松下幸之助のレビュー一覧
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ネタバレ目次
5 宗教・思想・道徳(人間の本質と宗教 宗教と人生の関係 宗団・宗派はさまざまでよい 宗教はどれも同じか ほか)
6 政治に望むこと(政治の目的は何か 政治に欠けているもの 民間が政府に任せた 国家権力と人民 ほか)
7 社会を見る目(物価騰貴の根本原因 インフレ抑制の施策 物不足と買い占め 商道徳に反する企業 ほか)
経営の神様と言われた松下幸之助氏は、当時の経済界でも最高峰の人物であり、日本におけるその影響力は相当大きかったと思われる。
ときに松下氏の発言の中には、企業人のトップとして、企業の経営の在り方、また企業にたいする政府の姿勢や政策などにふれられることがあるが、それらの発 -
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ネタバレ初刊は昭和50年(1975年)。松下幸之助氏は当時80歳。池田大作氏は47歳。
人間、人生、宇宙、生命、宗教、政治、社会、教育、科学、経済、平和など、万般にわたる重要テーマについて、二人の巨人が、いわゆる一人の人間対一人の人間として真剣に未来を見つめて語り合われた書である。
多忙を極める双方の著者が、互いに150問ずつの質問を用意し、お互いにそれに真摯に応えるという往復書簡を交わし、それに編集が加えられた書である。
親子ほどの年齢差のことなど、互いに全く意識することなく、それぞれのテーマについて、真剣に議論をかわされている。すべてが未来志向であり、建設的で、一部議論がわかれるような場面で -
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かの松下幸之助氏が書かれた名著。
偉大な経営者である松下幸之助氏であるが、
彼自身の成功談や持論を展開されるのではなく、
数々の歴史の故事や事例を引きながら、指導者として必要と考えられる要素について102か条にまとめておられる。
私自身会社では小さなチームの長であり、
またプライベートでは子供達に剣道を指導する立場でもあるため、非常に心に響く内容であり、自分自身の至らなさを痛感させられた。
あとがきにも書かれているが、人間として最も基本となる大切な心持ちは「素直な心」であり、まずは日々素直な心であれるよう努め、本書の内容を念頭に置きながら少しずつ精進したいと思う。 -