【感想・ネタバレ】人生と仕事について知っておいてほしいことのレビュー

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・人に対しての捉え方が凄いと思った。
 すべてを受け入れ、すべてを活かすという前提がある。
・自分の仕事に対する誇りの大切さを感じた。
 覚悟を持って取り組むことで誇りが生まれるのだと思う。
・世の中の視点からものごとを考えるとはこういうことかと思った。
 会社を通して世の中に貢献したい気持ちから
 すべての人を活かすという視点になっていると感じる。
 やはり人間的成長=認識の範囲拡大が大切。

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2022年09月16日

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もっと早く出会えれば良かったと本当に思える本であった。自身の人生の指針になるため、購入して手元に置いておきたい。

運命に諍うことよりも今起きていることに全力を尽くす。そのためには熱意と敬意を持って能力を高めていくことが必要である。常に謙虚で下を向かずに頑張る。

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2017年06月23日

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1950年代、60年代の松下電器社長の経営哲学。

●愛嬌のある人。
「好かれる人」でも「人気がある人」でも「できる人」でも「頭がいい人」でもなく、「愛される人」でありたい。

●人事を尽くして天命に従う
いかなる場合でも悲観してはいかんと思うな。
悲観したら、なすことがわからなくなる。
これはこうゆう状態だが、どこに原因がある、だれがどういうようなことをしたためにこうなったんだとということを冷静に見れば、志は失わない。志を高めていく、確固とした志。

●自分の運命を生かすことが幸せにつながる

●大志を抱くという言葉だけに浮かれてはならない。決して足元を見忘れてはいけない。

●順調なときに苦しいことを忘れない。
人間というものは順調にいくと苦しいことを忘れてしまう。3回続けてことがうまくいくときは特に危険である。そうゆう兆しに気づくことができるか。

●厳しいと鍛えられる

●全ての人がお得意先に見えているか。仕入先もお客様である。
例: 建築を業者に頼んで、業者がうちの商品を購入してくださる


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2017年08月27日

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松下幸之助の著書。人生と仕事について、氏の考え方が記されている。
・1日を振り返り、自分は良くやったなと思うことができるか
・したっぱのうちから、全体を変えてやろうという熱意はあるか
・人事を尽くしているか
・知識を実践しているか。水泳の本を読んでも泳げるようにはならない

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2015年01月07日

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ネタバレ

松下 幸之助 さんの講義をまとめた本です。1つ1つ胸にジーンと響くものばかりで、悩んだとき、人生の岐路にたったときなどに何度も振り返りたい本です。

以下に特に印象に残っている部分を紹介します。

・みんなに愛されること

・奉仕の精神が大切

・上司としての人間的魅力が必要

・事なかれ主義では発展しない(対立して調和する)

・周囲の人たちの長所を見ることに努力する

・熱意からものを生む

・仕事を頼まれれば、必ず報告する

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2013年01月14日

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私の偉大なメンターの一人
松下政経塾出身者は、ちょっと理念からそれた人も
見受けられるが、松下氏の考えは尊敬に値する。
自分の短所を恥じることなくさらけだし、野望もなく
その時を一所懸命に成し遂げた姿に共感

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2012年07月07日

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 初めて手にした松下幸之助の本ですが、読み始めるとすぐに人柄に惚れてしまいました。講演集であるため口語で書かれているのも言葉が近くに感じられる理由と思いますが、言葉のひとつひとつに広く大きく包み込まれる感覚があります。

 この本により、運命についての価値観、捉え方が変わりました。

 未来は恐れず、今日の一日を大事に生きていくこと
 そうすることで一瞬一瞬を精一杯、輝いて生きるべきだ

と心に教えてくれた大切な本となりました。

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2012年04月08日

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人を大事にする人なんだなって思った!
経営をする上で、一緒に働く人たちの
長所や短所を知っておくことはすごく
大切だと思うし、その人たちをどう活かすかも
すごく大切だと思う。

