南伸坊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高校の部活の先輩に薦められて読んだもの。
先輩は昔から独特な空気感があり、それは医師になってからも変わっていない。
ガチガチの真面目な?医者からしたら「お前そんなもん患者に読ませるなよ」と言うかもしれない本も平気で薦めてくる。
でも、それは先輩の医師人生の中で培われた知見から、読んでおいた方が良いと分類したから薦めてくれたのだと思って真面目に読み切った。
おっさんと漢方の先生の対話型エッセイだろうから、ゆるーく読めるだろうと思っていたら、どうしてなかなか、おっさんはまぁ、役回りもあるだろうから仕方ないにしても、先生の話させる内容がふむふむなるほど!おー!そうかそう言う事だったのか!とひたすら -
Posted by ブクログ
対談の続編。
今回もまた、短いながら濃く詰まった面白い1冊。
石黒さんのアンドロイドに関する本を読んだタイミングで、
0と1との間にある永遠の話がでてきて唸る。
生きているものを研究し、突き詰めていくと
結局数値化できないものが見えてくる。
数字は整数のみではなく、その間にある無数の
小数点以下云々の数字によって埋められている。
理屈で固まった頭を、養老さんの言葉はあっけらかんとひっくり返してくれる。
このまっとうさ、気持ちよさが、
今の閉塞した状況に穴をあける方法なのだと思う。
各章のカットは南さんが描いた、仙厓の模写だけど、
いま仙厓のようにまんま描けるのは南さんしかいないんじゃないか。
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Posted by ブクログ
子供は4-5歳くらいまでの時の親の精神状態が良いとたとえ死に別れてもきちんと育つ。
日本に上陸した宣教師たちはカソリックだから仏教や神道に関して寛容ではなかった。お寺や神社を破壊していた。九州に大きな格式のあるお寺がないのは切支丹に破壊されたから。
あと5年もすると飲み薬を飲むだけで癌が治る時代がくる。自分の免疫細胞にがん細胞を攻撃させる。
日本では抗がん剤を製造している会社が力を持っていたので免疫で治す方向にならなかった。
高麗人参は非常に貴重で高価だった、戦国から江戸中期までは輸入に頼るしかなくオランダ船の荷物の3分の2は漢方薬であった。
江戸時代は一般の人の医療に関する関心が今 -
Posted by ブクログ
南伸坊さんの見方、感じ方が好きです。肩の力が抜けているっていうか。あっと言う間に読み終えてしまったという感じ。
〈本から〉
自分そのものを作品として考えて、自分を育てていく。世の中の役にたつだけじゃなくて、自分自身を完成させていく。修行ってそういうものでしょう。
動物ってけっこう転位行動をするんですよ。
どうも動物は無駄なことは考えないようにしてますね。
「外観が変わると内側も変わる」
「その人の顔になるとその人になる」
心筋梗塞や狭心症の痛みは、左肩から左腕に放散します。
「胸が痛い」なんて言っているのは、心臓が痛いんじゃないんですよ。肩や腕が危ない。
アメリカでは、その自動車会