川瀬七緒のレビュー一覧

  • 潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官シリーズ第5弾。

    伊豆諸島にある神ノ出島で若い女性の遺体が発見された。解剖所見から首吊りによる自殺、死後3か月以上と推定された。ところが、目と口の中は蛆に激しく喰われた形跡があるのに、体内では見つからず内臓も脳も無傷で残されたままミイラ化していた。
    法医昆虫学者・赤堀涼子が遺体と蛆の発生状況に違和感を覚え虫の動きをたどりながら捜査をするうちに、さらなる驚愕の事実に突き当たる・・・。

    今回は蛆の登場が控えめでちょっと寂しい気がするのはこのシリーズに首までどっぷりつかっているからか。その代わりに登場するのが島の生態系をも脅かす恐ろしい虫。

    岩楯警部補とバディを組む新島署の兵藤

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    2019年09月16日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官シリーズ第4弾。

    東京西多摩の山中で、腐乱した男性のバラバラにされた腕が発見された。警視庁の岩楯警部補は、四日市署の警官で山岳救助隊員でもある牛久巡査長とコンビを組み捜査を始める。

    毎回、岩楯と組むバディの所轄警官が楽しみの一つでもあるこのシリーズ、今回の牛久は山岳救助隊員だけあって肉体派、地元愛に溢れた熱血漢。ただ、結婚相手への理想が非現実的で子供じみていてなんだかな~。やっぱり、プロファイラー志望のメモ魔・ワニさんにはかなわない。

    山間の村に隠されたよそ者への悪意と疑念、大量発生した蚊の謎、大雨の日にタクシーで訪れた男の正体・・・事件の背後にも目が離せない。

    リケジ

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    2019年09月14日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官シリーズ第2弾。

    東京・葛西のトランクルームで女性の全裸腐乱死体が発見された。死体に群がる夥しい蠅と蛆。前作で事件解決に貢献し今回も捜査を依頼された法医昆虫学者・赤堀涼子は、捜索の過程で場違いな植物の種子を発見したことに着目し、コンテナ周辺にあるアリの巣を掘り返した結果、珍しい脱皮殻を発見する。そこから手繰り寄せられる驚くべき事件の真相とは。

    お馴染みの岩楯刑事と赤堀准教授に加え、今回岩楯とバディを組む所轄の刑事・月縞もなかなかの男。見た目イケメンなのに、「だるいな」が口癖で小笠原駐在所への異動を希望する無気力刑事。この月縞が岩楯と組むことで少しずつ瞳に光を取り戻す過程も見

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    2019年09月09日
  • 潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    東京都の小さな離島で、ミイラ化した若い女性の遺体が発見された。
    通常とは異なる遺体の状態に法医昆虫学者の赤堀に出動要請が入り、彼女の世話係の警視庁の岩楯も島に向かう。
    解剖医は自殺と断定し、死亡推定月日は3ヵ月以上前と判明するが…。

    遺体に群がる虫の痕跡から事件を紐解いていく昆虫学捜査官・赤堀涼子を主人公にしたシリーズももう五作目。
    毎回異なるパターンの虫や現場が出てくるので、飽きない作品です。

    今回はミイラ化遺体ということで、大量のウジ虫ちゃんが出てこないのでそんなにグロくなく、物足りない感じ。
    私は別にグロいのが得意なわけではないのですが、このシリーズを読んでいるうちに耐性ができてしま

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    2019年09月06日
  • よろずのことに気をつけよ

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    呪術ミステリーと謳われてたんで、もっとホラー的なミステリーかと思いきや。
    結局真由の祖父がどうやって殺されたのかとか、いろいろ疑問に思うところはたくさんあったのだけど、仲澤先生と真由のやりとりは面白かった。

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    2019年05月18日
  • よろずのことに気をつけよ

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    ネタバレ

    よろずのことに気をつけよ/川瀬七緒:第57回大賞受賞。2011年。
    女性W受賞だそう。これは呪い。子供を殺された親の呪い。都会から遊びにやってきて、好き放題していく者への呪い。なので、犯人は後から出てくる人物なんだろうな。と。
    土着。呪術。に絡めた虐待された子。子を殺された親。そして虐待された子を救えなかった主人公。
    呪い、土着といえば、横溝正史賞だと思うのだが。ここに応募で評価されるんだね。
    重いっちゃ重い。どのテーマもいまだ(2019年)に解決されていない。

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    2019年04月21日
  • よろずのことに気をつけよ

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    ネタバレ

    テーラー伊三郎が良かったので追いかけることにした、川瀬さんの乱歩賞受賞作。

    初期作だけあってかなり荒っぽいなぁ。細部に心配りしているなぁと思うところもあれば、その描写はないやろと思うとこもあったりで、塗りむらが激しいというイメージ。
    呪術展開ならもっとドロドロとしてほしいし、謎解きで行くならもっとミステリーやトリックを巧妙にしてほしいし、読ませたい場所の立ち位置もなんだかフラフラ不安定。
    ヒロインの描写も勝気なのか弱いのかガキなのかオマセなのか…、本人に「そう演じてるのよ」と言わせてしまうのは興ざめやぞ。

