ファンタジックな状況下で殺人事件が発生し「ラノベかよ」と鼻で笑いそうになったものの、最後まで読んでみればそんなファンタジー知識など一切不要で、ちゃんと重力も距離も時間も存在する現実に即したミステリーだった。複線回収もきちんとされており、モヤモヤ感が残らずおすすめ。 -
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ネタバレミステリもゾンビも大好きなので非常に楽しめた。
トリック全てにゾンビの特性が関わっているのが凄く、犯人の「二度殺せるからゾンビにした」の供述には痺れた。
ゾンビをクローズドサークルを作るための道具に留めず最大限活かしている。
ただ犯人にあまりに有利な状況が続くのは気になった。
偶然の重なりや天啓ではなく、班目機関が関わっているなどもう少し理由付けが欲しかった。
ミステリとホラー要素を巧みに融合させた意欲作だが、読者とのミスマッチが散見されるのは歯がゆいところだ。
ゾンビの存在はサプライズにするより、事前知識としてもっと強調した方が良かったと思う。
今は特殊設定ミステリが溢れているので、刊行当時より本作を楽しめる読者が増えていそうだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ーあ」
眼前に迫ったゾンビを見て、俺の頭は真っ白になった。
「明智、さんー」
明智はなんだかんだ生きてると思ってた。けど、いつかこういうシーンが来るだろうなということも覚悟していた。やっぱりゾワッとした。ミステリー殺人×ゾンビって新しいなあ。パニックものとしても面白いし、クローズドサークルミステリーとしても素晴らしい。やっぱり名著はさすがだなあ。
「もしかしてあいつらは、あいつらっていう人間の一番醜い部分を曝け出しただけなんじゃないのか。そのただ一点を除けばそんなに悪い奴らでもなくて、お前も俺も、誰かの一番醜い部分を指差して、人でなしだ、許せないって叫んでるんじゃないのか。」
印象に残った。あの三人にも良いところと悪いところがあって、それらを天秤にかけた結果があれだっただけだと思うけど、これから人に嫌なことされてもこれ思い出せばなんとかもちこたえることができそう。
「そのまま三十分ほどで、疲れ知らずのゾンビを相手にとうとう進藤は力尽きました。
彼はね、最後の最後で星川さんに口づけをしたんですよ。とっくにゾンビと化している彼女に。」
あの進藤がゾンビに噛まれた彼女を匿って看病していたことに衝撃を受けた。自我を失って襲ってきても進藤には愛する星川に見えていたんだなあ。
出目や明智がゾンビになって現れるシーンとかもあったけど、みんな仲間がゾンビ化したことにショックを受けつつも容赦なく殺してたもんな。そういう点では進藤だけが温かい一面を見せたなあ。 -
Posted by ブクログ
あざみと美桜は、どうして友だちになったのだろう。本篇で性格の違う二人を見て、そんなことを思っていた。ゲーム『都市伝説解体センター』のスピンオフである本書は、六人の作家によるアンソロジーだ。中でも今村昌弘の「ムラサキカガミ殺人事件」は、構成の妙で最もよかった。謎めいていた富入の人間性や有能さが浮かび上がり、司書との関係を知ると、本篇での振る舞いにも背景が見えてくる。事件を追う面白さと、人物を知る楽しさがつながる一篇だ。月並きらの「降り注ぐ凶兆」は、都市伝説の使い方や意外な展開が本篇に近く、満足度が高い。日部星花の「容疑者:ガイド」は緩急がうまく、読後のぞくっとする怖さでは一番だった。梨の「N番目の臨時ニュース」は、都市伝説系モキュメンタリーの手法で読ませる。宮本深礼の「囲う絆、祟る器」では、松田が意外とちゃんと仕事をする男だったとわかる。本篇で少しうさんくさかった人物が、ぐっと身近になる。そして田中創の「幽霊の手が繋ぐもの」が、あざみと美桜の出会いを描いてくれる。六篇それぞれの怖さや謎解きを楽しみ、本篇の人物たちを前より少しよく知ることができた。本篇を知っている人にこそ読んでもらいたい。