川瀬七緒のレビュー一覧

  • ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

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    服飾と美術解剖学の知識で、その人の癖や病気などが立ち所にわかってしまう桐ヶ谷。テレビで見た未解決事件の公開捜査番組でたまたま見た少女のワンピースから事件への興味を持ち、同じ商店街のアンティークショップの店員小春とワンピースの謎を探ることに…
    服飾の知識がすごいと思ったら、作者は服飾デザイン会社に勤めていた経験ありなんですね。
    結構社会派のストーリーで思ってたより重めだったけど面白かった。
    登場人物も癖のある人たちだし、シリーズの今後も期待。

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    2023年05月26日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    2023.5 川瀬さんの小説はホントに出来不出来が激しいなぁ。今回は当たり!
    相変わらず朝倉先生のようなキャラ 一花がキラキラするストーリーでした。

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    2023年05月26日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    ネタバレ

    続編。一花ちゃんいいキャラしてるなぁと思ってたけど、子供たちとの砂場遊びでイカちゃん最高!笑ってなって、もう一花ちゃんの虜です。
    前作のテロリストも捕まらないままだし、今作も捕まってめでたし感は全然ないし。でも調査としてはきちんと終わってる。それでいいんだよね、調査官だもの。

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    2023年04月04日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    シリーズを大人買いして、第1弾の後すぐに読みたかったところをこらえて7カ月。何もこんなに辛抱しなくてもよかったのに(笑)。

    プロローグは三津田信三が混じった内藤了みたいな感じで期待が募る。赤堀女史が登場すると一気に明るくなるけれど、期待に違わず面白い。

    昆虫はわりと苦手な私ですが、なぜか昔からトンボを捕るのだけは得意で、今でも素手で捕まえられます。しかしトンボに性モザイクなんてあることも知らなかったし、昆虫業界がどういうことになっているのかもわかって、あらゆる点で興味を引かれました。

    刑事と女史のロマンスはないままでお願いします。(^O^)

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    2023年03月27日
  • 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ


    昆虫の生態も読んでいて面白かったし、法医昆虫学の先生のキャラもツボだった。ご遺体の虫の様子が詳細な事で、よりリアルさと生々しさを感じた。
    最後はあの状態で生きてるいのは不思議な状態で、虫に居場所を知らせる方法も、井戸の中にそんなに虫がいたのかなとこじつけ感を少し感じてしまったが、面白かった。
    次作も読んでみたい。

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    2023年03月18日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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     法医昆虫学捜査官シリーズの第三作。 遺体の第一発見者となった赤堀さん、今回は蟲を追って河から海へ・・・。
    自然に晒された屍は想像もよらない変貌を遂げる。 科学の力でどれだけ真相に近寄れるか見物です。 流石の安定したシリーズ。

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    2023年01月18日
  • フォークロアの鍵

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    「おろんくち」の言葉が出てくるまで長い!でも、そのおかげで物語の中に入りやすく、謎解きが始まってからのスピード感について行くことができた。
    想像以上にゾワッとする場面もあり、驚いた。
    途中から、姥捨山の話を思い出していた。

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    2023年01月07日
  • よろずのことに気をつけよ

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    ネタバレ

    おもしろかったー。
    グロい部分も多々あるけどそこは斜め読みしつつ、夢中で読んでしまった。
    真由がなんか色々、違和感があったけどまぁさほど気にならず。
    4人が捕まるのは嫌だなと思っていたので、ラストは納得!
    これ以上はないかなという感じだった。

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    2022年11月18日
  • フォークロアの鍵

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    口頭伝承を研究する大学生が、ある施設のコミュニケーションが取れない老人から『おろんくち』という謎の言葉を聞き出し、その不思議な言葉の意味を探っていく、謎解きのようなお話でした。
    核心に迫っていく様子がハラハラドキドキでした。

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    2022年10月13日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    川瀬氏の本は、初めて読んだのですが、他の作品も読んでみたいと思えるほど、良かったです。
    謎を解決する三人の背景をうまく描きながらも登場人物の個性もしっかり出ているため、情景をイメージしやすく読みやすい作品と感じました。

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    2022年10月04日
  • 法医昆虫学捜査官

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    普通にミステリとしても面白いし、独特な設定や専門的な話も面白い。赤堀と岩楯が二度おいしくてお得な感じもある。なにより先が気になって、あっという間に読み切れた。実写にされたら見れないかも。

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    2022年10月03日
  • フォークロアの鍵

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    川瀬さんのこれまでの作品では、『テーラー伊三郎』が一番好きで、高校生の成長物語と、年齢を重ねた人が新しい時代に合わせた学びを積み重ねていくという、成長×成長のシナジー効果(汗)のお話に夢を感じていました。

