松下幸之助のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
元三井物産役員 佐伯基憲さん 課題図書
松下幸之助が素直で実直な人間であることが大変よくわかる本だった。「会社は何のために存在しているのか。この経営をどういう目的で、またどのようなやり方で行なっていくのか」当たり前のことであるが、何のためにやるのか意味や目的を明白にすることはその後、経営がうまくいっている時、うまくいっていない時、どちらも驕らず焦らずするべきことをすることができるという。これは人生にも置き換えられると述べている。
人生経営にもこの考え方はとても大切なことだと感じた。
また、印象的な言葉で、「芸術というものを一つの創造活動であると考えるならば、経営はまさしく創造活動そのものである」というように松下幸之助はビジネスとアートを掛け合わせたような考えをこの時代からすでに言ってることに驚いた。
経営理念は一定不変のものではない。
「〝日に新た〟でなくてはならない。この社会はあらゆる面で絶えず変化し、移り変わっていく。」
ミッションとビジョンは想いと社会の状況によって作り変えていくというような、ビジョンデザインのようなことについても触れている。
授業内で出てきた星野リゾートの経営についてもこのように初期のビジョンから今の時代に即したビジョンに変えていっていることと通ずるものがある。
この本は今でも時代感じさせない。