【感想・ネタバレ】桃ノ木坂互助会のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は5.

内容(BOOKデーターベース)
厄介事を起こすのは、いつだってよそ者だ。七十歳の光太郎は憤慨していた。われわれが町を守らなくては―。そこで互助会の仲間たちと手を組み、トラブルを起こす危険人物を町から追い出し始める。その手段はなんと嫌がらせ!?老人だからこそできる奇想天外な作戦はなかなか好調に思えたが…。大家と揉めていた男を次なるターゲットに決めたことから、事態は思わぬ方向へと動き始める。

光太郎じいちゃんかっけぇ~。

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2018年03月06日

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ネタバレ

あらすじを見て「こんな展開かな」と想像してたのとは大きく異なって、いい意味で裏切られたというか。結末も予想外過ぎた…
桃ノ木坂互助会の老人たちがよそ者にどう対峙するのかと思っていたら、幽霊代行の沙月が現れて…。
ノスタルジアシンドローム、勉強になった。

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2020年08月17日

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おじいちゃんの捕物帖かぁ、ありきたりだなぁとたかをくくっていたら
とんだ大失態。新たなライバル出現でこちらも超わけあり。協力してめでたしめでたしといかないところがさすが川瀨さん。
最後にはとんでもない大どんでん返しが用意されていてビックリ。その辺の回収が追い付かなかったのがちょっぴり残念だったけれど読み応えはバッチリ。人は見かけによらないと痛感。それと直感も侮れないんだなぁと。

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2020年05月04日

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ネタバレ

2020/4/28
久しぶりに通勤したので読書できた。
読み始めると読むんだけど。
川瀬さん、負の人描くの上手すぎん?
実際におる「なんでこんな人間が存在するん?なんでそんなことできるん?」っていう人。
はじめは武藤の邪悪さに戦慄するねん。自己愛性障害的なやつ。
このタイプは割と社会でも関わってしまうことがあって憎悪してるので、早く始末してくれと思いながら読んでた。
でもこれを始末する側がまた危うい。
今にも壊れそうな位置におるんよ。両方が。
光太郎じいちゃん一派と沙月一派ね。
とりあえず沙月の方がまだいけそうなのでじいちゃんちょっと引いてくれと思いながら読む。
肩入れしてる仕置き人の方がいつ破綻してもおかしくないので、もう怖くて読むのをやめられない。
この過程で正義の危うさなんかも描かれる。
じいちゃんたちの暴走、怖い。
正しいと思ってやることが一番残酷。
武藤みたいなやつが幽霊怖がるやろか?ってのはずっと付きまとってたけど。
そして最後に老人のマドンナ菊美の代理ミュンヒハウゼン症候群の暴露。何人も殺してる。
フルコースやん。
でも最後はいいとこに着地するんよ。
ギリギリの淵を歩いている光太郎と沙月にも光が見える。
だからやめられない川瀬さん。

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2020年04月29日

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ネタバレ

タイトルから想像もつかない展開。
何から書いてもネタバレしそう(汗

地域の治安を守るための老人たちが作った「必殺仕事人」的地下組織が、エゲツない男を敵に回してしまう。ホンモノのキ○○イ。
そのキ○○イ、にはまだ他にも敵がいて、これがまた精神科のマッドドクター崩れという変化球。こいつらの絡みがハードでタフで面白い。

荒削りな部分があったり、「それは無理やろ」という設定もあるんだけど、勢いで押されて読んでしまう。

ラストに明かされる仕掛けにもビックリ。なるほどなぁ…現実世界にもそういうのあるわ~

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2018年10月07日

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河瀬七緒による、お隣さまミステリ。
前半ゆっくり作り込んでいき、中盤で方向転換、終盤にそれを壊す、流れがとてもよかった。
物語の進みに伴い、スピード感の加速と、色味が変化していく感じもよく、結構のめり込める。
ひっかかったのは、途中までむしろ丁寧過ぎるくらいだった主人公の心情描写が後半イマイチ粗っぽかったのと、クライマックスに唐突感が否めなかったことの二点。
ノンシリーズは初作だと思うが、今後も読みたい。
4-

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2016年01月19日

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街を守るために活動する老人たちの微笑ましい物語かと思いきや、幽霊コンサルという物騒な女性が登場した頃から様子がおかしくなり、最後は二転三転する予想外の展開に。
よく出来た作品だけど、気持ち悪さの方が優っているので好きにはなれないです。

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2024年02月25日

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新しく桃ノ木坂町に越してきた住民たちによるトラブルや町の平穏を乱す行動に悩む桃ノ木坂互助会(老人会)の会長・光太郎。
元海自曹長でもある彼は、町に害を及ぼす住民たちを仲間たちとともにあらゆる手を使って町から追放するため、暗躍している。
次のターゲットは、大家とトラブルを起こしていた男、武藤。しかし自分たち以外にも武藤を狙っている存在があることに気付き・・・。

最初は老人たちの世直し隊の勧善懲悪モノかなーと思いきや、読み進めていくと第三者が参戦し、三つ巴のサスペンスめいた様相を呈す展開に。
話の着地点が見えず、どうなっちゃうんだろう??とページを繰る手が駆り立てられました。

終盤で予想もつかない展開に。
隠されていた秘密は物語をよりスリリングにして、読み手を混乱の渦に導いてくれました。
それでいて読後感は悪くなく、何となく清涼感を味わえる作者の手腕は素晴らしいと思います!

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2016年08月13日

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