松下幸之助のレビュー一覧
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松下幸之助さんが素晴らしい経営者であることに納得させられる一冊だった。
印象的だったのは、一日の始まりとともにどうか今日も素直でいさせてください。と心から神様に誓うこと。素直でいることがどれだけ難しいことなのか、素直という一言で済ませれないくらい商売人にとって重要なことだと感じた。自分は素直さを毎朝忘れることなく生きていけるだろうか、その度に読み返したいと思った。
取引先で失態を犯して怒られる。この一面ですら、腐らずに素直でいれば怒ってくれたのもご縁だと思える。そうすれば道が開けること
相手をくさすようなことは決してしないこと。相手方のここは素晴らしい。でもうちはそれもありつつ、こちらも用意し -
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ネタバレaudiobookで聴読。
1894年11月27日生まれの松下幸之助氏が本書の前書きを書かれたのは1984年5月。
まもなく90歳を迎えようというときに、それまでの人生を振り返って、自らの人生から得たことをまとめられた書である。
前書きでは、こう述べられている。
「奥行きが深く、複雑で微妙な人生。まだまだ修業途上にある私が、人生について語るのはおこがましい限りです。しかし、私なりの体験とそれに基づく考えが、みなさんのよりよき人生のために、いささかなりともお役に立てばとの願いから、あえてまとめてみた次第です。ご意見、ご感想等お聞かせいただければ幸いです。」
日本を代表する人物の90歳での -
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松下幸之助の言葉をいろいろなところから集めてきてつくった本なので、ストーリーとしてはわかりにくい。短編を集めてきた感があり。はじめの本人からおりをつづったものとあり、エッセイとしてよめばよいかも。
目次は以下ですl
会社経営のカンどころ
責任の持ち方
金だけが目的では仕事はできぬ
事業に失敗したらどうする
長期勤務のちから
伸びる会社・伸びる社員
難局を切り抜ける条件
事志に反す
私の軍師・加藤大観
私のアメリカ土産
物の見方・考え方
何事も結構
役に立つ人間
暖簾の精神
オランダに学ぶ
心の持ち方
私の学校教育論
お金のかからぬアメリカ
経営についての考え方
日本の経営者・アメリカの経営 -
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⬛︎内容⬛︎
「心得帖シリーズ」の三作目である。本書はタイトルどおり、企業に身を置き、一社員として働くことの意義を、新入社員、中堅社員、幹部社員に向けて説いたものである。今、若者は働き甲斐を見出せず、中堅・幹部はリストラを恐れている。社員として働くとはどういうことか、いま一度、原点に返って考えてみるのに絶好の一冊である。
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所々心に響く項目があってとても良かったです。
そして少し耳に痛い。
ちょうど色々悩んでいる時期でしたので、この本に励まされたように感じました。
仕事に悩んでいる方におすすめです。
ただ、シリーズ全般に言えることですが文字が大きくて逆に読みづらいかも。 -
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実践経営哲学 (PHP文庫)
著:松下 幸之助
本書は、著者の60年の事業体験を通じて培い、実践してきた経営についての基本の考え方、いわゆる経営理念、経営哲学をまとめたもの。
以下の20項目から成る。
①まず経営理念を確立すること
②ことごとく生成発展と考えること
③人間観をもつこと
④使命を正しく認識すること
⑤自然の理法に従うこと
⑥利益は報酬であること
⑦共存共栄に徹すること
⑧世間は正しいと考えること
⑨必ず成功すると考えること
⑩自主経営を心がけること
⑪ダム経営を実行すること
⑫適正経営を行うこと
⑬専業に徹すること
⑭人をつくること
⑮衆知を集めること
⑯対立しつつ調和するこ -
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指導者の条件
著:松下 幸之助
一つの国でも、すぐれた指導者がいれば栄え、指導者に人を得なければ混乱し、衰えていく。会社でも社長次第でもよくも悪くもなる。会社の中の一つの部課にしても、その部長なり課長のよしあしで、業績が全く変わってくる。
結局組織の運営は、その指導者一人にかかっている。その責任は全て指導者一人にある。組織の大小を問わず、指導者の立場にある人はそうした自分の責任の重大さをよく認識し、自分のあり方について、たえず反省、検討しなくてはならない。
本書は、歴史上の指導者の教えを102の事例から大きくわけて以下の9項目について紹介している。
①指導者のものの考え方
②自分を高める -
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あるべき指導者の姿について。古今東西の偉大なリーダーに学んだ内容を102の事例にまとめている。マインドセット面の話が多いが、一部に人材育成やコミュニケーションのスキル的な部分もある。時代は移ろっても、リーダーに求められる要件は変わらないのだろう。エピソードと共に綴られており、心に響く事例が多い。繰り返し読み返したい一冊。
今回響いたエピソードは、以下の通り。
■指導者のものの考え方
・一視同仁(上杉謙信)
指導者は敵をも愛するゆたかな心をもちたい
・大所高所に立つ(勝海舟、西郷隆盛)
指導者には大局に立ち小異を捨て大同につく心がまえが大切である
■自分を高めるために
・公明正大(楊震)