あらすじ
ミリオンセラー『PHP道をひらく』の姉妹編。本書は、松下幸之助が自分の体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集である。12ヶ月ごとに章を分け、時代を超えて生き続ける不変の真理を綴った珠玉の116編を収録。「心あらば、心の痛むことのあまりにも多いきょうこのごろ。お互いのこの町この国で、そしてまたお互いの身近な人びとのつながりのなかで、何かと事多く、何かと心痛む毎日のように思われる」という言葉ひとつをとっても、混迷の世に対して、人生の真髄とこれからの社会のあり方をしみじみと綴った座右の書。
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Posted by ブクログ
2025/10/21
p.214
自分のもの
自分の身体は、自分のものであって、自分のものではない。血のめぐり、内臓の働き、どれ一つとってみても、自分の意志によって動いているものはない。
つまり、大きな自然の恵みで生かされているいわば天からの授かりもの。天から預かっているものである。
自分の金、自分の仕事、自分の財産。自分のものと言えば自分のものだけれど、これもやっぱり世の中から授かったもの。世の中からの預かりものである。
どんなものでも本当は、自分のものというのは一つもないのである。自分のものがあると思っていても、それはかりにそう定められているだけのことであって、本当は何もないのである。授かったものである。預かったものである。つまり、あるということは、ないということでもある。だからこそ、どんなものでも、これを大事にしなければならない。
身体も金もそして仕事も、いたずらに粗末に扱ってはいけないし、おろそかに考えてはいけない。大事に慎重にそして有意義に、その働きを生かしたいのである。
Posted by ブクログ
「素直」「謙虚」
という言葉が多かった。
できるようで難しい。
何をするにも、何をしていただくにしても
素直な気持ち
謙虚でいること
もっと他にも有り難い事が書かれていたけど
私の心に刺さった2つのこの言葉。
忘れないでいよう。
Posted by ブクログ
松下幸之助さんは
人に感謝をし人に尽くし
人を思って人の為に行動をする人なのだと
毎回読んでいて感じます。
企業のトップに立った人で
ましては明治の生まれで
当時の世相的にも立場的にも
なかなかこの考えを持つ方は
いないのではないかと
読んでいて感じています。
初心を忘れず奢らず
感謝を決して忘れない
読む度に勉強になります。
自分も気をつけねばと
Posted by ブクログ
とても心に響いた。まるで、耳元か、目の前で松下さんが諭してくれているようなわかりやすさ、臨場感がある。この本が40年以上前に書かれたとは思えない。今でも変わらずに私たち現代人に響く、その普遍性に驚き、心に沁みる、効く。
Posted by ブクログ
毎朝通勤時に電車で少しづつ読んでました。というのが毎朝読む事によって朝仕事始める前に読んで、毎日、「初心に戻る」ようにしてから仕事に臨む事が目的で読んでました。
松下幸之助さんの本はちょこちょこ読んでますが、やっぱり、「気持ちがリセット」出来ます。
Posted by ブクログ
睦月、如月、弥生・・・と月ごとに
様々なテーマで記載されている。
季節感があり、文章も心地いい。
ビジネスを行ううえでのヒントも至るところに
ちりばめられている。
前著「道をひらく」同様、仕事について、家庭について、
そして生きることについて、色々考えさせられた。
慌しい毎日の中で、ふと立ち止まってみたいときに、
読むといいと思う。心が穏やかになる気がした。
(山)
Posted by ブクログ
道を開くの続編。
こちらはより詩的だなぁと感じた。読んでいると優しくなれるような…
落ち込んだ時などに開くのがいいかも。
よし!思いきってやってみよう!と思わされる不思議な力をもった本。
Posted by ブクログ
松下幸之助の同名タイトルの続編となる本作ですが、本作も前作同様、今回は季節に合わせたストーリーになっておりますが、言っていることは人間の生き方としての正しい道という内容で、まさに肝に銘じるべき内容です!
