松下幸之助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
松下幸之助の経営哲学。
カタカナがひとつもない希有な本。
経営理念をおもいいたったきっかけ。
商売の通念、社会の常識内で仕事をすることも立派だが、それ以上のもっと高い「生産者の使命」があるのではと考えた。(15)
使命感に燃えて仕事に取り組めるようになると経営に魂がはいる。16
経営理念は一つの人生観、社会観、世界観に根ざしてなければいけない。経営者は自らの人生観や社会観を常に涵養していくことが大切(21)
彼の根底にあるのは「ことごとく生成発展の理法」(24)
使命感を認識する。事業活動を通じて人々の共同生活の向上に貢献する。この使命を遂行するには利益は不可欠。事業経営は人々の共同生活に貢献すると考えると本質的には私事ではなく公事である。(41)
判断の際は私ではなく公の立場で人々の共同生活にどういう影響を及ぼすか?を考えること(42)
天地自然の理にかなった経営は、当然なすべきことをなす、につきる。経営はきわめて簡単(48)
利益とは社会に貢献した報酬である(52) 利益なき経営は社会に対する貢献が少なく本来の使命を果たせてない。また、企業の利益の半分は税金として社会に使われる。利益がなければこの観点からも社会へ貢献できていない
世間は基本的には神のごとく正しいと考える(74)
物事がうまくいったときは「これは運がよかった」と考えうまくいかなかったときは原因は自分にあると考える。(81)
業績の良否の原因を不況という外に求めるか?自らの経営のやりかたという内に求めるか?(86)
失敗の原因は我にあり87
経営のあらゆる面において自力を中心にやる自主経営を行うこと。そういう考えが基本にあって他力を活用することを考える。自力を中心にしていれば外部の信用も生まれ、求めずして他力が集まってくる。
ダム経営を実践する。あらゆる場所に10%程度の余力を持つ。無駄はだめ。見通しを的確にした上での10%の余力。
50人に通用する経営力と100人に通用する経営力。経営力の限界をこえたら組織を二つにわったほうがいい。(103)
一業に徹する。一品をもって世界に雄飛。(110)
人を作る。どうすれば?まずはこの企業は何のために存在するのか?という経営理念。それがないと部下指導に一貫性が生まれず時々の情勢や感情に押し流される指導になる。だから人が育たない。人を得たいと思うならば、自らがしっかりとした経営理念、使命感をもつこと。それを常に浸透させる努力をすること。血肉になるまでやること。(117)
企業は社会に貢献していく公器であり仕事も公事。公の立場からみて見過ごせない、許せないことは言うべきをいいしかるべきをしかる。使命感に基づく指導。何も言わない、しかられないというのは部下にとって一面、結構だし経営者にとっても楽だがそうした安易な姿勢では決して人は育たない(119)
経営とは芸術活動。無から有を創造する。単に物を作ってるだけかもしれないが、そのプロセスには経営者の精神が反映している。見る人を感嘆せしめる内容の経営もあれば、駄作といってもいような経営もある。ここにも芸術との類似性がある。経営の駄作は芸術の駄作よりも社会的な罪が大きい。つぶれたりするとほんとに迷惑。(145)
芸術家が一人前になるための修行はとても厳しい。骨身をけずって全身全霊で打ち込む。そうしてすばらしい芸術がうまれる。経営も同じ。
経営者が経営を行う上で大切な心構えは素直な心になること。とらわれない心。何かにとらわれてしまうと人の言葉が耳にはいらない。衆知が集まらない。しかし好き嫌いという感情は人間の生来のもの。だからとらわれない素直な心をもつことは言うわやすく行うは難し(164)
禅の修行は自分の心のとらわれをなくそうとするもの素直な心につうずるものがある。
1万回、碁をうてば初段になれる。毎日、素直な心になりたいと強く願い続ける。自分の言動を反省し少しでも素直な心を涵養しようとつとめる。そうして1万日(30年)すごせば、素直なこころの初段にはなれそうだ。167
素直な心こそ経営を成功させるための基本的な心のあり方なのだ。
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Posted by ブクログ
仕事で店舗をまかされていますが、この本は自分のモチベーション維持のためにも定期的に読み返すようにしてます。
「商い」の何たるかが書かれていて、日々の忙しさに流されて怠ってしまうこともコレを読めば思い返せます。
具体的に実行する手順がかかれているわけではないですが、「心得帖」の名の通り心に留めておくだけで仕事のクオリティが違うのではないでしょうか。
この中のお話で心打たれたのは
江戸時代に菓子の名店へ菓子を1つ買いに来た見た目も汚いホームレス。その人へ店のご主人は丁寧に手渡し、深く礼をして見送ったのを丁稚奉公の子が「ご主人様がそうまでされる客ではないでしょう」と言う。その言葉にご主人は「あの方にとって全財産に値する金でうちの菓子を買ってくれたのだ。感謝を表すのは当然。お客様に差などない」と言った場面です。
曇りのない目と心をいつまでも持ち続けたいです。
他にもこのシリーズ持ってます。仕事上のバイブルです。 -
Posted by ブクログ
タイトルほど、大それたものではなく、すら〜っと読めました。
哲学っちゃぁ哲学なんですが、それほど硬くないです。
マーケティング論とかの根本にあるんがこの考え方なんだなぁ〜と痛感。
・お客の欲しい物を作って売る
当たり前のことですが、難しいんですよね。
この本を良さは、僕がもっと「経営」っていうものに携わってからじゃないと分からないと思います。
他の経営理論とかの本は読んで分かった気になれますが、この本はそうはいきません。
(その反面、分かった気になるのはスゴク簡単だと思いますが…)
かなり「漠然」としたものなんで。
将来、迷った時に読み返したくなる本だと思います。
何より、この当たり前のことを実践して、これだけの会社にするってことは本当に素晴らしいですね。
この本から学んだことは、
当たり前の事を当たり前の様にしなさい!
う〜ん、難しい・・・