松下幸之助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【才能があるだけでは成功できない】
この本は、松下氏が「経営のコツ」について述べた考え方が集められています。
雨が降れば傘をさす、そのような素直で自然なものが、商売のコツである、と松下氏は言います。
しかしながら、同時に、部下のために死ぬ覚悟や、戦乱の玉に当たるような中でも命がけで商売をした昔の堺の商人のようなプロ根性、このような熱い魂を持て、ということを松下氏はおっしゃいます。
冷静に素直に考えるが、心はとても情熱に満ちている。
このような状態のことをさしているのでしょう。
これは、商売に限らず、私たちの行うあらゆることに当てはまるといえるのではないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
松下幸之助氏の1960年から1970年代の講演やインタビュー記事から抜粋した本です。氏のビジネス観がよくわかります。
経営者の質問に答える形のものでは、「部下が付いてこない」「組織が老化したように思える」「部下を叱り過ぎているような気がする」など今と全く同じ質問が出ています。
それに対して松下幸之助氏が答えるのは、「おおっ」と思うような奇抜なアイディアではなく、オーソドックスな回答です。
会社とは、経営とは、経営者とは、が平易な語り口で説明されます。松下幸之助氏は日本の歴史の中で決して忘れてはならない経営者だと思います。その経営のエッセンスを感じ取るのにぴったりな一冊です。 -
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Posted by ブクログ
●ビジネスマンのいちばん大事な務めは愛されることです
●業即信仰
●商売人というものは、損して得取れということです
●人間の心は一面利己的ですが、また一面では非常に報恩的でもある
●サービスは仕方なしにやってはいけない。相手にわかってしまう
●○○したいなぁ、では絶対にできない。○○するにはどうしたらいいかを考える
●当たり前のことを当たり前に思う
●赤字を出すということは、企業の国家的国民的な罪悪
●望ましい商売をしていくためには、適当にかけひきをして値段をまけるというのではなく、しっかりと適正に値段をつけ、値段を逆にお客さんを説得し納得していただくということでなければいけない
●非常に困難 -