松下幸之助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
松下政経塾での講義の記録を断片的に集めた名言集。
実は松下さんに関する本を読むのは初めて。
やっぱり偉大な人だけあってためになる言葉がたくさんあります。
どうやら松下さんはとにかく「素直な心」を持つことをかなり重要視しているそうで、毎日素直な心を持って行動することを御天と様に約束し続けると、30年で素直な心が自然に身につくようです。長いw
ふんふん頷いてる間にあっという間に読み終わりました。
一度じゃ足りないですね。時間を置いてまた読み直します。
一番心に残っている言葉は、
「悩みがあることはうまくいっている証拠や」です。少し救われます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ政経塾の塾訓と五誓に従った目次の構成
塾訓
素直な心で衆知を集め
自習自得で事の本質を究め
日に新たな生成発展の道を求めよう
五誓
一、素志貫徹の事
一、自主自立の事
一、万事研修の事
一、先駆開拓の事
一、感謝協力の事
気づきは二つ。
一つは、いわゆる真理の説明の仕方。素直になる、自ら学ぶ、苦労は大切、奉仕が大切、などメッセージとしては、過去ずっといわれてきた手垢のついた結論だが、その理由のつけ方が松下流。経験に基づいているためにリアルでありかつ洞察にあふれているために新鮮で納得できる。例えば、素直になるべきなのは、主観にとらわれずに判断ができ聡明になれるからであり、他者のよいところをとりい -
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ネタバレこうした本は、本当にリーダーになるための悩みを解決しようという意欲のもとに読むから意味がある。
本来、扱っているテーマそのものは普遍的なものばかりなのだから、それぞれについて、自分なりの考え方を整理してから読むべきだろう。
Ⅰ章 学び方
Ⅱ章 考え方
Ⅲ章 働き方
Ⅳ章 生き方
Ⅰ章 学び方:みずからを鍛え、磨き、高める
体験の活かし方
リーダーの役割
リーダーの自分学
リーダーの学び方:自修自得
実学の重要性
習うことも教えることもできない「学び」
素直な心と知恵
自分を叱り、ほめる
自我への対処
先見性を追い求めすぎない
肉眼と心眼
Ⅱ章 考え方:事の本質を知り、知恵を使いこ -
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ネタバレ数あるフレーズの中で一番好きなフレーズ
「一つの決意をしたら、その思いをくり返し自分でかみしめて、そしてそれを毎日の生活の中、働きの中で生かしてゆくことが大切」
決意はするだけなく、生かす・使うことが大切だと思った。
決意を自分の体の中に染み込ませていく。
指の先の先までその決意が浸透したときに、決意を体現できるんだと思う。
思いの力と言うのは一番シンプルにできて、一番粗末にもできる。
そして、シンプルなのに何よりも強烈な力があると思う。
思いがないものは、自分のものでないから相手には届かない。
人間は心の機微には敏感で、相手がどう思っているか、
そこまではわからないが
きっと相手の思い -
Posted by ブクログ
ネタバレ内容:
「人間の本質」を十分に理解していないことが、戦争などの不幸な出来事が起こる原因であると説明する。
その「本質」について松下は、「万物を支配活用する王者としての素質を発生当初から与えられていること」であるとしている。それを発揮することで調和ある繁栄、平和、幸福を実現できる。
それらを実現する上で重要なのは、衆知。
一人の知恵だけに囚われず、真摯に他者の知恵に耳を傾けることで衆知を集め、ことをなすことが大切。
感想:
少なくとも間違ってはいないし、人間の最も根本的な本性(平和への希求など)に基づいた議論なので理解できる。
しかし、「人間の本質」として設定している人間至上主義的な考え方