川瀬七緒のレビュー一覧
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ネタバレ川瀬七緒の初読み。
川瀬七緒には、ちょびっとした思い出が。
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震災後ちょびっとした頃、実家の母から電話が。
『お前、小説読むのが好きだったよな?川瀬七緒って作家、知ってっか?』
「いや?知らないけど?それがどした?」
『いやな、この前知り合った人の娘さんが小説家で、ちょっと前にナントカ賞っていうすごい賞をもらったそうなんdqだ。その人からサイン入りの本をもらって読んでるんだけど、けっこう面白くてね。お前も読んでみたら?』
・・・と、そんな感じで。
一応ググったら江戸川乱歩賞か。
「よろずのことに気をつけよ」
あらすじ読んだら、つま -
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末は警視総監かと言われた元刑事の薮下、大企業の御曹司で警察マニアの淳太郎、一見乙女だが凄腕ハンターでコミュ障の一花、この3人で立ち上げた刑事事件専門調査会社「チーム・トラッカー」への初依頼は、「夫婦相打ち死亡事件」の妻の方の両親からのものだった。真相を調べてほしいというものだが、初手から非常な困難が伴う調査で、途方に暮れるしかない。
奇妙な3人組のやり取りが面白いが、中盤を過ぎるころから展開は加速する。裏で糸を引く思いもかけない人物が浮かんでくるのだ。題名の「二重拘束」は英語でダブルバインドだが、この実態が恐ろしい。ブラック企業、カルト、テロ集団などで使われる手法なのだ。
最後は、もっと徹底的 -
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ネタバレ2020/4/28
久しぶりに通勤したので読書できた。
読み始めると読むんだけど。
川瀬さん、負の人描くの上手すぎん?
実際におる「なんでこんな人間が存在するん?なんでそんなことできるん?」っていう人。
はじめは武藤の邪悪さに戦慄するねん。自己愛性障害的なやつ。
このタイプは割と社会でも関わってしまうことがあって憎悪してるので、早く始末してくれと思いながら読んでた。
でもこれを始末する側がまた危うい。
今にも壊れそうな位置におるんよ。両方が。
光太郎じいちゃん一派と沙月一派ね。
とりあえず沙月の方がまだいけそうなのでじいちゃんちょっと引いてくれと思いながら読む。
肩入れしてる仕置き人の方がいつ -
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法医昆虫学捜査官シリーズ第3弾。
荒川河口付近の中州で男性の遺体が発見された。遺体は虫や動物による損傷が激しく、死亡推定日時のみならず身元の特定も困難を極め、有力な手掛かりがないなか捜査は難航する。
解剖医は絞殺後川に遺棄されたと推定するが、法医昆虫学者・赤堀涼子は、蠅の孵化が大幅に遅れていること、胃内部の大量の微生物から全く別の見解を打ち立てる。さらに、頭部の傷に付着したカマキリの足と毛虫の棘状の微物から割り出した驚くべき真相とは。
今回岩楯警部補とバディを組むのは、第1作にも登場したプロファイラーを目指す意識高い系メモ魔の鰐川刑事。赤堀を崇拝するワニさんこと鰐川のメモ帳も2000冊に達 -
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放火殺人が疑われる焼死体の腹腔から焼け焦げてボール状に固まった大量の蛆が発見される。さらに奇妙なことに、死体の食道と胃が消え去っていた。炭化し死亡推定日時を特定することさえ困難な状況のなか、日本で初めての「法医昆虫学」が導入される。捜査官に任命されたのは、准教授・赤堀涼子。当初は現場が荒らされると反発していた刑事も赤堀のプロ意識の前に彼女を信頼し、協力し始める。
やがて、赤堀は蛆の生育状況探るうち、常識では考えられない成長を遂げた大きな個体から事件の真相を見抜いていく・・・
とまあ、のっけから焼死体の解剖シーンで始まるこの作品、蛆の描写が半端なくリアル。虫が大嫌いの私が最後まで読めるのだろう -
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ネタバレ今回はあとからあとから新キャラが出てこず、ある意味村のような閉鎖的な物語。
なので途中で「犯人はこいつか?」と勘が働いた人も少なくないのでは?
誰も得をしないみんながみんな独りよがりの行為から成り立った今作の事件は、ただただ胸糞が悪い。この香水は「人間の死体を使った香水?!」とかそんな内容で間違いなく都市伝説になるでしょう。
そしてちづるの名付けた「メビウスの輪」。彼女が作中で言った意味だけで考えてよいのだろうか。もっと深い意味があるように思える。
香水の匂いについても「甘いような酸っぱいような」と描写され、「匂いが進化する」と言われる、
原材料の一つは腐臭によく似た芳香を持つランとのこと。