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松下幸之助が世を去って11年が経つ。しかし、経営者の人気度を調査すると、いまだに上位に顔を出している。徒手空拳から事業を興し、一代で世界的な電器メーカーを育て上げたカリスマ性に、衰えぬ人気の要因があるのだろう。まさに本書には“商売人・松下”の考え方の真髄が詰まっている。物が売れない時代に商売の原点を見詰め直すための絶好の一冊といえよう。
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Posted by ブクログ
商売をする。 ものを売るという行為。 それはお金を得るという点において、 とても自己中心的な行為に思える。 でも、本当は違っていて、 それは、とても相手を想う行為なのかもしれない。 その商品を手にする誰かを想い、 商売をすることにより、 本当の意味でお金を回し、 売り上げを上げ、 それと...続きを読む同時に 人々の生活を豊かにし、 日本という国を回していく。 そういうことなのかもしれない。
基本中の基本を見事なまでに簡素にまとめ上げた一冊と言えるかも知れません。 当たり前のことを書いているだけと言ってしまえない深みと重みがあるのも体現した人だからこそなのだと感じました。 ゆっくり読んでも2時間ほどで読んでしまえると思いますが、何度も読み返して行間を読み取りながら自分に染み込ませて行きた...続きを読むい内容です。 今だからこそ人として立ち返る原点を指し示しているのではないでしょうか。 巻末に書かれているとおり「書いてあることを直訳」せず「時代に即応した創意なり工夫」を加えて実践できる人になれればと思います。
■商売心得 A.自分の店がどれくらいお得意先の役に立っているかを、様々な角度から自問自答する。 そうした自己反省を通じ、店の存在意義についての確信が生まれ、創意工夫も生まれる。 B.商売では、自分の扱う商品を、買う側、いわばお得意先の仕入係になったつもりで充分吟味することが大事である。 C.部...続きを読む下を持つ人は、部下の長所を見て、その長所を活用することが大切だ。 そうすることで、部下の力は自ずと養われる。
自分は空でも飛べるんじゃないか、とか言ってた時は、ショップスタッフが一丸となって意思の疎通が出来ていた。だから、お客さんも着いてきていただいた感覚、何でもできると感じていた。松下幸之助の商売の根幹も同じと感じた。 今社訓を作るならば 1. 関わる全ての1人を大切にすること。 2. お客様の為のサロン...続きを読むであること。 3. 自分の仕事に誇りをもつこと。 4. 目標を楽しむこと。 5. 助け合いと指摘をし合えること。
入社四年目の時に当時の所長から、お借りした一冊。 時代時代で、トレンドやビジネスの形は変わっても、不変的なところである人との商売の行い方、考え方についての、ヒントがたくさん詰まっています。 偉大なり。松下幸之助。。
小さいけれどお店を経営している私のまさにバイブル。店舗経営に迷ったとき、言外から答えが滲み出すような気がする。廃刊された昭和30年前後に出された方を古本屋で入手。
【商売とは】 商売とは、お金を儲けることなのでしょうか。 松下氏は、ただそれだけではないと言います。 社会の「公器」としての企業の役割があり、そこで従業員の利益はもちろん、取引先や業界の利益も考え、実現していくところに「企業」の意味がある、と松下氏は言います。 そのために必要なものは「理念」であり、...続きを読むこれは従業員10名の同族企業も、従業員10万人の大企業も変わるところがありません。 戦国武将も、家訓というものを定め、「理念」を浸透させていたではないか。これは企業にも必要なものなのではないか。そのようなことも紹介してあります。 松下氏の主張は、商売や企業というものにとどまらない、我々が「組織」を考えるにあたって必要な考え方ではないでしょうか。
松下幸之助さんが逝去され、約20年経過致しますが、松下幸之助さんの格言は本当に参考になります。 先日来、松下幸之助著『商売心得帖』を読んでいました。 現在に該当する「不景気だからこそ」と言う一節には 「景気不景気と言うのはまったくの人為現象、自然現象ではありません。」と記載されています。 ま...続きを読むさに同感です。 こつこつと人のために物作りやサービスを行うことを怠り、マネーゲームなどに走り過ぎたのではないでしょうか? 今こそ、原点に立ち返り、国民全員が幸せになるように再考すべき時期だと思います。
仕事で店舗をまかされていますが、この本は自分のモチベーション維持のためにも定期的に読み返すようにしてます。 「商い」の何たるかが書かれていて、日々の忙しさに流されて怠ってしまうこともコレを読めば思い返せます。 具体的に実行する手順がかかれているわけではないですが、「心得帖」の名の通り心に留めておくだ...続きを読むけで仕事のクオリティが違うのではないでしょうか。 この中のお話で心打たれたのは 江戸時代に菓子の名店へ菓子を1つ買いに来た見た目も汚いホームレス。その人へ店のご主人は丁寧に手渡し、深く礼をして見送ったのを丁稚奉公の子が「ご主人様がそうまでされる客ではないでしょう」と言う。その言葉にご主人は「あの方にとって全財産に値する金でうちの菓子を買ってくれたのだ。感謝を表すのは当然。お客様に差などない」と言った場面です。 曇りのない目と心をいつまでも持ち続けたいです。 他にもこのシリーズ持ってます。仕事上のバイブルです。
商売の神様、幸之助さんの言葉集。「朝に発意、昼は実行、そして夕べに反省、こういう日々をくり返したい」、「商売は結局お互いのため」など、日々の忙しさにかまけてついつい忘れがちな心得。心して読むべきでしょう。
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