今村昌弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだ比留子と出会う前の何気ない日常から繰り広げられるミステリの短編集だ。時間軸は過去に戻る為、こんな感じでミステリ愛好会は活動していた事が分かる。
ただ、シリーズを順通り読んできた為、今までの異質で壮絶なミステリと比べると物足りなさを感じてしまった。…いや、これが普通なのだ。これが。しかし脳が麻痺しているのだ。これは仕方ないだろう。作者は何も悪くない。(とはいえどうしても比較してしまう為、星は3)
逆にこのタイミングで明智との、このやり取りを見れるのはまた一興なのかなとも。
シリーズ1作品目のワトソンのやり取りを思い出してしみじみしますね。 -
Posted by ブクログ
『屍人荘の殺人』に始まる「明智恭介のシリーズ」が好きなので、期待して手にした本ですが、言葉は悪いのですが、分かりやすく言えば少し幼稚かなと……。
でも、作家性は存分に発揮されていて、やはりオカルト絡みのミステリ仕立てにはなっていますので、その点では本当に楽しめました。
ただ、いわゆる探偵役に当たる三人が小学生ということもあり、必然的に色んな制限(車がない、学校生活がある、親の庇護下にある…など)が設けられてしまう為、本格推理小説とは程遠い内容で、ミステリ要素のある「冒険小説」に近い作品かもしれません。
「謎解き」も、この世界線では、という前提ではありますが、フェアだと言えます。
また、それなりのドンデン返しもありますし、ミステリ抜きにしても、主人公三人の関係生やそれぞれの成長も十分に楽しめました。
個人的には、予想した結末に近く、期待した結末からは遠くて……この作家の世界観や作風は肯定的に受け止めており、明智恭介のシリーズは四作とも好きなのですが、この作品に関しては、私は少しだけ物足りなさを感じました。