人への敬意や思いやりも忘れない。
日頃からすごく大切にしたいと思った。
慈愛の心、、、。

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2023年06月25日

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■印象に残ったこと…
・愛される、人間的魅力のある人になれ。
・物に囚われてはいけない。物質では満たされない。
 死んだらあの世には何も持っていけない。
 火事で逃げる時に咄嗟に持つ大事な3品は?
 それ以外は価値のない物。固執する必要ない。
・平凡な1日をまじめにコツコツ働く。
 積み重なり、振り返ると非常に大きな歩みとなる。
・強いからといって人を見さげていないか。
 傲慢さは仕事に生活に現れる。
・人からの評価ではなく自らを良くやったと称える、
 "満たされる"瞬間のある、いい仕事をする。
 必ずその仕事に、小は小なりに大は大なりに、
 立派な成果があがる。そしてまた満たされていく。
・あなたの仕事は死んでないか?
 日々の仕事が死ぬとあなたの人生も死ぬ。

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2021年07月26日

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哲学的な考え方が好きな方にはおすすめ。
入院時に読んで感動した本である。
大学3年生の人生のターニングポイントで大病を患った時に人生に絶望していたが、この本に出会い今この瞬間も自分の生きる人生だと腹をくくれた。

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2020年10月12日

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ビジネスパーソンに最も重要なことはと聞かれた松下さんが“みなに愛されること”と答えていたのは確認が出来たというか少し安心する思いがしました。

時代が変わっても不変であろうこともあればもしかしたら今の時代にはそぐわないのかなと思うようこともあったが、共感というかそう思うなという点が多く、松下さんが言っていたことということでやはり再確認・勇気づけられるところがたくさんあった。

弁慶の件など特に。

知識をどんなにつけてもそれを使いこなせるだけの力量があるか。
武士の話もあったが人間力というものをつけたい。

そのためにはひとつひとつ真摯に向き合って沢山のことを経験して沢山の失敗をして力をつけていこうと思う。

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2017年01月22日

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ネタバレ

礼儀をわきまえていうべきことをはっきり言う
利害にとらわれて心を悩ませない
大志を抱いても今日の現実を忘れてはならない

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2016年05月04日

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松下幸之助語録!
僕の生まれた年に語ったことが書いてあった。しかし、内容は今でも当然、通用すること。
「素直」な気持ちが本当に大切なんだと改めて感じた。

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2015年04月12日

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松下さんの言葉の中に、

『人から評価してもらうことはもちろん嬉しいこと。でも、「今日は自分ながらよくやった」と自分で自分の仕事を称え、それを続けることができる人が成功者ではないか。』

というものがあった。自分を一番よく知っているのは自分。その自分を褒められるような仕事の仕方をしたいと思った。

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2013年09月01日

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松下幸之助さんの講演や対談で語ったことをまとめた一冊。
実際に聞いたことがないのでイメージの域を出ないが、関西弁のゆるやかな語り口という印象でほんわか心温まりつつも、それはそうだよね、と重みのある内容。
この手の昭和の経営者とか立ち上げた人に共通するのは奇をてらってないというか、正直にやることに加え、チャンスを見逃さない大胆さとある意味の強引さあったのかな、と。
なんだかんだためになります。

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2013年06月15日

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ネタバレ

色々な部分で「いいな」と想える事が多い。
”商い”という事について、本当に真摯に向かっていたんだなぁと感じる。

出来る事なら、生でお話を伺ってみたかったと感じる。

そんな松下幸之助さんの仕事に関する想いを抜粋した本。

まさに「働く事」のエッセンスが抜き出してあると感じる。

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2012年08月01日

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ネタバレ

「人から愛される人になりなさい」の前書きから始まる松下氏の講義のまとめ。
書いてある内容はとても深い、なので時間をおいて何度か読めば違う感じ方が出来ると感じた本。要約及び自分なりに今回感じたことを書く。

