川瀬七緒のレビュー一覧

  • 潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

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    過去最高にえぐい死体描写。まさにこの世の地獄。
    孤島でミイラ化して発見された死体が他殺なのか自殺なのか。調べるも手掛かりが少なく、自殺として警察は結論付けようとするが…。
    赤堀先生は虫が囁いていた真実を、今回も聴き取ってくれた。
    すごく幽かにささやかれているそれを逃さず、真実に近づいていく過程はカッコいい。

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    2019年03月17日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    今回はあとからあとから新キャラが出てこず、ある意味村のような閉鎖的な物語。
    なので途中で「犯人はこいつか?」と勘が働いた人も少なくないのでは?
    誰も得をしないみんながみんな独りよがりの行為から成り立った今作の事件は、ただただ胸糞が悪い。この香水は「人間の死体を使った香水?!」とかそんな内容で間違いなく都市伝説になるでしょう。
    そしてちづるの名付けた「メビウスの輪」。彼女が作中で言った意味だけで考えてよいのだろうか。もっと深い意味があるように思える。

    香水の匂いについても「甘いような酸っぱいような」と描写され、「匂いが進化する」と言われる、
    原材料の一つは腐臭によく似た芳香を持つランとのこと。

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    2019年02月20日
  • よろずのことに気をつけよ

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    ネタバレ

    本作のテーマは呪いで人が殺せるか?というもの。

    人の死を願うという呪い。その行為には、姿なき呪術師の底知れぬ、そして凄絶な執念が感じられ、空恐ろしくなる。

    しかし、やがて明らかになる過去の出来事に接すると、それは悲痛なまでの一つの願いの形であったのだと理解できる。

    その命懸けの呪いは、幾星霜の時が経つうちに、いつしか祈りにも似たものに昇華したのかもしれない。

    到底他者の賛同は得られないものだとしても。

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    2019年02月18日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    東京都西多摩でバラバラ死体が発見され、岩楯警部補は山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。
    捜査に協力する法医昆虫学者の赤堀涼子は、死体に付いたウジの生育状況から死亡推定日を割り出す。
    しかしそれは司法解剖医が出した推定日と食い違っており、否定されてしまう──。

    法医昆虫学捜査官シリーズ四作目。
    今作も前作と同様に、死体に付いた虫のわずかな手掛りから事件の糸口を見出し、解決に導いていくという異色の警察サスペンスです。

    ちょっぴりエキセントリックな言動で周囲を困惑させる赤堀ですが、まだ警察捜査方法として確立・信頼されていない法医昆虫学を認めてもらうために、地道で膨大な作業をこなし、仮説

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    2019年01月03日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    このシリーズを3作読んでみて、結局はどれもそこそこ面白いものの、決して傑作と宣伝したくなるほどの作品ではないと感じる。
    大きな理由としては2つあり、ひとつは準主役である刑事のキャラクターがイマイチ魅力的ではない事だろう。主人公の女性昆虫博士は文句なしのキャラクター。何をやっても喋らせても、すべてがコケティッシュで魅力的だ。他の脇役も良い味を出している。
    ところが主人公の女性昆虫博士と同等、またはそれ以上のページに登場する刑事が、どうにも魅力に乏しい。粗野で叩き上げで嫁さんと上手く行っていない、でも正義感が強くて人情派。
    テレビや小説では使い古されたタイプの刑事だが、どうも面白みに欠けるのよね。

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    2018年11月26日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    赤堀さん相変わらずのいい味だしています。
    トコジラミ・ミバエ・ウジ・虫・虫・虫の展開には
    段々慣れてきたけれど。
    今回のウジの雨粒からのウジシャワーにはぞわっとしました。

    それにしても、今回、異常をきたした精神状態に陥った人が多すぎる。

    香りに魅せられたちづるの正気と狂気の境目はどこなんでしょう。
    ちょっと嗅いでみたいけど、メビウスの香水にはぞわぞわっ。

    一之瀬くんの今後も気になるところである。

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    2018年12月08日
  • 桃ノ木坂互助会

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    ネタバレ

    タイトルから想像もつかない展開。
    何から書いてもネタバレしそう(汗

    地域の治安を守るための老人たちが作った「必殺仕事人」的地下組織が、エゲツない男を敵に回してしまう。ホンモノのキ○○イ。
    そのキ○○イ、にはまだ他にも敵がいて、これがまた精神科のマッドドクター崩れという変化球。こいつらの絡みがハードでタフで面白い。

    荒削りな部分があったり、「それは無理やろ」という設定もあるんだけど、勢いで押されて読んでしまう。

    ラストに明かされる仕掛けにもビックリ。なるほどなぁ…現実世界にもそういうのあるわ~

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    2018年10月07日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    ウジとハエにはかなり耐性ができたと思ってましたが…今回の量と群がり方は半端ないです!ハエを怖いと初めて思いました。今までの事件って、少なくとも殺す方にも殺される方にも、少しはその気持ちはわかるって、そうなる過程が理解できなくはなかったんですが、今回のは寒気と狂気ばかり感じて余り同情もできなかったかな。殺した相手のことを香料にしか思ってなくて、多分殺した認識もないんじゃないかなと。やっぱり怖い。登場人物がみんな一線を越えたような人ばかり。こういう人たちには何も通じないから裁きを受けさせるといっても…ね…。どうしようも無いのな。赤堀さん、死ななくてよかった。

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    2018年09月08日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    赤堀先生、とうとう海にまで進出しちゃいましたか。当然のことながら海にも虫はいますもんね。今回は虫の印象よりもなぜか刺青の捜査の印象の方が強かったです。なんだかね…いつも思うのが、弱い者を散々利用して悪いことばっかりしてる人が殺されたときその人は被害者になって、利用されて痛め付けられてた人が犯罪者になってしまって刑に服さなければいけないわけで、理不尽というかなんというか。人を殺せば罪は罪なんだけど。岩楯さんもワニさんもよくぞご無事でした。

