松下幸之助のレビュー一覧
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<レビュー>
・人間というものは、肉体的には30歳が最高である。
・広い経験をつんでいる人は、いろいろな知識が豊かである。
・どういう仕事をやるにしても、われわれはスピードの時代であるということ を、もっと自覚しなければならぬ。
・今日考えたことは、その日に実行してしまうこと、思いついたことはすぐ実行し実現するという考え方で仕事を運んでいかねばならない。そのために、常日ごろからそういう物の考え方なり事の運び方を訓練しておかなければならない。さもないと他の人に先をこされて、遅れをとることになる。
・日常の仕事の上でも、自分はこの仕事さえしたら、それでいいんだ、という考え方では決して職責を果たすこ -
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歴史上の出来事を松下氏の視点で捉え、
それをご自身の日々のあり方と説く、
そのこころは?
という流れで102か条。
好きなページをパッとめくり、
その日の一言にしてもいい。
あるいは、
何かに向かうときの視点として
コトバを持つこともできる。
また、自分のコトバを持つきっかけになるだろう。
すっと入ってきたり、入ってこなかったり
いろいろですが、
そのときはそのまま受け取り、
また振り返って読み返したくなる一冊。
振り返るとき
自分の成長を知ることができるかもしれない。
手元においておきたい一冊。
最後に、
歴史を読み解くとは
正しい正しくないではなく、
そのときの自分自身がど -
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【商売とは】
商売とは、お金を儲けることなのでしょうか。
松下氏は、ただそれだけではないと言います。
社会の「公器」としての企業の役割があり、そこで従業員の利益はもちろん、取引先や業界の利益も考え、実現していくところに「企業」の意味がある、と松下氏は言います。
そのために必要なものは「理念」であり、これは従業員10名の同族企業も、従業員10万人の大企業も変わるところがありません。
戦国武将も、家訓というものを定め、「理念」を浸透させていたではないか。これは企業にも必要なものなのではないか。そのようなことも紹介してあります。
松下氏の主張は、商売や企業というものにとどまらない、我々が「組織」を -
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【商売は心である】
この本は、松下氏が経営によって様々に獲得なさった方法論や、その時考えられたことが書いてあります。
私が注目すべきは、その「考え方」にあると思います。
自分たちの会社に確かな信頼を抱き、社内では相互議論する空気を作り、一致団結する。
そして、世の中には「売らせていただいた」「叱っていただいた」と、常に自らをおごることがない。
同時に、「会社とはいかなる存在か」という視点を考え続ける。
かかるバランスのとれた態度の中にこそ、真の「経営」というものがあると思いますし、さらに、これは経営に限らず「人と人」「人と社会」とのつながりについても広く妥当するのではないでしょうか。 -
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【組織とは何か】
この本は、松下氏が「社員」を「新入」「中堅」「幹部」の3種類に分けて、それぞれに対してどうあるべきか、を説いた本です。
この本が、会社に社員として携わる人に参考になるものだろうと思いますが、私はそれ以上の意味があるのではないか、と思いました。
すなわち、松下氏のここにあらわされた思想は、「組織とは何か」その中で「組織を構成する個人がどうすればいいか」一般に通ずるものがあるのではないでしょうか。
たとえ入社したてでも、各自が独立した事業体、または経営者としての気持ちを持って行動する。下の者は上の者の期待以上の成果を残そうと努力し、上の者も下の者の意見に謙虚に耳を傾ける。さ -
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●いざというときに助けてくれる部下、日常から全面的に信頼のおける部下がいるかどうかが、成功する経営者と、成功しない経営者の違いではないか。
●しかしこれでも死んでいる人よりましや、弾にあたって死んだ人もたくさんあることを思えば、ありがたいことや、そう思ったら悲観することはない。
●不足を探せばきりがない。「資金の少なきを憂うのではなく、信用の足らざるを憂うべし。」
●小便が赤くなるほどの心配をしたことがあるか。それほどに熱心に社業に取り組んでいるか。その真剣さなくして、奇跡は起こらない。
●「私の方は一所懸命に働いております。それでそんなに下手なつくりもしていない。あなたが高いとおっしゃれば、