松下幸之助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現パナソニックの創業者。
本書は90歳になられようとした松下幸之助さんが、
書かれた人生訓です。
書の一文字一文字に深みを感じました。
さっと読めますが、何度も読み返したいそんな1冊です。
本書の中で、私が気に入ったのは、
人生のうち80%~90%は運命である。
残りの10%~20%の人事の尽くし方により、
その運命の輝きが違ってくるという
考え方です。
そう考えれば、人が人らしく、
それぞれが納得のいく人生を歩むことができるのかもしれない
と感じたからです。
松下さんの本はあまり読んだことがないですが、
他の本も読んでみたいと思います。 -
Posted by ブクログ
松下幸之助氏が政経塾を開くにあたり、第一期生に想いを語っている書。
初の「幸之助」本であったが、多くの偉人に尊敬されている理由がわかった。やはり、カリスマとして崇められている全ての人は総じて、自身の哲学を持ち、信念を貫き、死ぬまで志を持ち続けているということだろう。筑紫さん然り、松下幸之助氏の目もずっと、輝き続けていたに違いない。
覚えておきたいことは・・・
- 全ては、「人間の本質」を知ることから始まる。相手を知り、自分を知る。人たるものが何なのかをわからないと社会は変えられない。
- 煩悶すべし。悩みに悩んでこそ心理に近づく。
- 塾是と5誓 (p225) 特に5誓は、常に胸に留め -
Posted by ブクログ
松下さんの人生観や仕事観についてまとめられていて、色々と書かれていますが、個人的に一番考えさせられたのが p111~113 の『勇気をもって「寝込みを襲う」ことができているか』でした。
相手に迷惑かもしれないという理由で行動することを止めたりすることは、相手の気持ちを都合のいいように決めつけて逃げの理由にしているだけ。
つまりは、相手のことを考えているようで自分のことしか考えてないってことになるんですよね。
まぁ、明らかに迷惑な場合もあるかもしれませんが。
本当の意味で相手のことを考える思考をもっともっと養わないといけないな、と考えさせられました。 -
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Posted by ブクログ
シンプルながら奥深い。本質を突いた一冊。なかなか実践は難しいが、常に心に留めておきたい内容。
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【読書メモ】
●松下氏はのちに、「一社員であろうとも、"自分は社員稼業という事業の社長である"という心意気をもって創意工夫を働かせれば、働く喜びも一段と高まってくる」と述べています。仕事にせよ人生にせよ、自主独立の気概をもって取り組みたいものです。
●ものごとをできる限りやさしく見て、五のものは初めから五と、かけひきなく主張する。そうすると、失敗する場合もあるけれども成功する場合