あらすじ
部下が10人いたら、2人は自分と志を同じくしてくれるが、6人はふつうで、あとの2人は自分の意に反するものだ。それでも仕事は立派にできるからよしとすべし――あの人徳あふれる松下幸之助でさえ、すべての部下が賛同してくれるわけではなかった。それでも、部下を信頼し、思い切って仕事を任せることで、多くの事業はうまくいった。「人使いの名人」と言われた松下幸之助は、こうして人をあるがままに見、個性を活かすことで事業を拡大していったのである。本書はそうした著者が、60年近い経験のなかで培った人の使い方、人事のコツなどをエピソードとともに紹介するもの。まさに「事業は人なり」で、企業を発展させるのは技術でも製品でもなく、人であることを説得力をもって教えてくれる。会社の使命とは人を求め、育て、活かすこと。そのために、なすべきこととは何か。経営者、管理職、チームリーダー、人事担当者、必読の一冊である。
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Posted by ブクログ
松下幸之助さんの人間観が詰まっている作品。今、向き合っている問題はどこかの章にあるのでは?と思うほど、人間くさい。一読したら時折振り返りたくなる一冊です。
Posted by ブクログ
16 心配引き受け役
49 部を経営する熱意は誰にも負けてはならない
126 企業は社会の公器
113 なんだ君、そんなことで悩んでいるのか。そういうことはぼくが心配するから、君は思い切りやりたまえ。
Posted by ブクログ
この本では臨床家は学校の勉強だけでは育たないことを強く主張していた。
座学ではなく、実践でこそ磨かれるものが事業である。
事業において、考えることは重要で、間違ってはいけないのが、悩むことと考えることは別であるということ。