松下幸之助のレビュー一覧
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経営の神様と言われた松下幸之助氏の経営思想または人生哲学である。本著がビジネスから誰もが悩む人生に当たる壁や道のりの示唆に富んだ著者の思索の追体験ができる良書である。
本著のタイトルの通り「道をひらく」とは、自分自身の考えと決断と行動によって固い意志を持ち続け順境や逆境においても尊び、失敗も成功も常に謙虚で前へ進むことを推奨する内容である。私たちは誰もが、最初の一歩を踏み出せなかったり、準備に時間をかけ過ぎて行動できなかったり、頭の中の想像だけで動けなくなってしまうものだ。本著では、そういう層にも刺さる内容である。経営の神様と呼ばれた著者も悩み、逆境や苦悩を抱えながらも道をひらいてきた。これは -
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人生は真剣勝負である。だからどんな小さなことにでも命をかけて真剣にやらねばならない。
人はいつも死に直面している。それだけに与えられている生命を最大に生かさねばならない。
毎日が新しく、毎日が門出である。すなわち、日々是好日。素直で謙虚でしかも創意に富む人は、毎日明るく毎日元気。
自分の仕事は自分がやっている自分の仕事だと思うのはとんでもないことで、本当は世の中にやらせてもらっている世の中の仕事である。
仕事で大事なことは、平凡と思われることもおろそかにしない心掛けてである。
人はそれぞれにそれぞれの特質がある。大事なことは、自分のその特質を、はっきり自覚認識していることである。そ -
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ネタバレ作者が心にうつりゆくよしなしごとを書いたビジネス版「徒然草」的作品。
それにしても昔の経営者は刻苦勉励による揺るぎない哲学と道徳律を持った立派な人が多かった。すぐ土光敏夫や本田宗一郎、井深大、稲盛和夫、小林一三など思い浮かぶが、本作の松下幸之助も忘れてはいけません。
それに比べて、古き良き日本を壊しかねない夫婦別姓推進の経団連会長の十倉雅和などはもはや経営者(自社は大赤字)としても人間としても酷いし、金儲けだけは上手い孫正義(とにかく税逃れの達人)、柳井正(ブラックな労務管理)、似鳥昭雄(金儲けの為なら共産国中国にもベッタリ)なども少なくとも尊敬すべき対象にはならない気がします。
我々凡人が人 -
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松下幸之助が話したそのままが載ってるんだけど、
この人がみんなになんとなく好かれて、
みんな何となくついて行きたくなって、
なんとなく人が周りに集まるのが、
わかる。
本からすらわかる。
なんだろね、この関西弁?なのかな?この訛りすらやわらかく、温かく、聞いてて耳心地のよいお話。為になる、前向き、仕事、達成、売上、そんな堅っ苦しい言葉も、この人の口から聞いたら、
そやね、そんなもんかもね。
って、思えちゃう。そんな人だったんだろうなぁ。と。もう会ったこともないし、本でしかお目見えしたことないけど、すでについて行きたくなる。そんな松下幸之助の教え、お言葉。
この人は。
なんかずるいで