・人間には必ず欲がある。著者はその欲を否定する立場にはない。
むしろ欲とは生物の持つ”生きる力”であり、欲に対する情熱を非常に大事に扱うことが人から愛される術なのである。しかし著者は自分に対しては全ての欲を大事にするべきだとは言っていない。この場合において著者は欲を二つに分けている。
一つ目は物欲で、二つ目は物欲以外の欲である。犬を始め多くの動物は物(エサやおもちゃなど)で動く、または動かすことができる。しかし人間はとても強い物欲を持っているが、必ずしも物欲がすべてであるわけではない。だから成功したければ物欲に支配されるのではなく、自分が物欲を支配する立場にならなければならない。なぜなら物欲で動くと個人的な争いに巻き込まれるなど、自分にとっても社会にとっても悪影響であるからだ。従って物欲以外の欲を大切にして生きるべきである。しかし、物欲を支配するのは一筋縄ではいかない。この点に関して著者は「どうせ死んだら自分の物は全て国家、または他人の物になる。従って長い目で見れば自分のものではないのだ。ならそこまでこだわらなくてもよい」という考えを展開している。

・個人個人に欲がある限り、必ず対立が生まれる。なぜなら欲には個人差があるからである。ではなぜ対立がありながらも世の中はうまく回っているのか。
それは対立の後、調和するからである。このステップを大切にするべきである。なぜなら対立の段階で新しいものが生まれるし、対立があるからこそ納得の行く形で調和に向かうからだ。人の欲は無限大である。故にお互いに言うべきことは言って調和のステップに向かうべきである。そうすれば新しい道がひらける。

私は対立と調和を結ぶ具体的な行動こそが“協力”なのだと感じた。
協力に関して重要な点が4点ある。
①情けを知ること・・・慈愛の精神を持ち、感謝深くあれ。何があっても頭は低くあれ。
②慎みを知ること・・・感謝だけでなく恐怖に敏感であれ。ここにおける恐怖のニュアンスは地震が怖いといったような類のものではなく、”誰かに対して申し訳ない”といった類のものである。この点において大切なのは、誰かの為という精神で日々を生活することにあると思う。
③憤慨しない・・・腹が立つことはあろうが、怒ったところで百害あって一利なしである。怒るくらいならもっと深くにある本質を考える方がお互いの為である。
④報告を完璧に行う・・・相手から、信頼を得て、スムーズに調和へ向かうためにはマメに報告をし、信頼を積み重ねられるかが大切である。どんなに些細なことでもいちいち報告をするべきである。

・自分の欲は自分で満たすべきである。具体的には自己評価を一日の終わりにするべきである。なぜなら他人に言われるのとは別の良さがあるし、次の日をもっと大切にできるからである。前述した部分に関連付けると自分の欲を満たすことで他人に対する対立を減らし、よりよい調和へ向かえるからだ。その為にもその日その日を大切に大切に生きるべきである。壮大な夢を描くのもよいが、そのために足元の現実を見落とすことはあってはならない。

・人間たるもの賢くあってはならない。なぜなら賢くなければ熱意を行動に移さず、理屈ばかり言うため成功できないばかりか、貴重な失敗すらもできないからだ。失敗は貴重な学びの機会を与えてくれるだけでなく、自分から率先して話し、心情を訴えることのできるまたとない機会と出逢いを提供してくれる。だから理屈だけでなく行動を伴う人間であるべきである。その為には少なくとも自分視点では賢くあってはならないのだ。

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2012年07月13日

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著名な方ではあるが、正直、今までこの方の著作を読んだこともなかった。今はもうまくなってしまったブランドだけど、『National』のブランドもあったとおり、本当に会社を「社会の公器」と考え、実践していた人なんだと感じた。入社式での挨拶等?若い人への講演をテーマ別に体系化し、収録したような本。

