松下幸之助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ仕事に対する姿勢など 多忙の中では 忘れがちな大切なことを 改めて気付かせてくれる。
一軒のお得意を守り抜く事は、百軒のお得意を増やすことになるのだ、
また逆に一軒のお得意を失うことは、百軒のお得意を失うことになるのだ、
というような気持ちで、商売に取り組んでいくことが肝要だと思います。
~だれも相争うために商売をしているわけではありません。
だから一方で適正な競争をしつつも、同じ道に携わる店どうし、
お互いによしみを通じて行くことが大切になってくると思うのです。
同業者とよしみを通じて行く心は、お客様を大事にする心であり、
お店の繁盛に結びつく心だと思うのですが、いかがでしょうか。
(お得意から値引きをせまられて)
その時分は20人近い従業員がおりました~
その人たちの顔がポッと浮かんだ。
それで、自分の感情だけで値段を決めてはいけない、
みんなが汗水たらして作ってくれたものだから、
その人達の努力というものを
自分の一存で左右することは許されない、というような感じがしたのです。
(人の)長所を見ることに七の力を用い、
短所を見ることに三の力を用いるのが、だいたい当を得ていると思われます。
豊臣秀吉は織田信長の長所を見ることに心がけて成功し、
明智光秀はその短所が目について失敗したといいます。
心して味わうべきだと思うのです。 -
Posted by ブクログ
<レビュー>
・人間というものは、肉体的には30歳が最高である。
・広い経験をつんでいる人は、いろいろな知識が豊かである。
・どういう仕事をやるにしても、われわれはスピードの時代であるということ を、もっと自覚しなければならぬ。
・今日考えたことは、その日に実行してしまうこと、思いついたことはすぐ実行し実現するという考え方で仕事を運んでいかねばならない。そのために、常日ごろからそういう物の考え方なり事の運び方を訓練しておかなければならない。さもないと他の人に先をこされて、遅れをとることになる。
・日常の仕事の上でも、自分はこの仕事さえしたら、それでいいんだ、という考え方では決して職責を果たすことはできない。職責を果すということに喜びと意義を感じなくてはならない。
・責任を自覚し、遂行する意志を持つか持たないか、ここに仕事の成果が上がるか上がらないかが決まる。
・会社は社会と繁栄をともにするという気持ちがなくてはならない。したがって、会社は社会の公器である。
・人の上に立つ重要な地位にある人は、常に反省する必要があるということは、人間は知っていても、その反面では違ったことを考えている。すなわち自分の地位の高さ、自分の年齢によって人が動くということのみを認識して、すべて命令によって行おうとするのである。
・部下は自然とその自発的、自主的な創意を出す機会が少なくなり、命令にしたがってさえいればよいという習性ができてしまう。
・部下にまかせるということが必要である。
・日々にやることが一つ一つ失敗の体験であり、また成功の体験であるということを認識することである。また、失敗の体験は成功の過程にもあり、失敗の過程にも成功がある。
・人間としての務めをつくすという強固な意志が働くところに、人間の尊さがある。
・いろいろの物をつくって社会の多くの人たちの経済生活を、日一日と向上させていくという生産の使命である。そのためには、会社は資金が必要である。その資金を利益の形で、社会に求めることが許されている。
・その利益にふさわしくない仕事をしていれば、利益はだんだんと社会から還ってこなくなる。われわれの働きが社会から喜ばれなければ、社会からの醍醐味も期待しえない。
・先輩の言動が生きた教科書。その教科書をいかに読み、いかに活用するかは、それぞれの人の心がけで決まることである。
・平凡なことができずに、むつかしいことができても、決していばれない。むつかしいことよりも、平凡なことの方が大切である。それを積みかさねていって基礎をつくり、その土台の上に立って、さらに長年の体験によって生れる経験を、その人の知恵才覚によって生かしていくというのが、危なげない仕事のやり方である。