    その他、小説なれしてない部分は目につくものの、筆力の強さの片りんを見せてくれる作品で

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    2018年09月15日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官シリーズ第3弾
    今回は全然進まなかった。遺体の身元もどこから来たのかも。終盤までなかなかもどかしい時間が続いた。被害者がゲスい奴で加害者が可哀想でやるせない結果だった。
    おでこの広いメモ魔がまた相棒になったのは嬉しかったな。次も早く読みたい。

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    2018年07月07日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    シリーズ第4弾は、昨年個人的に何度か訪れた西多摩地域が舞台でした。山の中を散策したことを思い出しながら、あの辺りで本作で描かれた陰惨な事件があった(本作はフィクションですが…)と妄想すると、背筋に冷たいものが走ります。

    捜査の展開としては、少しずつ状況が明らかになっていくも終盤まで事件の真相に直結する証拠が発見されず、遅々とした進捗だったように思います。そのため、話の吸引力がやや欠けているように感じてしまいました。

    しかし、終わり近くでようやくミバエの出どころが分かったあたりで急展開。真犯人の目的とその行為(惨殺したことではなく、あるモノを作り上げたこと)のグロテスクさ・おぞましさが半端な

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    2018年01月09日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。他方、岩楯と牛久は仙谷村での聞き込みを始め、村で孤立する二つの世帯があることがわかる。息子に犯罪歴があるという中丸家と、父子家庭の一之瀬家だ。──死後経過の謎と、村の怪しい住人たち。残りの遺体はどこに!

    科学的な記述には驚かされるが、それ以外はありきたり。

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    2017年12月17日
  • 法医昆虫学捜査官

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    原作は漫画のフジテレビ系「人は見た目が100パーセント」に3人の理系女子がでてくる。女子力を上げようと努力する話であった。理系女子の赤堀涼子は普通の女子なら下嫌いするであろう昆虫の専門家(准教授)である。女子が苦手であろう虫が好きという時点でギャップ萌え確定(笑 

    魅力ある人になるためには、2つのギャップを持ち合わせることが必須、赤堀涼子とは対照に虫嫌いの刑事のキャラも立っている。シリーズ化されているので次本も楽しみである。

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    2026年05月30日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

    購入済み

    物足りない。。。。

    ミステリーとしては先が読めない展開がとても面白い

    でも!
    今回はロマンス的な事がなくて
    残念。。。

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    2017年03月22日
  • よろずのことに気をつけよ

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     何よりもしっかりした文章を書かれる。恨みをはらすという、いささか古風な感情にリアリティを与えている。(柳田國男に呪いに関する書籍はあるのか。)著者の初期の本なのだが、子供服のデザイナーをしながら、このような物語を紡いだ才能は本物だと思います。

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    2016年10月05日
  • 桃ノ木坂互助会

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    新しく桃ノ木坂町に越してきた住民たちによるトラブルや町の平穏を乱す行動に悩む桃ノ木坂互助会(老人会)の会長・光太郎。
    元海自曹長でもある彼は、町に害を及ぼす住民たちを仲間たちとともにあらゆる手を使って町から追放するため、暗躍している。
    次のターゲットは、大家とトラブルを起こしていた男、武藤。しかし自分たち以外にも武藤を狙っている存在があることに気付き・・・。

    最初は老人たちの世直し隊の勧善懲悪モノかなーと思いきや、読み進めていくと第三者が参戦し、三つ巴のサスペンスめいた様相を呈す展開に。
    話の着地点が見えず、どうなっちゃうんだろう??とページを繰る手が駆り立てられました。

    終盤で予想もつか

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    2016年08月13日
  • よろずのことに気をつけよ

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    都内に住む老人が自宅で惨殺された。奇妙なことに、遺体は舌を切断され、心臓をズタズタに抉られていた。さらに、縁の下からは「不離怨願、あたご様、五郎子」と記された呪術符が見つかる。なぜ老人はかくも強い怨念を受けたのか?日本の因習に絡む、恐るべき真相が眼前に広がる!第57回江戸川乱歩賞受賞作。

    興味のない題材だったが、勢いで読んでしまった。
    こちらよりも「法医昆虫学捜査官」シリーズの方が楽しめる。

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    2016年05月04日
  • よろずのことに気をつけよ

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    タイトルとあらすじにひかれて初読み作家さん。呪術とか扱ってるわりにオカルトにならず、田舎の因習などを探る内容になっていて面白く、一気読み。この先生のシリーズもやって欲しいな。他の作品も読んでみたいと思います。

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    2015年11月14日
  • よろずのことに気をつけよ

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    ネタバレ

    呪いは世代を跨ぐもの、この一文にゾクッときた。真相はシンプルながら、事件につきまとう謎のオカルト度と濃い不気味さが納涼ミステリーとして最適。
    呪われ続ける苦しみに呪い続ける狂おしい悲しみ…どちらの人生も壮絶で、犯人がわかってからも過ちと憎しみと無縁でいられない人の性を考えさせられ気持ちが沈む。
    主人公二人の魅力に欠ける点と終盤のやや強引に感じる展開が惜しい。

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    2013年08月17日