川瀬七緒のレビュー一覧

  • 詐欺師と詐欺師

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    ネタバレ

    タイプの違う詐欺師の騙し合いが、面白くてターゲット宅にのりこんだのはいいけれど。そこから先はグダグダで残念感が半端ない。そんな結末って、といいながらもどこかに期待する気持ちもあったが、なんだか煙にまかれたように終わってしまった。好きな作家さんだけにとても残念な作品だった。

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    2024年08月13日
  • 四日間家族

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    集団自殺で集まった4人の前に置き去りにされた赤ちゃんが、、、。あれよあれよという間にネット上で赤ちゃんの連れ去り犯に仕立て上げられ、4人は逃亡の末に追い詰められる。

    最初の方は、ちょっとご都合的過ぎない?と思う展開の連続で興醒めしかけてたんだけど、そこはやっぱり作者の凄さといいますか、だんだんこっちも乗せられて、しまいにはページを捲る手が止まらなくなってしまった。昨今のSNSを使った炎上商法や人物特定などのやり口を、やられた上で逆にやり返す展開が痛快で面白かった。とは言え、私がその界隈にあまり首を突っ込まないように避けてるからかもしれないが、いくら何でもネット警察的な人間が多すぎだし、多くな

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    2024年07月24日
  • 四日間家族

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    70/100

    んーーー、なんかめっちゃ読みやすいけど内容は予想出来てしまうものだった。
    登場人物がたった一人の赤ちゃんによって心情の変化、成長、人との関わり方が変わっていく姿がすごく分かりやすかった。

    しかし、猪ノロを登場させる理由や、夏花の過去エピソードの薄さ、連携する上での役割分担の比重などが気になってしまい、そこまでたった4日間で絆が深くなる理由や、赤ちゃんに固執する理由があまり感情移入出来ずに終わってしまった感じ…


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    2024年07月20日
  • 賞金稼ぎスリーサム!

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    ネタバレ

    特殊技能を金に換える方法のひとつに賞金稼ぎ
    があります(´・ω・`)捜査特別報奨金
    まるで漫画の冒険者がギルドにある仕事の依頼
    かのように警視庁のサイトに掲げてある懸賞首
    を私的に捜査して設ける話
    今回の大物犯人の動機はなんだったんんだ?
    (逃げ失せたってことは次回作にも出る?)

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    2024年06月05日
  • 四日間家族

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    ネタバレ

    集団自殺志願者の4人。
    自殺予定現場で捨てられた赤ちゃんを偶然保護してしまう。
    そこから4人と赤ちゃんひとりが追われる4日間を描いている。
    16歳の陸斗、20代の夏美、60歳の長谷部、70代の千代子。
    SNSを使って相手を操る2人と、SNSにやり込められた2人。逃走中、互いのバックグランドを理解するにつれ、チームとして機能し始める。
    「クソみたいな」(本文より)人生を送ってきた人間にも得意分野はあり、それでギリギリのところをすり抜けたりする。読み始め、全員嫌な人間だと思ったが、ラストでは最高にまとまった家族のようになり、解散が惜しいと思うほどだった。
    でもそこで他人に戻ることを選択するのがスッ

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    2024年05月23日
  • 紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    今回の目玉は赤堀の深刻な身の上こそが昆虫博士になる動機だった事、この過去も6作目だから小出しに出したという「ネタ」ではなくて、今回の謎解きに関わる構成になっている
    岩楯と鰐川刑事コンビはおかしみがあり過ぎるのと、今回は機能していないが「捜査分析支援センター」に変人赤堀(昆虫)・広澤(プロファイリング)・波多野(指紋)という3奇人が架空警視庁を支えるのだ・・・多分
    今回は「やけど虫=アオバアリガタハネカクシ」がウジ虫以上大活躍したが、それ以上にお菓子を食べるのが嫌になった作品

    ゼリービーンズのフレバーにカストリウムが使われているがビーバーの肛門にある香嚢に溜まる分泌物である(日本のアイスにも使

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    2024年05月17日
  • 四日間家族

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    2024.5.1

    最初は好きになれなかった登場人物たちがだんだん好きになっていて、気づいたら応援していた。
    割と最初から最後までハラハラドキドキして面白かったー!設定が面白い!

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    2024年05月01日
  • よろずのことに気をつけよ

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    加害者被害者両方に思いを寄せてしまう。お互い辛かったろう。勧善懲悪にしなかったことに作品としての価値があると思う。

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    2024年04月23日
  • よろずのことに気をつけよ

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    第57回江戸川乱歩賞受賞作

    参考資料のひとつめが
    「呪い方、教えます」 宮島鏡著
    創作のきっかけは、故郷に伝わる念仏

    呪術符の発見から始まる殺人事件
    陰陽師系とは違った地方の因習にまつわる呪詛を追う。
    ラストの呪いたいほどの怨みの成立の流れは、江戸川乱歩賞らしくよくできてるなと思いました。
    呪術という興味あるお話なのですが、せっかくなのでもう少し踏み込んでいただきたかったかな。
    まあ、私がそちらを読みたいなら宮島鏡さんを読めば良いということですね。