・人間多くは金銭によって働いているが、われわれは金銭を動かすことはあっても、金銭によって自分の節操を売らないような人間にならなければいけない。
・調和というものは、個人と個人との間にもあるし、人と物との間にもある、つまり万物が相調和して存在している。
・お金儲けでも同じで、あまり儲けすぎてもいけない。その人間にふさわしく適当に儲けていくことが持続すればどんどんよくなってくるが、一時にあまりたくさん儲けた人間は失敗することが多いものだ。
・人間というものは弱いものである。自らどんな場面に立とうと、最善をつくすという人は実際にはいない。人間は抜け通しである。誰かの監督や導きによって、仕方なく、それもやかましく怒られて、仕方なくやってきたことが習い性になり、その人の立派な習性になって、それが生活となる。
・むかしから、人間は衣食足って初めて礼節を知るといわれている。十分に食い十分に着て、生活が安定すると、後輩を十分導けるような正しい生活ができる。
・仕事に目的は衣食を足らすためであり、世の中の人を全部真人間にするためである。
・人間の才能や知識も、熱意があって初めて生きてくる。
・自分の知恵才覚をもって自ら努力して経営に当たらなければならないが、しかし、自分一人知恵才覚というものは自ずと限度があるから、広く多くの人たちの頭脳を借用せねばならない。
・人間の力では60%ぐらいは判断してわかるであろうが、あとの40%というものは、やってみなければわからない。
<目次>
○ 会社経営のカンどころ
○ 責任の持ち方
○ 金だけが目的で仕事はできぬ
○ 事業に失敗したらどうする!?
○ 長期勤続のちから
○ 伸びる会社・伸びる社員
○ 難局を切り抜ける条件
○ 事志の反す
○ 私の軍師・加藤大観
○ 私のアメリカ土産
○ 物の見方・考え方
○ 何事も結構
○ 役に立つ人間
○ 暖簾の精神
○ オランダに学ぶ
○ 心の持ち方
○ 私の学校教育論
○ お金のかからぬアメリカ
○ 経営についての考え方
○ 日本の経営者、アメリカの経営者
○ 功ある人には禄を与える
○ 人多くして人なし
○ 「運」について考える -
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歴史上の出来事を松下氏の視点で捉え、
それをご自身の日々のあり方と説く、
そのこころは?
という流れで102か条。
好きなページをパッとめくり、
その日の一言にしてもいい。
あるいは、
何かに向かうときの視点として
コトバを持つこともできる。
また、自分のコトバを持つきっかけになるだろう。
すっと入ってきたり、入ってこなかったり
いろいろですが、
そのときはそのまま受け取り、
また振り返って読み返したくなる一冊。
振り返るとき
自分の成長を知ることができるかもしれない。
手元においておきたい一冊。
最後に、
歴史を読み解くとは
正しい正しくないではなく、
そのときの自分自身がどう捉えるのかという
自分自身を知るような行為なのだと感じることができ、
私は歴史を自由なドラマのように思えるようになりました。
(実は、”歴史”って言うと苦手でどうも暗記するもの、
年表みたいなイメージがあったのです。
それが払拭されて楽になりました!) -
Posted by ブクログ
【商売とは】
商売とは、お金を儲けることなのでしょうか。
松下氏は、ただそれだけではないと言います。
社会の「公器」としての企業の役割があり、そこで従業員の利益はもちろん、取引先や業界の利益も考え、実現していくところに「企業」の意味がある、と松下氏は言います。
そのために必要なものは「理念」であり、これは従業員10名の同族企業も、従業員10万人の大企業も変わるところがありません。
戦国武将も、家訓というものを定め、「理念」を浸透させていたではないか。これは企業にも必要なものなのではないか。そのようなことも紹介してあります。
松下氏の主張は、商売や企業というものにとどまらない、我々が「組織」を考えるにあたって必要な考え方ではないでしょうか。 -
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【商売は心である】
この本は、松下氏が経営によって様々に獲得なさった方法論や、その時考えられたことが書いてあります。
