川瀬七緒のレビュー一覧

  • よろずのことに気をつけよ

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    法医昆虫学シリーズにハマったので、ここでデビュー作に立ち返ってみた(^ ^

    基本的な「芸風」は、当たり前だが同じで。「生意気な若い女とおっさん」「伝奇的要素」「読み進むにつれ事件の全貌が判明」「綿密な下調べによるディテールの描写」「手に汗握る危機一髪シーン」など、虫博士シリーズに通底する様式はすでに本作ででき上がっている、と言える。

    本作は「呪い」がテーマなので、当然「伝奇的要素」は満載。主人公も呪術を中心として風俗習慣を研究している学者。読み進むうちに、「いつ仕事してんだよ、こいつ」などとツッコみたくはなるが...(^ ^;

    何十年もかけた「呪い」を繙くうちに、時代的にも地理的にもかな

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    2021年11月11日
  • 潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

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    読後まず考えたのは、何故このタイトルににしたのか、ということ。「アニマ」とは、「男性の無意識下に存在する女性性」みたいなものだと思っていたので...

    が、調べてみたら、上記は「ユング心理学用語」だそうで、辞書を見るとまず第一義に「霊魂・生命」などとあって、納得。

    本作は、同シリーズの他のどの作品よりも「伝奇的」な色合いが濃い。警視庁刑事が主役なので、舞台は当然東京都であるが、今回は伊豆諸島にあるという設定の架空の島が舞台。さほど大きくない島の濃ゆい人間関係と、昔から流刑地として「使われて」いた島独自の文化や風習。そこに現代的な若者の価値観が絡み合い、事件をとても複雑にしている。

    本シリー

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    2021年11月03日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    ドハマリしております(^ ^;

    今回も、かなり猟奇的な事件で、しかも舞台が東京都は言え田舎の山の中(たぶん架空の地名だが)。関係する人間も限られていて、その分関係性が濃くて一筋縄ではいかない。

    かてて加えて村人がかなりの変人揃い。それぞれに色んな事情を抱えているのは分かるが、何とも「お近づき」になりたくない人々がぞろぞろと(^ ^; また今回岩楯刑事の「相棒」となるのが、地元警察で山岳警備隊員も兼ねる若者で...これもまたいい意味で「田舎モン丸出し」で(^ ^ より「閉鎖された社会の異常性」を際立たせるのに役立っているような(^ ^;

    例によってグロいシーンは容赦ない(^ ^; 森の中で

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    2021年10月27日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    すっかりハマっております(^ ^

    毎回毎回、よう面倒臭い設定を思い付くもんだ...と感心してばかり。今回は、虫先生が死体の第一発見者になってしまう。

    例によって、警察の「真っ当な」検視報告に真っ正面から楯突く法医昆虫学者。それを丁寧に検証し、少しずつ核心に近づいていく。法医昆虫学の面からと、いわゆる警察の地道な調査と、両輪で真相をつかみかけた...と思った途端のちゃぶ台返し(^ ^; 「え、あと残りこんだけしかページ数無いのに、ここでこんなことがあっていいのか!?」と心配になる読者(^ ^;

    「ツッコミどころ」も無いわけではないが、ほとんど気にならないほど緻密に組み上げられたプロットがお

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    2021年10月27日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    何気に買った前作がとても面白かったので、迷わず購入。いやこれも、バツグンに面白く読ませていただきました!(^o^

    殺人事件の犯人を追うミステリではあるが、後半なんかサスペンスというかホラーというか、かなり猟奇的な展開を見せる。そして前作に続いてもの凄いピンチに陥る赤堀センセイ(^ ^; いやかなりドキドキしながら読みました(^ ^;

    虫関連のトリビアも、相変わらず充実。人魂の正体なんて、あんなに快刀乱麻の「正解」を公表しちゃって、大丈夫なのかしら...と、心配になるくらい(^ ^; オカルト業界(?)から、刺客が放たれるのでは...と(^ ^;

    惜しむらくは、前作では「必然性があった」と

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    2021年10月15日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    おもしろかった!