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    2018年09月08日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    今回は水生の昆虫……と言えるかどうか微妙な生物が主軸になっている印象や、序盤は法医昆虫学とあまり関係のない刺青が中核になっていたので、そろそろネタ切れなのかなーと不安を抱きながら本作読み進めていました。

    けれど、読み終わった段階での満足度は結構高いものとなりました。

    前作まで感じていた、ミステリにおける法医昆虫学のメリット・デメリット(犯罪捜査に有効に作用しますが、エンタメ的に考えると意外な展開などを期待しづらい)点は変わりませんでした。しかし、それ以上にストーリー進行に合わせて順次登場する人物が魅力的で、私はそこに興味を覚えて読み進めることができたように思います。

    序盤〜中盤の大鷹、後

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    2017年04月26日
  • 法医昆虫学捜査官

    購入済み

    好きだ!

    想定していた以上に面白かった
    キャラも好きだし話のテンポも良かった
    さりげない恋愛感も好みで
    この二人はどーなるの???
    って期待させてくれる

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    2017年03月21日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    東京荒川の中州で発見された変死体。
    損傷が激しく身元特定は困難を極め、他殺か自殺か事故かどうかもわからない。
    解剖医と鑑識の判定に法医昆虫学者の赤堀涼子は異論を唱え、独自に調査を開始する。
    捜査本部の岩楯警部補たちと連携し、彼女が見極めた事件の真相は――?

    法医昆虫学捜査官シリーズ三作目。
    毎度毎度、遺体に残されたウジやわずかに付着した虫や微生物から緻密な赤堀の捜査が始まるわけですが、今回は水中の生き物たちの生態も描かれていて、赤堀先生の守備範囲の広さには驚きました。
    海の虫の描写も気持ち悪いったら・・・思わずウェブで虫たちを画像検索しましたが、ほんともう、見るんじゃなかった・・・大後悔です

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    2017年03月07日
  • よろずのことに気をつけよ

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    川瀬七緖のよろずのことに気をつけよを読みました。
    川瀬七緖のデビュー作で、呪術をテーマにしたミステリーでした。

    呪術を専門にしている仲澤のもとに、祖父を惨殺された真由という少女が訪ねてきます。
    仲澤は真由とともに事件の真相を探っていきます。
    四国から東北までまわって江戸時代にさかのぼる呪術師の存在を探り当てた仲澤と真由はその本拠地に乗り込んでいくのですが...

    ちょっと荒削りなところもありますが、いきおいのある物語を楽しみました。

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    2017年01月17日
  • よろずのことに気をつけよ

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    呪術に詳しくない人にも、犯人側の異常なまでの恨みの強さがしっかりわかるようになっていて、話にすんなり入っていくことができた。最後があっさりし過ぎていたかな、と思われたのが本当にもったいない。

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    2016年12月30日
  • よろずのことに気をつけよ

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    面白かった。
    だいぶ盛り込みすぎな感はあったし、
    真由に魅力無さすぎるし、主人公はどうやって食べているのか謎すぎるし、だけど
    楽しく面白く読めた。
    自分の地元にこんな怪しい念仏があるなんてなんかずるい〜
    師走の月に雪なくば、よろずのことに気をつけよ
    語呂よくてずっと残った。

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    2016年03月16日
  • 桃ノ木坂互助会

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    町内の平和を守るため、熊谷光太郎ら老人会の面々は町内の危険人物の追い出しを計るが、偶然、同じ人物を抹殺しようとする幽霊コンサルの沙月が現れ、事態は思わぬ方向に向かう。

    広く浅く、色々と詰め込まれているが、もう少し波乱の展開があっても良かった。ライト・ミステリーという感じかな。個人的には『法医昆虫学』シリーズの方が好み。

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    2016年02月08日
  • 桃ノ木坂互助会

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    河瀬七緒による、お隣さまミステリ。
    前半ゆっくり作り込んでいき、中盤で方向転換、終盤にそれを壊す、流れがとてもよかった。
    物語の進みに伴い、スピード感の加速と、色味が変化していく感じもよく、結構のめり込める。
    ひっかかったのは、途中までむしろ丁寧過ぎるくらいだった主人公の心情描写が後半イマイチ粗っぽかったのと、クライマックスに唐突感が否めなかったことの二点。
    ノンシリーズは初作だと思うが、今後も読みたい。
    4-

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    2016年01月19日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学シリーズ2巻
    前回同様に赤堀先生が大活躍かつ犯人も最後まで分からず一気読みしてしまった。3.9

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    2026年05月15日
  • よろずのことに気をつけよ

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    ネタバレ

    舌を切られ心臓ズタズタにされた老人の死体。
    その後に元警察庁大臣の娘、今は老婆の惨殺死体も見つかる。愛宕神社や祈祷師やら呪いの匂いがプンプンする展開ではある。老人の孫娘が殺人の真実を暴きにくるが、なかなかきな臭い過去がわかる。子供達が惨殺された村の夫婦たちの執念が実った証だと。49年かけて犯人は復讐をした。なかなか因習めいた展開だった。

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    2026年05月11日
  • 法医昆虫学捜査官

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    法医学の中でも蛆虫をはじめとした虫にフォーカスした法医昆虫学で事件の核心に迫っていくシリーズの第一弾。
    虫嫌いには中々しんどい描写もあるが、虫の成長速度の違いなどから科学的に検証していくところは非常に興味深く読ませてもらった。3.7

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    2026年05月09日