川瀬七緒のレビュー一覧

  • 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学に興味があり購入しました。
    今回は蛆が中心だったのですが、虫にも餌場があればそこに食物連鎖のピラミッドができるのは他の生き物と同じなんですね。あまり意識していなかったので勉強になりました。

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    2023年08月24日
  • 法医昆虫学捜査官

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    昆虫の生態を警察の捜査に繋げていくという設定がまず興味深い。死体に湧くウジを調査し、そこに含まれている情報量や専門知識が面白い。それだけで読み応えがあるけど、主人公をはじめ個性的な人物が多くて楽しく読める。誰にも見えていないものを見つけていく楽しみなシリーズに出会えた。

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    2023年08月12日
  • よろずのことに気をつけよ

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    57回江戸川乱歩賞受賞作。呪術師に関するミステリー。さくさく読めた。設定場所が知っている所だったのでワクワク感が止まらなかった。

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    2023年07月05日
  • フォークロアの鍵

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    面白かったし、介護のあり方とかお年寄りへの接し方、考え方など考えさせられたけど、ちょっと話全体として強引かなぁ。
    電車から見えるかな?そんなの。
    とはいえ、ホームのおじいちゃんおばあちゃんのキャラはとても良かった。

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    2023年06月21日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    初めての川瀬七緒著の本であまり馴染みの無い推理小説。。

    警察捜査の報奨金所謂賞金稼ぎを生業とする民間会社「チーム・トラッカー」の3人(リーダーの警察OB:薮下、御曹司で美形で3拍子揃った:淳太郎、元ハンターで運動神経バツグンだが、人付き合いに問題有る:一花)が難事件を追う。

    数年前起きて警察捜査も終えた夫婦がお互いに殺し合った事件を嫁両親が動機等に納得が行かずチーム・トラッカーに再調査を依頼する。メンバー3人が月日の経った事件を追い、殺し合いの背景に巧みにマインドコントロールを施し第三者的に殺人を楽しむ、殺し合った夫婦の知人で月子事兼守美和の仕業を暴く。

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    2023年06月02日
  • 法医昆虫学捜査官

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    本書を読んで法医昆虫学という分野があることを初めて知りました。
    学者が女性だということで、キャラクター重視のライトミステリーという先入観があったのですが、予想に反して粘り強く仮説を立てて検証していく過程がしっかり描かれていました。
    一方で赤堀さんのキャラクターがかなりブレ幅が大きいいので、それなら最初から小柄で若く見えて可愛いなんて余計な設定を入れない方が良かったかも。
    その点も後半は安定してきたので次作以降が楽しみで、このマニアックな領域でどれだけバリエーションが出せるかに注目したいです。

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    2023年03月17日
  • 法医昆虫学捜査官

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    川瀬七緒。放火現場から出てきた遺体には胃と食道がなかった。そして大量の蝿の幼虫が蠢いていた。コレは何を意味するのか、法医昆虫学を試験的に導入することにした。
    日本ではあまり知られていない法医昆虫学を軸にした警察小説ということで、手にとったがあまりこの法医昆虫学が事件解決の中心ではなく、通常の捜査とは別の切り口での捜査であり、最終的同じく犯人のところに辿り着くかたちに書かれている。犯人が馬脚を現すのが少し雑に感じた

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    2023年03月01日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    前作が面白かった人ならまぁ間違いは無いかと。虫が脇役というかメインストーリーの飛躍を埋めるカギという感じになっているが、少々飛躍しすぎなのが気にはなった。赤堀は飛躍してナンボだけど。

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    2023年02月05日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    読み始めてから前作がある事に気がついたけど、やめられない止まらない。一気読みしてしまいました。訳の分からなさが気になって仕方ない。相変わらずすごい作家さんだ。

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    2022年12月23日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    捜査のディテールが丹念に書き込まれることが特徴のシリーズ。こうしたお話では、犯人側の描写にもページが割かれることが多いが、そうした部分は思いきりよく切り捨てられている。更に、捜査員の捜査に関わらない部分の日常まで、ほとんど触れられない。だから、捜査の現場で何が起きたかだけが、淡々と描写される感じ。これはかなり異色。この手のお話は大風呂敷を広げがち(で畳みそこねがち)なので、そうした傾向へのアンチテーゼにも思える。ただ、シリーズの愛読者には言わずもがなだが、こういうものだと思って読まないと、多少とまどうかも知れない。

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    2022年07月18日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    この作品は食事中に読む事をオススメしません
    なにせ、ハエを主研究にする学者が、法医昆虫
    学捜査官として死体の生前・死後(死体の死後?)
    の環境を学術的に顕にすることで捜査に役立つ
    そして、結構危険な目に合うのがスリリングw

