【感想・ネタバレ】崩れゆく日本をどう救うかのレビュー

あらすじ

「最近の世情を見ていると、このままでは日本はゆきづまってしまうのではないかという気がしてならない。だから、このままではいけない。いまのままで手をこまねいていれば、お互いに破滅してしまうほかはない。なんとかこの難局を切りぬけて、そこからよりよい日本をつくりあげていかなくてはならないと思う」。松下幸之助が政治、経済、教育その他国民生活のあらゆる面において抜本的な改革について説いた一冊。

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Posted by ブクログ

昭和49年、今から40年以上前に書かれた本。
この時代にも当てはまる部分はたくさんあると感じた。

日本の経済、政治、教育について松下さんの考えがまとめてある。教育に対する考えには大賛成。
今は9割以上の人が高校へ進学し、5割以上の人が大学へ進学する。その中には「進学するのが当たり前」と考えている人も多くいると思う。私もその一人だった。
親や教師、周りの大人たちはとにかく偏差値の高い大学へ!と子供を勉強させ、子供もそれが当然のように考えてしまっている。けれどそうではないはず。
本当に学問を追究したい人は大学へ進学すべきだし、それ以外の分野で社会へ貢献したいと思うのであれば、中学卒業後や高校卒業後にその世界へ入り経験を積む方が、本人のためであり社会のためになる。・・・と、きっと多くの人が気づいていると思う。しかし、今は様々な価値観が壁となり、思うように進んでいない気がする。進学すべき人は減らしていく必要なのに、大学の数はどんどん増えている。

松下さんが言うように、政治のせい、国のせい、と言って自分たちの権利を主張するまえに、自分たちの国、自分たちの地球を本当の意味で豊かにするために、まずは責任を果たし、一人一人が行動していかなければいけないと感じた。

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2016年06月07日

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