川瀬七緒のレビュー一覧
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ホンモノの詐欺師の女性と詐欺師の卵みたいな女性のコンビ。
著者のあらゆる方向にぶっ飛んだキャラ作りには毎度驚かされるし、楽しませてもらっており、今作も然り。詐欺師として万能な藍と、キワモノでありながらどこか捨て置けないキャラのみちるの掛け合いがとにかく楽しかった。ただ、ラストが、、、帯文句の通り、衝撃的ではあったものの、こんなラストでいいの?って感じ。少し曖昧にして終わるやり方がダメなわけじゃないけど、決して読後感が良い結末ではないし、私個人的には何だかモヤモヤとすっきりしないまま終わっちゃったなという感想を最後の最後で感じてしまった。 -
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200ページくらいから一気に物語が動き出す。
ヒヤヒヤする感覚が背中の後ろに常にあったお陰で、革命の世界にのめり込み切ることができず。
あぁ、私って、心配性で物事を悪く捉えがちなんだなぁー、安心してその世界に没頭できる環境が重要だったりするんだなぁーなんて、めちゃくちゃ安全な本の外の世界にいるのに、そんなことをぼんやり思い浮かべる。
375ページから、喉の奥にツーンとする心の動き。
最後は後味の良い終わり方で良かった。
極限した部分であっても、こんなに夢中になれることがあるって素晴らしい!
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2017年12月刊行 単行本『テーラー伊三郎』を加筆・改題のうえ文庫本された作品。 -
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ネタバレ【収録作品】
「刑事(デカ)の食レポ」誉田 哲也
「あなたは知る由もありませんが」辻堂 ゆめ
「Black Beady Eyes 黒きつぶらな君の瞳」矢樹純
「沼の底、さらに底」川瀬七緒
「神通力」秋吉理香子
「いじめの子を殺しに」平山夢明
「刑事の食レポ」は、姫川玲子シリーズ。といっても、魚住久江が過去に関わった事件の話。
「あなたは知る由も……」は、だから何? と思ってしまった。
「黒きつぶらな君の瞳」は、この中では最もミステリらしい話だと思った。
「沼の底……」は、どっちもどっち。不愉快でしかない。
「神通力」は、イヤミスではなく温かい結末。
「いじめの子を……」は、テーマはともかく -
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「仕立屋探偵 桐ヶ谷京介」の2冊目。
警察業務の民間委託って、一部の仕事では実際にあるようだが、捜査まで委託するのはかなりハードルが高そうね。
お話の中では、一足先に“捜査業務の一部民間委託依頼”が成立。『日本の法の隙間で苦しんでいる子どもを見つけ次第、行動に移せるコネがほしい』という桐ヶ谷と迷宮入りの事案を数多抱える未解決事件専従捜査対策室の利害が一致したところで、南雲警部が持ち込む6つの事件の顛末が描かれる。
相変わらずに持ち前の服飾技術や美術解剖学の知識からバッサバッサと事件解決へ辿り着くが、特異な能力から炙り出される事実はちょっと生々しくて重たい。で、ひと月も穿いたまま洗っていない男