川瀬七緒のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ一作目はとても重いテーマで読んでいてしんどかったが、今回は短編集なので息をつける話もあり、休まず読めた。
とはいえ、児童虐待や無慈悲にも命を落とした話は胸が痛い。
目を背けたくなるような話は続くが、服の皺や小さな事象から紡いでいく主人公の推理力や洞察力は、あまりにも神がかり過ぎているようにも見えるが、全てに理があり、それを積み重ねた結果に納得できる。
一作目から信用はできると思っていたが、ますます彼に対する信頼度が上がってしまった。
今回は残された遺族にも目が向けられており、10年以上も取り残された彼等には事件解決は少しは救いになるのだろうか。
たくさんの「何故」が少しはわかって、区切りには -
Posted by ブクログ
年代も性別も違う男女4人の自殺志願者たち。今まさに山の中。
場違いな赤いスポーツカーが彼らの目の前に止まる。酷い形相の女が荷物を持って山の奥へ入っていくが、すぐに手ぶらで戻り去っていった。
その荷物の中からは小さな声がする。
4人が確認すると、中からは首もしっかり座っていない赤ちゃんが!
彼らは赤ちゃんを守るために動き出した。
そんなことある?っていうとんでもない設定だけども、読み進めていくうちに手が止まらない。
現代のネット社会において正義を振りかざす無関係な人たちの恐ろしさ、逆手にとった対処の数々。
ドキドキハラハラで、一気読み。
とても共感できるような4人ではないけども、その後の物語 -
Posted by ブクログ
フォローしている方の「クローゼットファイル」のレビューを見て興味を惹かれ、シリーズものと知れたので最初の巻を買ってみた。
主人公の桐ヶ谷京介は、東京・高円寺で服飾ブローカーとして身を立ているが、美術解剖学と服飾の知識によって“人を見れば骨と筋肉が透けて見える”。
服のシワを見ればその人の生活や健康状態まで分かるという特異な能力だが、私を見たらどのように見えるのだろうかなどと、かなり興味深い。
そんな京介が偶然テレビの公開捜査番組で目にした10年前に起きた少女殺害事件で、遺留品として映し出された奇妙な柄のワンピースが気に掛かり、というところから始まる物語。
警察に接触を試みるも相手にされず、