松下幸之助のレビュー一覧
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ネタバレ松下幸之助の仕事観や人生観に関する講和をまとめた本。
以下、個人的に印象に残った内容を箇条書きにする。
・人事を尽くして天命に従え。
・欲望は生きる力であるから、抑える必要はない。
・物質に使われず、物質を使いこなす人になれ。
・大志を抱かずとも1日1日を積み重ねて、大志を抱いているような成果を上げる人もいる。松下もそのタイプだった。
・「今日の自分はよくやった」と毎日言える人が成功者である。
・いやな仕事はしてはならない。面白い、好きと思える仕事に取り組め。
・適切な指導者がいない場であっても、自分で自分を育てよ。
・一人の社員でも、会社全体を改善する気概を持て。(抵抗勢力がない分、社長よりもやりやすい。) -
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ネタバレ松下幸之助が「実業の日本」に処世雑感という範囲で、その時々の所感を
連載してきたものをまとめた、昭和38年(1963年)の発刊。
序文にある言葉が本書の中身を集約している。
「世の中とは面白いもので、一見マイナスと見えることにも、
それなりのプラスがある。(中略)そのプラスの面に目を向けて、
自らの幸せ、社会の発展につながるよう努めていく。そうすれば、
苦労や悩みが消えて、ことごとく、自分の人生の糧、社会の発展の糧と
なる姿も生まれてこよう。」(P3~4)
日本人の大先輩である松下翁から「物の見方、考え方」のヒントを得られる著書。
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■特に印象に残ったエピソード
P130
自分がいいものを作ろうと努力するのも必要だが、
同時にいいものを要求する人もいなければならない。
(中略)
立派な会社にしようとしても、得意先がいつでも買ってくれるなら、
社長から幹部、社員にいたるまで、勉強をしなくなるだろう。
(中略)
誰かの監督や導きによって、仕方なく、それもやかましく怒られて、
仕方なくやってきたことが習い性になり、その人の立派な習性になって、
それが生活となる。
P165
教育のしかたについて、その国に応じたバランスをたえず考えて
いかなければならぬという、いたって当り前のことなのである。
たとえば日本の国民が一億いるとする。
そのうち何パーセントの人たちに大学教育を施すか、
何パーセントに高等教育を施すか、何パーセントを義務教育だけで
社会におくり出すか、このバランスが非常に重要である。
(中略)
その国の民度の高さなり、繁栄、国力の度合いなり、いろいろな点から
勘案して決めることが大切である。
P177
アメリカを訪れた日本人が、土産に買った品物に、「メイド・イン・ジャパン」と
書いてあったという話をよく耳にする。
(中略)
一つの商品をこれまで親会社が作っていたものを、ちょっと技術を入れて
下請け向上にまかせた方が安くつくし、下請け工場も喜ぶ。
そして親会社はもっと高度の技術を要する精密なものを作るように、
だんだんなっていゆく傾向がある。
(中略)
こういう考え方に立つと、日本の技術が進歩して、アメリカではできないものを
日本でやっているのだという考え方でいると、これは大きな間違いとなる。
P191
自分の会社(引用注:GE)にもある程度設計する能力はある。
しかしこの点について、さらによりよき設計者のいる会社がある。
しかも、そういうことを引き受けてくれる会社があるということになると、
何らちゅうちょするところなく、その会社に頼む。
しかも料金は百万ドル。前金である。そういう徹底した仕事を彼らはやっている。
いいかえると衆知を結集して事業をやっている。
ここのところが、日本の経営者と、ちょっとケタが違うと、しみじみ感じたのである。
P203
西郷隆盛が次のような遺訓をのこしている。
「国に功労がある人には禄を与えよ。功労あるからといって地位を与えてはならない。
地位を与えるには、自ずと地位を与えるにふさわしい見識がなければならない。
功労があるからといって、見識のないものに地位を与えるということは
国家崩壊のもとになる」と。 -
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言わずとも知れた経営の神様、松下幸之助の経営哲学をまとめた一冊。当たり前のことが多い一方で、幸之助の指す抽象的な言葉を自分なりに咀嚼して実践的に当てはめていくことの大切さを感じた。
①使命を正しく認識すること(p36)
企業の目的は利益の追求にあるように思われるが、その根本は事業を通じて共同生活の向上をはかることにある。利益はあくまでそのための“手段”であり、目的を見失ってはならない。
②利益は報酬であること(p51)
利益は会社で使われるだけでなく、税金となって国民の福祉のために用いられる。このように、利益を稼ぐことは社会を良くすることにつながっている。
だが、赤字を出すことは社会に還元する役割を果たさなくなることになるため、許されることではない。(幸之助は社会に還元する役割を“義務”と言っている。)今の松下電器ことパナソニックの現状はここから言えば義務を果たしていない。
③人をつくること(p114)
パナソニックが製品の前に人をつくっているというのは良く知られた話。では、その育てる人とはどのような人なのか。幸之助は、人を育てることを「経営の分かる人、どんな小さな仕事でも経営的感覚をもってできる人」を育てることとしている。事業部制を考えついたのもこのためだ。組織が大きくなったとしても、全体を見て仕事ができる。そういう経営感覚を一人ひとりが身につけることが、今の会社には足りていないのかもしれない。 -
