【感想・ネタバレ】[新装版]思うままのレビュー

あらすじ

平成元年4月27日に94歳の生涯を閉じた松下幸之助は、その生涯を通して、人間のこと、事業のこと、社会のこと、日本のことを考えつづけてきた、本書は、PHP誌に「思うまま―身辺雑話」として連載したものの中から、248篇を厳選し、加筆補正したものである。文字どおりその時々の「思うまま」を述べた内容であるが、その言葉の中には、人々の幸せを強く願う気持ちがこもっている。混迷する現代にあって、人生の指針を見失ったり、生きるための知恵をもとめている人々に贈る、心からのメッセージである。なにげなく送っている毎日の暮らしや、日々の仕事の中から新たな発見と喜びを見出すには、どうすればよいのか。また、幸せな人生を送るためには、何が必要なのか。松下幸之助が考えた、生きるための知恵の言葉の数々が、時代を越えて、いまここに鮮やかによみがえる。まさに、現代を生きるための「バイブル」とも言える一冊。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

1971年に初版が発行された本書。50年前に、松下幸之助氏の指摘は今も同じことが言え、日本の民度が成熟していないことがよくわかる。
今の時代にも十分通用する考え方、身の振る舞い、人としての生き方。
名著「道をひらく」とはまた違った見方ができる一冊

0
2022年06月22日

Posted by ブクログ

キーワードを作るのがうまいなぁ、と思わさせる本気。知のカクテルなど。社内だけでなく、代理店や世間に端的に伝えていくことから、身についたのだろう。見習いたい。

また、世の中の全てのことに不要なことはなく、ただ、用途をまだ見いだせていないだけ。との考え方は、さすがだな、と。

0
2018年10月10日

Posted by ブクログ

松下さんが生きていらっしゃった時からだいぶ時代は変わったと思うのだが、響く言葉がたくさんあることに偉大さを感じる。中には未来を見透かしていたのではないかという内容さえある。
急激な時代の変化に対応しなければならない今日だが、変えてはいけない部分もあることがよくわかる。
自分自身、時代が変わっても残り続けるものを作っていきたいと思う。

0
2015年02月04日

Posted by ブクログ

時代を超えた名言をまとめた内容。感想をまとめることができないけど、仕事の厳しさと人生観の血肉となる言葉がちりばめられている。ベッドサイドに置いて、時に触れてページをめくり直したい内容。

0
2015年01月25日

Posted by ブクログ

相変わらず、幸之助さんの本はいい。言葉の端々に事の本質が見える。
このような人達が、今の日本の礎となったのだと痛感します。有難いことです。

0
2015年01月11日

Posted by ブクログ

久しぶりに読む松下幸之助さんの本。改めてすばらしい思想を持っていると感動した。しかし、「道を開く」などに書かれていた考え方が多く、真新しさはあまりなかった。

0
2011年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者が心にうつりゆくよしなしごとを書いたビジネス版「徒然草」的作品。
それにしても昔の経営者は刻苦勉励による揺るぎない哲学と道徳律を持った立派な人が多かった。すぐ土光敏夫や本田宗一郎、井深大、稲盛和夫、小林一三など思い浮かぶが、本作の松下幸之助も忘れてはいけません。
それに比べて、古き良き日本を壊しかねない夫婦別姓推進の経団連会長の十倉雅和などはもはや経営者(自社は大赤字)としても人間としても酷いし、金儲けだけは上手い孫正義(とにかく税逃れの達人)、柳井正(ブラックな労務管理)、似鳥昭雄(金儲けの為なら共産国中国にもベッタリ)なども少なくとも尊敬すべき対象にはならない気がします。
我々凡人が人生に迷った時に、やはり頼りになるのが、偉大な先人たちが残してくれた珠玉の言葉。
特に松下幸之助、彼ほど様々な執筆や講演活動を行い、後進の指導に尽力した人はいません。おそらく彼ほどの立場から部下を見れば、何とも頼りない阿呆だらけで終始イライラしていたとしても不思議ではありませんが、彼の凄い所はそんなことはおくびにも出さず、絶えず自ら謙虚で素直で反省出来る点です。彼に叱られた部下が皆涙を流して喜んだという逸話は、叱る時でさえ私利私欲を離れ真剣に一個人として対峙していたからこそだと思われます。
本書でも様々な金言が出てきます。
西郷隆盛の遺訓「国家に功労がある人には禄を与えよ。地位を与えるにはその地位にふさわしい見識がなければ国家崩壊のもとである」などは、今の政治家の資質とレベルの低さを見れば、草葉の西郷どんはあ然とすることでしょう。(P69)
能動的道徳観のススメ(P90)、自分を正しく評価するために、もし自分が社長だったら自分を雇いいくら払いどれだけの仕事を任せられるか自問自答してみる(P126)、刀の力が問題ではなくそれを使う人によって災いとなる降魔(ごうま)の利剣の話(P177)など示唆に富む訓言が発見できます。

0
2024年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

数あるフレーズの中で一番好きなフレーズ

「一つの決意をしたら、その思いをくり返し自分でかみしめて、そしてそれを毎日の生活の中、働きの中で生かしてゆくことが大切」

決意はするだけなく、生かす・使うことが大切だと思った。
決意を自分の体の中に染み込ませていく。
指の先の先までその決意が浸透したときに、決意を体現できるんだと思う。

思いの力と言うのは一番シンプルにできて、一番粗末にもできる。
そして、シンプルなのに何よりも強烈な力があると思う。
思いがないものは、自分のものでないから相手には届かない。
人間は心の機微には敏感で、相手がどう思っているか、
そこまではわからないが
きっと相手の思いがあるのとないのでは
同じ行動にしても受け取り方が違うのだと思う。
なんとなくそれを感じることができる、それが人間なのだと思う。

だからこそ、自分も子どももできるんだ、成長できるんだという
思いを大切にしたい。
目の前の大人がどう思っているのか、常に子どもたちは感じているから。

0
2020年12月05日

「ビジネス・経済」ランキング