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2012年04月04日

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松下さんの人生観や仕事観についてまとめられていて、色々と書かれていますが、個人的に一番考えさせられたのが p111~113 の『勇気をもって「寝込みを襲う」ことができているか』でした。

相手に迷惑かもしれないという理由で行動することを止めたりすることは、相手の気持ちを都合のいいように決めつけて逃げの理由にしているだけ。
つまりは、相手のことを考えているようで自分のことしか考えてないってことになるんですよね。

まぁ、明らかに迷惑な場合もあるかもしれませんが。

本当の意味で相手のことを考える思考をもっともっと養わないといけないな、と考えさせられました。

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2013年01月08日

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松下幸之助の仕事に対する考えが取り止めもなく書かれており、まあそうだな、と思うことはあれど、深く共感したり心に残ったりするものはあまりなかった。
松下幸之助本人によって書かれたものではなく、講和を集めたもののため、熱のような、説得力のようなものを感じられなかったのかもしれん。

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2022年03月06日

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事なかれ主義では発展しないというキュッとなるような言葉から、1日1日一生懸命やるというような今日を大事に大切にしようと思える言葉から、サクッと読める本だった。
関西弁(?)の癖が気になったけど、また自分のステージが少し変わった頃に読んだら違う感じ方がありそうで面白そう

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2021年12月13日

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仕事に対する心構えなどが、たくさん語られている

社会人、特に経営者向けの本


今、こういう考えで社会人として働く若者は
どのくらいいるのだろうか…

松下さんの言葉を素直に受け止めて、よし、がんばろう!となる人はどのくらいいるのかなぁ
とも思う



*賢さだけではものは生まれない。なんとかしたい、の熱意がものを生み出す

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2021年09月18日

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いいこと言ってる。こんな上司がいたらついていきたい。でも現実は程遠い。

たとえ自分が松下氏のように誠実に仕事しても、壁や障害は山ほどあるだろうし、結局心折れるのだろうな。

うつ病持ちは、黙ってなんとか1日を生きるのみ。1日を生きることですら精一杯。こんなカッコいいこと言えないし、生き方ができるとは思えない。志高い本は、ちょっと合わないと感じる今日この頃。

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2021年06月24日

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松下幸之助さんの人生と仕事における哲学。
正直理想論だと感じてしまう箇所が多々あり、もっと成熟してから読んだ方が響く本かもしれない。

「自分で自分を育てているか。みずからの熱意と工夫をもたずして、みずからを育てていくという覚悟なくして、成長はありえない。適切な指導者がいればよし、いなければそれもまたよし。みずから考案してやっていくことが、ほんとうの修練となり、成長もできると考えたい。」(本文より)

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2020年08月15日

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ネタバレ

【書評】「愛される、人間的魅力のある人」になるために知っておくべきことが3つのテーマで書かれている。
1.人間として成長するため
2.人生で成功するため
3.仕事で成功するため

以下、心に残った内容。
・人の才能を伸ばす努力
…多くの周囲の人たちの長所を見ることに努力する。
・大志を抱いてもきょうの現実を忘れてはならない
…大使も何も持たず、ただ平凡にその日を充実してやっていくことによって、大きな成果が上がることもある。
・みずからをたたえるほどの仕事
…一日の仕事を終えて、「今日は自分ながらよくやった」と自分で自分の仕事をたたえることができる人、それを持続することができる人こそが、世の中の成功者といえる。

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2020年01月06日

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ネタバレ

松下幸之助の仕事観や人生観に関する講和をまとめた本。

以下、個人的に印象に残った内容を箇条書きにする。
・人事を尽くして天命に従え。
・欲望は生きる力であるから、抑える必要はない。
・物質に使われず、物質を使いこなす人になれ。
・大志を抱かずとも1日1日を積み重ねて、大志を抱いているような成果を上げる人もいる。松下もそのタイプだった。
・「今日の自分はよくやった」と毎日言える人が成功者である。
・いやな仕事はしてはならない。面白い、好きと思える仕事に取り組め。
・適切な指導者がいない場であっても、自分で自分を育てよ。
・一人の社員でも、会社全体を改善する気概を持て。(抵抗勢力がない分、社長よりもやりやすい。)

