あらすじ
企業を取り巻く環境には、好況もあれば不況もある。しかし、その中にあって常に業容を拡大させていく使命が経営者にはある。金融機関や隆盛を誇った企業の破綻が珍しいことでなくなった現在、経営の最高責任者の使命感、経営観の持ち方によっては破綻を回避できた例もあったに違いない。幾多の困難を乗り越えてきた松下の経営観に、この厳しい環境を克服するヒントを見出すことができるのではないだろうか。
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Posted by ブクログ
(2005/9/3)
昭和49年に書かれた本なのに,読んでいて全く古びていない。
さすが経営の神様、松下幸之助である。
平行して読んでいる神田昌典もすごいなーと思うが,それはあくまで応用編。あるいは現代にあわせた経営手法。松下さんは基本を言っている。人材開発にもちゃんとふれている。
読みやすいがすごい本。
Posted by ブクログ
この本、言わずとしれた松下幸之助氏の書籍である。同氏の種々の本は幾度と読んでいるが、いつも感心するのが、松下幸之助氏自身が考えて語っているという点である。他人の借り物ではなく、自ら考えて、そして的確な言葉を選択し説明している。学業で学んだものではなく、実体験を通じて会得したものであるだけに、読んでいても説得されてしまう。
Posted by ブクログ
【商売は心である】
この本は、松下氏が経営によって様々に獲得なさった方法論や、その時考えられたことが書いてあります。
私が注目すべきは、その「考え方」にあると思います。
自分たちの会社に確かな信頼を抱き、社内では相互議論する空気を作り、一致団結する。
そして、世の中には「売らせていただいた」「叱っていただいた」と、常に自らをおごることがない。
同時に、「会社とはいかなる存在か」という視点を考え続ける。
かかるバランスのとれた態度の中にこそ、真の「経営」というものがあると思いますし、さらに、これは経営に限らず「人と人」「人と社会」とのつながりについても広く妥当するのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
商売とは、「誠心誠意」、「自他共栄」、「謙譲の心」、…などなど。当たり前のことを当たり前にこなすとうまくいくらしい。それがなかなかできませんが。
Posted by ブクログ
本書、疲れたときにふふとながめられるよう、机上に置いてます。今日開いたページには「一人出家すれば九族天に通ず」とあり、適材適所の話でした。リーダーシップを発揮しなければならないものとして、まさに心得なければなりませんね。