私が注目すべきは、その「考え方」にあると思います。
自分たちの会社に確かな信頼を抱き、社内では相互議論する空気を作り、一致団結する。
そして、世の中には「売らせていただいた」「叱っていただいた」と、常に自らをおごることがない。
同時に、「会社とはいかなる存在か」という視点を考え続ける。
かかるバランスのとれた態度の中にこそ、真の「経営」というものがあると思いますし、さらに、これは経営に限らず「人と人」「人と社会」とのつながりについても広く妥当するのではないでしょうか。 -
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【組織とは何か】
この本は、松下氏が「社員」を「新入」「中堅」「幹部」の3種類に分けて、それぞれに対してどうあるべきか、を説いた本です。
この本が、会社に社員として携わる人に参考になるものだろうと思いますが、私はそれ以上の意味があるのではないか、と思いました。
すなわち、松下氏のここにあらわされた思想は、「組織とは何か」その中で「組織を構成する個人がどうすればいいか」一般に通ずるものがあるのではないでしょうか。
たとえ入社したてでも、各自が独立した事業体、または経営者としての気持ちを持って行動する。下の者は上の者の期待以上の成果を残そうと努力し、上の者も下の者の意見に謙虚に耳を傾ける。さらに、全体として、その人をどこに配置すれば最も組織にとってよくなるか、「適材適所を考える」ということ。
私は、かかる松下氏の思想は、会社に限らずすべての「組織」について共通することではないか、と思いました。
組織にかかわる人間、松下氏のような考えを持って組織を動かしていくべきではないでしょうか。 -
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●いざというときに助けてくれる部下、日常から全面的に信頼のおける部下がいるかどうかが、成功する経営者と、成功しない経営者の違いではないか。
●しかしこれでも死んでいる人よりましや、弾にあたって死んだ人もたくさんあることを思えば、ありがたいことや、そう思ったら悲観することはない。
●不足を探せばきりがない。「資金の少なきを憂うのではなく、信用の足らざるを憂うべし。」
●小便が赤くなるほどの心配をしたことがあるか。それほどに熱心に社業に取り組んでいるか。その真剣さなくして、奇跡は起こらない。
●「私の方は一所懸命に働いております。それでそんなに下手なつくりもしていない。あなたが高いとおっしゃれば、これはもうやむを得ない。まかりませんからどうぞよそをお買いください。」
●大きな仕事をするのに、いい人ばかりをもって仕事ををするというのは虫がよすぎる。
●素直な心で、心を空にしてものを見る。雑音を聞きながら、それを聞き分ける。そうして社員の進言を見極め、決断を下すのが、経営者の仕事である。
●教えて教えられるものは知識である。教えて教えられないものは知恵である。智恵は自分で会得するよりしょうがない。会得するということは、体験によって、また道場において機会を得て、「あっ、これやな」と会得していく。それをずっと高めていく。
●人を使うということについては、やっぱり誠心誠意よりないと思うんです。
●西郷隆盛は遺訓を残している、国家に功労のあった者には禄を与える、しかし地位は別だ、というんです。地位は、その地位にふさわしい見識のある者に与えないといかんというんです。
●相手に損をさせない。⇒ぼくも値切ることは値切ったが、きみに損をさせたり、儲からないようにはしたくない。そんなことしたら、長続きせんからな。
●常に死を覚悟して、しかも自殺もせず方向転換する離れ業を、心に描ける人でなければいかんですな。楽なもんやない。
●自分の心の底からは命令調をなくさなければいけません。
●「この仕事は自分ひとりではできない。知識も要る。技術も要る。そういうものはみな部下がもっている。その人たちが動いてくれて、初めて仕事ができるのだ。」というような心持ち、そしてまた部下の人たちが仕事をしてくれることへの深い感謝と慰労の気持ち、そういうものが根底になくれはならないと思うんです。