    今度の赤堀先生は海に潜る(´・ω・`)

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    2021年11月10日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学についての蘊蓄に加え、呪われた家系に産まれた美女と人形師の恋、更に臓器移植の闇と盛りだくさん。やっぱり盛り込み過ぎな気はする。お話の性格上、捜査側と犯人側の物語が分離するから、どうしてもそうなるのか。

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    2021年11月01日
  • 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    パイオニアは受け入れられない

    外国では普及している昆虫からの情報
    をもとに法医学だけでは究明できない
    真実を捜査に利用する試みが警視庁で
    なされた(^◇^)

    主役は昆虫ヲタクで、昔から際立った
    キャラは何等かのヲタクであり、世界
    を救うのはヲタクとさえいえる(?)

    腹中にある蛆虫の団子の生育状況の変
    異を詳細に叙述する気色悪い作品だが
    それが犯人のところに導いてくれると
    知っていたら真剣に読めば良かった

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    2021年10月17日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    今回もプロフェッショナルの意地と意地のぶつかり合いが見られて嬉しかった。
    救いようのないラストで切なくなった。

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    2021年08月23日
  • 紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官

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    今回は赤堀先生のいつもと違った一面が見られたけど、殺人事件の動機がいまいち弱い気がした。もっと虫の活躍があったら面白かったかな。

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    2021年07月24日
  • 女學生奇譚

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    この作者の本は初読となる。最初、あらすじを読んだ時にはありきたり、とまではいかないが結構ありふれている導入部だったので、そこまで期待せずにミステリならいいや気分で読み始めた。そして読み終わって正直言うと、エンタメ小説としてはとても面白かった。まずキャラが良く、主人公やその相棒のカメラマンも最初は薄い人間性しか感じられなかったのが、読み進めるうちに段々と愛着を持てるようなキャラクターとなっている。本格ミステリを求めて読むと物足りないだろうが、ミステリ風のエンタメ小説としては上等の部類に入るだろう。続編があるのならば読みたいと思うぐらいには面白かった。

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    2021年04月23日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官シリーズ第四弾。
    今回は何だか、気が滅入る事件だった。
    虫の真実を追う赤堀は、やはり面白いのだけれど、現場となった村の登場人物が感情移入しにくかった。

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    2021年03月07日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    賞金稼ぎスリーサム!シリーズ、2作目。

    元敏腕刑事の薮下、御曹司でありながら警察マニアの淳太郎、乙女系の風貌でありながら実は凄腕のハンターである一花の三人により、刑事事件専門調査会社「チーム・トラッカー」が立ち上がった。

    川瀬さんの作品は、なかなかの個性強めなキャラクターがとても魅力的なのだけれど、このシリーズはあまりにも皆が皆、それぞれ方向性のバラバラな個性が強すぎて未だに付いていけていないのが正直なところ。本来であれば、一花に一番魅力を感じなきゃいけないところなのだろうけれど、私の想像力が乏しすぎるのか、なかなか彼女のイメージが定まらず、モヤモヤしてしまう。凄腕ハンターならではの魅力が

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    2021年03月01日
  • 女學生奇譚

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    帯の
    “ 警告「この本を読んではいけない。」 ”
    に惹かれてジャケ買いした本。

    また、タイトルや装丁から江戸川乱歩の香りがした事も購入の決め手となったのだけど、乱歩賞でデビューした作家さんと知り受賞作も気になった。

    「女學生奇譚」を読み進める部分は面白かった。
    警告はどこに繋がるのだろうと興奮したが、落ち所が弱く伏線もうまく回収できていないのはシリーズ刊行予定だからなのか?
    とにかく属性やトリックが多すぎて忙しない印象を受けた。最後の編集長とのくだりは要らなかったと思う。

    オカルティックな事件を追う冷静沈着フリーライター(料理好き)×長身豪快女子の男女バディもの、シンプルにそれだけでも充

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    2021年01月30日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    前作が面白かったのでシリーズ化したことに喜んだ。多少現実離れしているけれど、そこは娯楽小説と言うことで素直に楽しむ。とにかく三人の個性が光る。一花がダントツだけど、乙女的なはずなのに猟銃を持っているそのギャップがいい。子供との戯れ方に笑う。淳太郎の洞察力や女性を虜にする技?も見事だけど。そんな濃すぎる二人を藪下がうまくフォローしているからこそ面白いトリオなんだろう。今回もまた恐ろしげな人物が出てくるけれど、この純粋に楽しむ悪意を持つ人間って現実にいそうな気はする。現実離れの面白さと現実的な怖さがあるところがこの小説の魅力なのかもしれない。次も期待して待とう。

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    2020年10月26日