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    2024年04月16日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    シリーズ3冊目。どうしてもこの設定があるからか、最後が急転直下すぎるきらいは否めない。ただ、どこで という謎が展開できるのもこの設定ならではの醍醐味。唯一無二のシリーズの面白さは健在。

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    2024年04月01日
  • 四日間家族

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    集団自殺しようとした四人が、赤ちゃんに翻弄される…。まるでコメディのような設定なので映像化したら面白いかなと思いました。(いろいろ突っ込みどころはありましたが…)

    ネットで個人情報が晒され、自宅まで特定されてしまう怖さ…。我々の個人情報は、もはや、あってないようなものなのでしょうか。
    怖いのは○○警察のように悪意がなくても相手を追い詰めてしまうところです。
    最近はさすがに減っているようですが、悪意と善意は案外紙一重なのかもしれません。

    ということで、今回の最優秀主演俳優?賞は、赤ちゃんに決定です。

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    2024年03月31日
  • 四日間家族

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    こうゆう非現実的な展開を疑似体験できるところが読書の醍醐味だと思う。
    吊り橋効果っていうのかな、危険な状況に陥った4人に家族のような絆が生まれてくる展開がほほえましくなった。
    赤ん坊の人身売買なんて東南アジアとか南米とか遠い異国の話だと思ってるんだけど、まさか日本にもあるのかな。もしかしたらあるのかもしれないようなリアリティがあってブルっとした。
    スリリングでノンストップな展開が面白かったし、死のうとしてた四人だけど、ちゃんと最後は明るい光を感じたし、私的には何かの賞取ってもおかしくない一冊だと思いました。シランケド

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    2024年03月26日
  • ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

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    03月-08。3.0点。
    再読。10年前古い団地の一室で死亡していた10代前半の少女、身元もわからないまま。洋服ブローカーの主人公が解決に。
    珍しいテーマの小説だが、読みやすい。ラストも良かった。

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    2024年03月15日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    前作より虫一本槍でなく、社会課題や民俗的なしかけやら、複合的に使ったミステリーとして面白かった。前作と比べてラブ要素を減らしたのは連続させる意志がここで出たからかな?とも思った。

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    2024年03月03日
  • 桃ノ木坂互助会

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    街を守るために活動する老人たちの微笑ましい物語かと思いきや、幽霊コンサルという物騒な女性が登場した頃から様子がおかしくなり、最後は二転三転する予想外の展開に。
    よく出来た作品だけど、気持ち悪さの方が優っているので好きにはなれないです。

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    2024年02月25日
  • 法医昆虫学捜査官

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    TVドラマ「BONE-骨は語る」のような犯罪捜査物語と思っていたら、これから「法医昆虫学」の導入を計画から始まった物語であり、焼け死体の解剖で発見される虫に関する知見での描写、ここを乗り越えれば尻つぼみ後はどってことは無く捜査との絡みで拍子抜け。次回作に期待

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    2024年02月17日
  • 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官という切り口はとてもおもしろい。終盤の急展開、もう少しじっくり行っても良かった気がした。今後に期待するシリーズ。

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    2024年02月16日
  • ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

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    ネタバレ

    明るくポップな装丁から想像していたストーリーとは全く違い、ページをめくるのがしんどく、重く暗く耳を覆いたくなるような事件だった。

    主人公が、美術解剖学から一歩ずつ真相に迫っていく姿は、いきなり真相が降りてくる名探偵よりは、遥かに信頼ができた。
    登場人物には今一感情移入ができなかったが、事件を追っていく過程は、目新しく興味深かった。
    内容も好きな分野を掘り下げてくれるので、おもしろかった。

    ただ磯山さんと対峙した時、二人がなんからしくなく感じてしまい、それがとても残念に思えた。

    2024/02/11 20:21

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    2024年02月11日
  • ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

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    法医昆虫学捜査官が好きだったため新シリーズ物と聞いて読んでみたけど、服飾や美術解剖学観点から事件を読み解くのはとても斬新で面白かった。
    また、主人公の桐ヶ谷やその相棒になる水森小春などキャラクターも個性的で良き。
    ただ、仕立て屋を営む主人公を少女殺人事件に絡めていくところに少し強引さを感じた。

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    2023年12月16日
  • うらんぼんの夜

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    因習に満ちた田舎町で、鬱屈した青春を送る女子高生の愚痴が大半を占めるお話だから、読んでいて楽しいと言うわけではない。それなのにページを繰る手が止められないのは、謎に満ちているから。得体の知れない地蔵信仰という、この手が好きな人にはたまらないネタに、自然の異常、老人たちのとる不可解な行動。そして主人公が肩入れする転校生の少女も秘密を抱えていて、信頼できない。五里霧中なほどに散りばめられた謎が一気に解かれていくクライマックスは快感。謎解き要素が強いホラーミステリが好きな人には嵌まると思う。ラストの不気味さにはうなじの毛が逆立つ。

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    2023年12月15日