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多くの中で特に印象に残ったのを以下に紹介。
・心を遊ばせない
古代ギリシャのアルキメデスが、純金製であるべき王冠に不純物が混じっていないか調べるように命じられ、どうすればいいのか考えていた。
あるとき、風呂に入り、湯船からお湯があふれるのを見て、本物と偽物の王冠を水にいれれば、あふれる量が違うということに気づいた。
このことは、アルキメデスがいかに日頃から解決方法について考えているかを物語っている。
指導者というものは常にこうあるべきだという。たとえ温泉につかっていても、心は常に本業のことを考える。そうすれば、お湯のあふれる様子からヒントを得ることができる。
・世間に従う
豊臣秀吉の軍師として天下統一に大きな力となった黒田如水が次のようなことを言ったという。
「神の罰より主君の罰の方が恐ろしい。主君の罰より臣下領民の罰の方が恐ろしい。なぜなら、神の罰は祈りによって免れることができる。主君の罰はわびで許しを受けることができる。しかし、臣下領民にうとんじられては、祈ってもわびてもいかんともしがたく、必ず国を失うことになる。だからこれが一番恐ろしい」
今の会社組織でも同じことが言える。
組織にはいろいろな人がいる。いったん信用を失い、うとんじられては、それを回復するのはとても難しい。 -
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【内容】
「六十年の事業体験を通じて培い、実践してきた経営についての基本の考え方、いわゆる経営理念、経営哲学をまとめた」もの
「すべての顧客に安価な物資を大量に」という松下電器創業時の著者の哲学は、昨今の「顧客をターゲティングして収益率をアップし、事業内容を絞って経営効率を上げる」といった経営手法と相反する。
【ポイント】
23/自然の摂理とか真理におもいをめぐらし、
なにが正しいかという人生観、社会観、世界観にたった経営理念をもって、
それを基礎において、経営を行っていくことが大事。
30/経営というものは、人間が相寄って、人間の幸せのために行う活動。人間観。
41/企業の存在意義。事業を通じて共同生活の向上をはかるのが使命。
これを遂行していく上で利益が大切。 利益の追求が目的ではない。
53/120円の価値のある製品をいろいろ努力して、90円の原価で作り、100円で供給する。
その努力・奉仕に対する報酬が10円の利益としてはいる。
57/適正な利益をあげ、それを国家、社会に還元することが企業にとっての社会てきな義務
であり、赤字であれば、企業の社会的義務を果たしていないことを認識せよ。
61/売上げ利益率10%が適正利益。
83/成功は運のせいだが、失敗は自分のせいだ。
87/日頃から、失敗の原因はわれにありと考え、自らの経営を厳しく吟味しつつ、為すべきを為していく。
93/技術に関する特許やノウハウは、開発したところが独占すべきでなく、すべて適正な価格で公開すべき。
96/「ダム経営」設備のダム、資金のダム、人員のダム、技術のダム、製品開発のダム、
余裕、ゆとりをもった経営 10% 安定的発展を保証する保険のようなもの
112/専業に徹する→全ての分野が独立経営体として成果をあげる
117/人を作る→人を得たいと思うのであれば、みずからしっかりとした使命感、経営理念を持つ
人を育てる→どんな小さな仕事でも経営的な感覚を持ってできる人を育てること。
仕事は思い切って任せること。
126/日頃から、みなの声を聞き、従業員が自由にモノを言いやすい空気を作る
127/できるだけ仕事を任せて部下の自主性を生かすようにすることも、衆智を生かす一つ
134/労働組合:対立と調和は、一つの自然の理法であり、社会のあるべき姿。
137/労使は車の両輪。同じ大きさでないとまっすぐ進まない。
139/経営は一つの芸術である。
147/経営は、生きた総合芸術である。という価値を認識し、それに値するよう努力すべき
150/立派な経営理念があっても、実際に適用していく方針、やり方にそぐわないものがある。
「日に新た」という、その時々のふさわしい方策、方針が必要。
158/今日の経営者は、自分の事業に懸命にとりくむと同時に、政治に強い関心を持ち、
適切な要望をよせていかねばならない。
170/同じ経営理念でも、具体的なやり方は無限。自分には、自分の持ち味にあった一番のやり方があるはず。
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松下幸之助の本を久しぶりに読んだ。
これまた自分からは買わない本だが、家に置いてあったので読んでみた。
久しぶりにこういう本を読むのもよいかなと。
約140ページしかないので、すぐに読めてしまった。
松下幸之助は本当にできた人間だったんだろうな~と氏の本を読む度に思う。
また関西弁なのがすごい商人っぽくてよいなとも。
もうここまでいくと、自分の哲学的にも完成されていて、人生というものについて自信を持って語れるんだろうな~。
内容としては、人生や仕事についての松下幸之助の発言が集約されていて、読んでいたら自分もがんばろって思いました(笑)
「礼儀を失わず、相手を尊重した誠意をもって、言うべきことを言う。」というのは非常に重要だと思った。
何かこういう本のレビュー書くの苦手だ。