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2014年12月14日

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松下幸之助氏の言葉はどれも胸に響く。
痛いときも多々ある。
これは大学生向け?の内容だったため、今の私にはあまり響かなかったが当たり前のことを当たり前に続けていくことや、道義のようなものが成功に導くのだということはやはり真理。

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2013年03月07日

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松下幸之助の本を久しぶりに読んだ。
これまた自分からは買わない本だが、家に置いてあったので読んでみた。
久しぶりにこういう本を読むのもよいかなと。
約140ページしかないので、すぐに読めてしまった。
松下幸之助は本当にできた人間だったんだろうな~と氏の本を読む度に思う。
また関西弁なのがすごい商人っぽくてよいなとも。
もうここまでいくと、自分の哲学的にも完成されていて、人生というものについて自信を持って語れるんだろうな~。
内容としては、人生や仕事についての松下幸之助の発言が集約されていて、読んでいたら自分もがんばろって思いました(笑)
「礼儀を失わず、相手を尊重した誠意をもって、言うべきことを言う。」というのは非常に重要だと思った。
何かこういう本のレビュー書くの苦手だ。

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2013年01月18日

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入社前の今、読んでふーん。と納得はするけれど、松下さんの言わんとするところはもっと深いんだろうなぁ。一年後読んで、もうちょっとでも理解できてたらいいな。啓発書というより、松下さんの生き様のほんの一部に触れられるような本でした。

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2012年03月11日

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本書は、松下幸之助の講演などの記録から編集した本であり、①人間として成長するために、②人生で成功するために、③仕事で成功するために、という3章に渡って構成されている。


全体を通して松下幸之助は、利益は社会に属する(勿論、従業員の給料を支払う為に稼がないといけないことは理解している)、企業は社会の為にある、社会に愛される企業になるべきである、といったことを伝えている。また、個人としては謙虚であれと言う一方、人は“自分の人生”“自分の仕事”“自分の役職”に対して社長であれと言い、個人を尊重していることがよく示されている。


また、他にも、百花繚乱(咲く花は皆違う。色々の形のものが相調和して、そこに更によき高き美を生み出すところに本当の美がある)や中庸(人間は中庸を保つのが難しいからこの言葉が生まれたのではないか。進まないということではない。真ん中を走れ、ということ)、欲望(欲望は使い方次第であり、満たし方、戒め方をコントロールすることで人を動かせる。欲望が無い人を動かすことは難しい)に対する松下幸之助なりの表現は大変興味深かった。


個人的に最も印象に残った点として、知識と言う重荷と若さに対する考えをあげておく。


まず知識に関して。


彼は、弁慶の七つ道具に例えて、知識が重みになる可能性に警鐘を鳴らしている。弁慶の七つ道具は弁慶だからこそ生かせるものであり、普通の人が持つと重すぎて使いこなせない。知識もそれと同様で、知識を持つ人に人間力が無いと、その知識が重荷になる可能性があると言っている。


また、若さに関しても、彼が齢70歳を過ぎたころの講演で次のように語っている。


『若さは尊さである。私はいくら頑張っても若さであなた達には敵わない。それだけで価値があり、その若さを有効に活かしていくべきだ』


まさにその通り。
社会人になって以来、年次が上の人ばかりに会い、自分の若さ・未熟さを感じない日はないが、若いことを卑下することなくそれを活かしてやっていくべきだと改めて感じた。



平易に読める本ではあるが、その一つ一つの言葉は重く、大変身にしみる一冊である。


尚、本書の冒頭で松下幸之助は、ビジネスパーソンにとって最も大切なものは何かと聞かれ、『皆に愛されること』と語っている。

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2012年01月03日

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