私の敬愛する経営者の1人である稲盛和夫が言っている内容と相通ずる点が多く、昔の偉大なる経営者は、このような思想で皆、経営していたのだなと、やはり戦後の苦しい時代を生き抜いてきたからこその想いだと思われ、私もこういった考えを見習いながら生活していこうと改めて考えさせられました!
Posted by ブクログ
道をひらくの続編。
今回も心に響く話が沢山あった。
道をひらく同様、人生の道に迷った時に手に取りたい本。
令和の時代だからこそ心に響くものがあった。
Posted by ブクログ
道をひらくの続編。一月一月、季節の移り変わりと心の変化などを絡めながら語られており、考え方は共感できることばかりなことは言うまでもないが、季節や自然、動植物、色々な目に触れるもの体に触れるものから、何かを感じ取ること、そこから、その季節や自然のありがたみを考えさせてくれるところが特に印象的である。自分にはそういった感性がない。忙しくしている毎日だからこそ、自然を感じる心を持つということが大事なのかもしれない。
Posted by ブクログ
私は松下電器が嫌いです。しかし、経営者としての幸之助さんはすばらしい。こうゆう経営者は、やはり偉大なる人格の持ち主でした。「道を開く」と合わせてお読みください。
Posted by ブクログ
・一時代を気づき上げた方の言葉はどれも貴重な財産だと気付く事ができる一冊。21世紀になる23年前の内容であるが、今のお世の中を見事に予測しているなあと感じる言葉もある。何か道に迷った時に参考にするのも良いでしょう。
Posted by ブクログ
時代を超えて受け継がれる精神を感じた。大切に心に刻みたい言葉がたくさんあった。毎日仕事をしていて、辞めたくなるときや死にたくなる時もあるけど、いま自分自身がここにいることを謙虚に噛みしめ、世の中に感謝しながら生きていきたいと感じた。
Posted by ブクログ
読んで字の如く「道をひらく」の続き。
前作との最大の違いは
季節ごとにまとめられている点。
それだけにより詩的になっている。
内容は変わらず素晴らしい。
Posted by ブクログ
「道をひらく」に深く感動して、すぐにこの本も読みました。
文体や表現が少し変わっているものの、やはり日々の生活のなかで心に留めておきたい言葉がたくさん登場します。
時に読み返して、自分の行動や思考を律していきたいと思います。
☆5つの本だと思いますが、「道」ほどの心にガツンと響く言葉とは出会えなかったので、今は☆4つです。
読むタイミングによって、感動の大きさが変わってくる本だと思います。
Posted by ブクログ
松下幸之助さんの道をひらくの続編。前編も自然と共にありのまま生きることか、季節の移り変わり、特に年の初めは気持ちを新たにするとか、自身を振返り見直すなど、松下さんのその時、その瞬間に感じたこと、考えている事が綴られている。少し古臭い考え方に感じる部分もあるが、人間としての基本的な事を忠実に守り生きていこうという事を改めて考えさせられました。
Posted by ブクログ
松下幸之助さんの人格の素晴らしさがわかる本でした。
またこの本が書かれた1978年から現在2022年44年もの時間が過ぎているのに今も大事なこと、人として忘れてはいけないもの、自分を律して生きていくことそんなことがたくさん載っていた。私が好きなところは自己反省です。周りの理由にせず常に自分に反省することがないか、そんなふうに考えることでまた新たな一手、一歩が進められます。ありがとう、おかげさまの精神でこれからも人のために尽くせるように生きることができたら人間が生まれてきた理由として本当の幸せなのかもしれません。愛する気持ちですね
Posted by ブクログ
松下幸之助著の道をひらくの続編。
1-12月という巡る一年を例に、国や人間の在り方について触れている。
・あせらない、動じないこと。世相が変化する中で、不況でうまくいかないことや、ムカつく人だって出てくる。ゆとりを持って対応すること
・感謝の気持ちを忘れないこと
・素直な心を持ち、勤労すること
・一流の剣士は、靴の減り具合で相手を見極めるという。闇雲に手を伸ばさず、正しく繰り返すことで、成長すること。