松下幸之助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ページ数は多くないがかなりのめり込んで読んでしまう内容だった。
中身は松下幸之助の話口調で記載されている。
その場に自分がいて、直接話を聞いているような感覚。
内容はというと、心に留めておくべき内容がたくさんあった。
中でも印象に残っていることは「苦労と生きがい」について。
何かを成し遂げる時に苦労しないことなんてあり得ない。その苦労という代償を経て、初めて生きがいと感じられるようなものに繋がってくると。
だから、苦労は買ってでもするべきだし、みんなが避けるからこそ価値があるんだと。
本が発売された時代と現代では働き方も仕事に関する価値観も様々な面で異なっていると思う。
けれど共通する部 -
Posted by ブクログ
商売や経営において、人の心を動かすために、人間としてどういうマインドセットを持っているべきか、相手を敬い謙虚な気持ちを持つことがいかに大切かということを教えてくれる本。行き詰まった時に読み返したい。松下幸之助の本を読むと、とても謙虚な心で心が清らかにさせてくれる、本人のそういった心持ちが経営や商売において成功や適切な方向、判断に繋がるエピソードが短い話でまとめられており、参考になった。
学びメモ
・サービスにまで心を配る。商売を大事にしていれば、また、お得意様のことを親戚のように感じていれば、提供した商品の具合が自ずと気に掛かってくるものである。それがお得意様との繋がりに商売を超えた深い信頼 -
Posted by ブクログ
松下幸之助さんの著書を読むのはこれが3冊目。
数々の歴史上の偉人たちのエピソードから、指導者とはどうあるべきかという話が書いてある。
松下さんが自分の教本とするために執筆したとあって、非常にためになる内容であった。
小手先のテクニックではなく、人間としてどうあるべきかというところに焦点を当てており、読んでいてハッとさせられる話が多かった。
自分も職場では管理職であるが、尊敬できる上司にはこのエピソードに当てはまると思ったり、尊敬できない人には思い当たる節も多かった。
特に、「敵に塩を送る」の上杉謙信の話は感動した。
この本も当たり前のことを当たり前に、正しいことを正しく行うという「素直」 -
Posted by ブクログ
感想
「生き方」「反応しない練習」などと重なる部分を感じた。今も昔も基本はそう。素直な心。あるがままに。主観ではなく客観的に。素直な心を常に意識。忘れるかもしれないが、動作や呼吸でルーティンを作って素直な心を思い出す。「後悔しない選択術」のバイアスにも通ずる。結局失敗はバイアスによって生じる素直な心があればそんなことは起きない。まあ失敗をすることも大事だが。
●この本を読む目的は?
素直な心を求めていったら、みな自己中心的にならない?という疑問。
どうしたら調子に乗らずにいれるか、常に成長できるか、俺は調子に乗ることで幾度も損失を被ってきた。
○よりよい共同生活とよりよい自己実現を人間みな -
Posted by ブクログ
人生やビジネスに関するエッセー、所管。
読み始めはつまらないかなーと思いながら読み進めると、けっこうじわじわと感ずるものがある。さすがという感じ。
読書メモ:
会社の経営の良否は社長一人の責任、部は部長一人、課は課長一人の責任。一般社員も自分に与えられた仕事の範囲では最高責任者。主婦も学生もその分野では最高の責任者。お互いがそれぞれの立場で責任を自覚した上で他とも協力するのが世の中を豊かにする基本。
人を動かそうと思えば、「勘定」と「感情」のかみ合わせを考えておくことが大事。
芝居は殿様も草履取りも中間もお姫様もいないと成り立たない。人間社会も同じで、皆平等。いろいろな役割がいて、それ -
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1.著者; 松下氏は、パナソニック(旧;松下電器)の創業者です。生家が凋落し、小学校を中退。9歳で親元を離れ、大阪で丁稚奉公に努めました。そして、幾多の試練を乗越えて、世界のパナソニックを作り上げました。氏は、独自の思想を持って、天才的な技量を発揮した、立志伝中の人です。パナソニックの紹介は言うまでも無いでしょう。氏は、リーダー育成のために、松下政経塾を創設し、多くの経営者・政治家を輩出しました。他にも、自身の理念(繁栄によって平和と幸福を)を広く普及する為に、PHP研究所を創設し、機関紙PHPの創刊や勉強会・講演会が開催されています。松下氏の思想家としての”人となり”が垣間見えます。
2.本