    彼女の他の作品(昆虫法医学系)は、どちらかといえばおどろおどろしいところが多くて、それは悪くはないんだけど、ちょっと読みたいものと違うんだよなあと思っていたところに、介護+民俗学という新たな組み合わせにドロップアウトした高校生を加えるというやり方が、ぼくにとってはベストマッチでした。

    介護の現場のリアリティを残しつつ、そこに夢を加えた程よいバランスが素晴らしいです。敵役がちょっとあまりに

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    2022年10月02日
  • 法医昆虫学捜査官

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    ジャンルは違えどもデザインを専攻していた点が京極さんと重なって気になり、なんとなく読んだ『女學生奇譚』が私のツボにハマりました。

    こんなシリーズも書いていらっしゃるのねと読み始めたものの、昆虫は苦手なんです。しかもちっとも可愛いとは思えない、見かけたらギョエーッと叫んでしまいそうなやつばっかり。眉間に皺を寄せながら読みましたが、超面白かった。

    内藤了好きなら絶対これも好きでしょう。暴走気味の赤堀先生は藤堂比奈子とかぶる。虫の描写がかなりキツイけれど、死神女史が扱う事件がセーフだった人はたぶんこれも大丈夫かと。

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    2022年08月25日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    このシリーズはいつも読むのに時間がかかる。しばらく時間が空いてから読むので思い出すのに苦労した。物語の最後で明らかとなる殺人の動機であるが、初めはなぜドナーの父親である竹田も殺人に関与したのか理解できなかったが、竹田の言い分を聞くとやりきれない気持ちになった。

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    2022年08月22日
  • よろずのことに気をつけよ

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    物語のキーとなる呪い、呪術に関することも今では普段の生活では信じることも感じることもなく過ごしているが、子供の頃は時代的にも怪談話だとかオカルトも流行っていたため、昔のことを思い出しながら興味を惹きつけられた。
    呪い=怖いというイメージがありホラー小説の類かとも思いながら読み進めていたが、インチキまがいの白魔術師の湯山のようなどこか憎めないキャラも出てきて面白かった。また、テンポよく謎解きが進んでいくのも読みやすくあっという間に読破してしまった。

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    2022年05月21日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官シリーズ7。

    今回は虫だけでなく、他の生物の生態も捜査の重要なポイントとなり、更に面白かった。
    赤堀と岩楯に加えて、捜査分析支援センターの頑固老人波多野の存在も良かった。
    岩楯の相棒となる刑事の深水はクセ者だが能力があり、これから新しい関係ができていくようだ。
    このシリーズは、これからも楽しませてもらえそうで次回作が待ち遠しい。

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    2021年12月17日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学シリーズ第七弾。岩楯刑事の新相棒・深水、赤堀の同僚・波多野が良かった。ストーリーでは、刑事の捜査結果と法医昆虫学の示す結論が一致するのが心地よい。とても面白かった。

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    2021年10月08日
  • よろずのことに気をつけよ

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    面白かったです。

    呪術について丁寧に説明してあり、少しずつ真相に近づいていく様子をテンポよく書いてありました。

    最後ははっきり書かれていないというか、決着として曖昧な感じなのに読後は良い感じがこの著者の良いところです。

    法医昆虫捜査官のようにシリーズ化してほしいです。

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    2021年09月25日
  • 潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    『メビウスの守護者』に続く法医昆虫学捜査官シリーズの5番目の作品である。4作目を読んでから、いささか間が開いたが、昆虫(の生態・本能)を利用して、犯罪捜査をする着眼点に惹かれ、再びこのシリーズを読み始めた。本シリーズでは、離れた2地点が舞台となる構成が多い。そこに何か理由があるかは、5作目まで読んだ今も定かではないが、都会から離れた森や海や島といった舞台は様々な昆虫を登場させる上で親和性が高いのかもしれない。

    犯罪がもたらす変死体から想像される昆虫といえば、「ウジ」がその筆頭だが、さすがにシリーズも5作目まで続くとなれば、「ウジ」だけでいくつもの物語を生み出すことも困難だし、何より読み手が目

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    2021年09月16日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    相変わらずいい味出していますよね、涼子先生!
    この作品と一緒に「香水」の原作本は読んでおいた方がいいと思います
    私は先に読んでいたので、ちづるさんのことを違和感なく受け入れることができました
    先に読むのがいいか、後で読んだ方がいいかは何とも言えません
    次の作品が楽しみです!

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    2021年07月28日