川瀬七緒のレビュー一覧
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ジャポニカ学習帳って、昆虫の写真無くなってたのか!知らんかった…
いきなり解説に衝撃を受けて解説の話からになってもうた…(また、今は、復活してそうな)
解説の話から入ってしまったけど、本編もええ感じ。
出だしはお決まりの腐乱死体から…
今度、赤堀先生自ら発見!
今回もウジちゃんも頑張ってくれたけど、シャコちゃんも活躍!
しかし、絞殺と酷似するとか色々あんねんな。
とりあえず、私は、そんな間違いされんように太らんとこ!(決して、絞殺を望んでいる訳やないです〜)
しかし、人間より、昆虫の方が嘘つかんし、キッチリ動いてくれるから、解明には最適なんかもしれんな。
感情に迷わされる事もないし、実に -
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シリーズ第2弾!
相変わらず、はじめは、凄い状態の遺体発見から…
まぁ、ウジ虫が主役?なんで仕方ないけど…ちゃうわ、主役は赤堀先生!
法医昆虫学の先生!
今回は、トランクルームで発見!
でも、ウジちゃんから、ここでは殺されてないとか、冷凍されてたとか色々分かる。
トンボから、殺害場所まで分かるというこの学問!凄い!
しかし、赤堀先生!ウジちゃんとかに…
「この子」って言うのは…
確かに、事件に貢献してるし、敬いたい気持ちはないではないけど…(^◇^;)
そんな言葉使って、喜んで懐いたら、どうすんねん!
私なら病む!
あっ!私もちゃん付けしてる…(・_・;
心臓などの移植は、日本では、なかなか -
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ネタバレ好きで好きで仕方ないこのシリーズ。存在を数年前まで知らなかったおかげで既刊の7巻を大人買いしたから、まだ続けて読めると思うと嬉しい。
本巻の単行本が出版されたのは2016年で、主役はいつものウジより遙かに目立つ、世にも恐ろしいアカカミアリ。当時日本では硫黄島や沖縄島などでしか見られなかったこのアリが、本巻発行の数年後に東京や神戸の港でも発見されたらしく、先取りしているのも凄い。
今までの岩楯刑事の相棒に比べると、今回の兵藤刑事にはあまり愛着が湧きません。でも赤堀先生に振り回されているうちに変わってゆくのでしょうね。
「私を信じなさいって、悪いようにはしないから」「今まで、悪いようにしかし -
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川瀬七緒『賞金稼ぎスリーサム!』小学館文庫。
元有能な刑事と女たらしで警察マニアの御曹司、あらゆる狩猟資格と銃所持許可証を持つ謎多き天才ハンター女性のクセの強い3人がチームを組んで賞金の懸かった事件の謎を追うノンストップ痛快ミステリー。
終盤に真犯人の正体を巡る驚愕の展開が待ち受ける解らないのだが、煮え切らない結末が非常に勿体ない。続編があるのだろうが、これは無い。
ノンキャリアながら将来の出世が約束されていたにも関わらず、突然の病で寝たきりとなった母親の自宅介護のために42歳の若さで1年前に退職した麻布署捜査課の元警部・薮下浩平の元に弁護士の益田総一が訪れる。
弁護士の益田は何者か -
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ネタバレ頁を開くと「夏からの知らせ」の文字があり、いま読むのにピッタリだと思ったら、舞台は北風吹く時期じゃあないですか。まぁ、夏にウジを見るよりは良さそうだけど、毎度想像すると耐えがたいシーンの連続なのがこのシリーズ。そこを我慢して読む価値はじゅうぶんにあります。
本作では昆虫のみならずシャコについても詳しくなれそう。見目麗しいとは言えないシャコが性格も獰猛ならば、もう食べる気がしない(泣)。
赤堀女史には惚れざるを得ません。岩楯刑事とのロマンスは今後も要らないけれど、鰐川刑事の懐きぶりはちょっとカワイイかも。
いちばん悪事に絡んでいてほしくなかった人の関わりはかなりショックでした。漁師の実情が -
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著者の作品初めてで、
表紙の桐ヶ谷に一目惚れ&服飾系の小説
興味あって手に取ってみたけど、
想像以上に面白かった。
まず、服飾って簡単に考えてたけど、
美術解剖学とかを推理能力に紐づけてるところ。
そして、主人公に負けない
周りのキャラの強さ、特に女性陣好き、笑った。
あとは、解説にもある社会問題とか、
後半から出てくる重めの話とか。
こういう話の小説読んだことあるけど、
何となく、自分には遠い現実って感じで
リアルに考えると心が底冷えする。
悲しいとか可哀想とか、
軽い言葉や他人事では表せない、
見たくないけど目を逸らしてはいけないリアルみたいな。
最後の選択は、何が善悪かって
正直法 -
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賑やかな商店街の空き家に越してきた得体の知れない若者と周りに思われているらしい桐ヶ谷京介は、美術解剖学と服飾の知識により、服のシワから病気やその人が受けた暴力などが分かる。ある日偶然見たテレビのニュースで十年前に殺害された少女が着ていたというワンピースに目をとめる。自分なら、ワンピースの出どころや、少女の境遇を推測できると思い動き出すが…。
服飾ブローカーの京介と、ヴィンテージショップの小春、初めは胡散臭い若者にしか思えなかったが、その世界でプロとして生きている知識や経験により、殺害された少女や、その犯人に近づいていく。そして、全く聞く耳をもたなかった警察をも納得させていく様子にドキドキした。 -
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川瀬七緒『ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介』講談社文庫。
仕立屋の桐ヶ谷京介が探偵として活躍する新シリーズ。
なかなか面白いキャラを探偵役にしたものだ。涙もろい仕立屋というプロフェッショナルをどうやって探偵を演じさせようというのかと最初は懐疑的であったが、その考えは最初の数ページで払拭される。
そして、10年前の未解決事件の真相に迫るプロセスが面白い。そのプロセスは美術解剖学と服飾への深い造詣を兼ね備えた仕立屋ならではなのだ。
しかしながら、暴かれた犯人の正体だけは残念だった。散々、読者を振り回した割りには、短絡的で強引過ぎるようにも感じた。
東京の高円寺にある南商店街で小 -
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ネタバレまさしく服飾界のホームズ!
服についた皺や擦れ具合から、そこまで読み解くかと。
今回のワンピースが特殊だったというのもあるけれども、にしてもだ。
それでいて、すぐ涙腺崩壊するところが愛おしい。
また彼でも分からない部分は、それぞれの職人さんたちが突き止めていくのも総力戦って感じで熱い。
しかも一部を除いて皆さん70歳以上の人生の大先輩という。
平均年齢高い探偵団(探偵団という名称が出てくる訳ではないけど、雰囲気はそんな感じ)というのも、ある意味新しかった気がする。
解説にもあったとおり、言っても素人集団なので、警察が管理している証拠を見るという一点に関してもハードルが高い。
そこを乗り越える