    導入はホラーかと心配になったが、
    きちんとミステリーだった。

    岩楯&月縞コンビがすごくよかった。
    内容も濃く、読みごたえがあった。

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    2021年08月23日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    川瀬七緒『スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官』講談社文庫。

    シリーズ第7弾。

    シリーズ最高傑作と言って良いくらいに、非常に面白い。今回は法医昆虫学者の赤堀涼子が冒頭から終盤まで八面六臂の大活躍を見せる。謎に包まれたストーリーは終盤に一気に加速し、岩楯祐也と深水彰のコンビが絶体絶命の危機に遭遇する。その危機を救ったのは……

    東京都杉並区で男性の腐乱死体が見付かり、赤堀は法医昆虫学者として初めて岩楯刑事と共に司法解剖に立ち会う。ところが、同席した岩楯と相棒の深水、高井戸署署長、鑑識課長らが遺体解剖の最中に発疹や出血、痒みに襲われ、パニックとなる。感染症の疑いもある中、赤堀は痒みの原因が

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    2021年08月21日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    なかなか面白かった。最後の方で「まさか、ヘルパーが犯人...」なんて思ったけど、ちょっとハズレた。

    警察の足を使った調査、赤堀先生の虫からたどる調査。今回は最後に同じところに行き着くなんて、すごいなと思った。

    最初の虫からの感染の話が出てきた時、これで話を展開していくのか?と思ったけど、こっちは片付いて別の展開になる。でも、小黒蚊は最後まで痒そう。

    蚊だったり、蜘蛛だったり蛆虫だったり...やっと免疫がついてきたけど、イメージするとやっぱりゾクゾクする。

    でも話の展開がスムーズで面白い作品でした。

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    2021年08月15日
  • 法医昆虫学捜査官

    購入済み

    法医昆虫学という分野が新鮮でとても面白く読みました。虫が苦手だと少し辛いかもしれないけれど、登場人物のキャラもいいし、ストーリーが面白いのでおすすめです。

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    2021年07月13日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    遺体の第一発見者が赤堀、再び岩楯刑事の相棒に鰐川と今回も読みどころ満載です。
    頑なな九条検死官もキャラが立っています。

    事件自体は「大したことのない小物」による死体遺棄なのですが、真相にたどり着くまでの道のりが遠く、彼らの捜査には頭が下がります。
    ところどころ小ネタがしこまれているところや、赤堀に周囲の人々が振り回されるところなど、このシリーズの魅力も健在です。

    赤堀と岩楯の距離感、信頼感も巻を重ねるごとに増していて、いよいよ目が離せません。

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    2021年07月09日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    前作に引き続き、一息に読んでしまいました。
    地道な警察の捜査のなかで、犯人につながる手がかりがない、そんな袋小路に光を差し込ませる法医昆虫学の知見は、読んでいてワクワクさせられます。
    赤堀と岩楯のコンビも健在です。
    今回は、岩楯の相棒が別の刑事になっていますが、捜査を通して人として、また刑事として成長してゆく姿を、これからも応援したくなります。
    赤堀先生と岩楯刑事の関係性がどう変化してゆくのか(妻帯者である岩楯刑事がどうするのか)という所もきになります。

    相変わらず、単独行動が響いてピンチに陥る赤堀先生ですが、持ち前の負けん気と昆虫の知識、そして岩楯の助けで今回も大手柄でした。

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    2021年07月08日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    今回も面白くて一気読み。
    それぞれの分野のプロフェッショナルの意地がぶつかり合う展開に胸が熱くなった。
    犯人に対しても少し希望の光が残されているラストだった。

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    2021年06月06日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    子供の頃から虫好きで、図鑑をみるのが大好きでした。
    虫嫌いで想像力があまり豊かな方にはおすすめ出来ないですが、すごく面白かったです。

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    2021年03月05日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    チーム・トラッカー第2弾
    元刑事 大企業の御曹司にして警察マニアなチャライケメン 凄腕ハンターで可憐な少女
    個性的すぎる3人が刑事事件専門調査会社を立ち上げ最初の調査に挑む
    面白かった
    3人とも好きだけど特に一花が好き
    命と真剣に向き合う危機迫る感じがいい
    もっと狩りにも出てほしいと思えるほど勇ましい
    人とのコミュニケーション能力に欠け 危ういところはなかなか改善されないけれど 2人が真剣に心配しているのがちゃんと伝わってよかったな
    もう騙されて傷付かないでほしい
    続編にも期待

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    2021年01月12日
  • 紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官

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    大好きなシリーズの6作目。
    今回もページをめくるのが楽しみで仕方なかった。特に後半が怒涛の展開で、一気に読んでしまった。

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    2020年12月27日
  • 革命テーラー

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    ネタバレ

    2020/12/23
    文庫になったので再読。
    タイトル変わったのはどうかな。
    テーラー伊三郎の方が語呂はいいし得体のしれない感が好きだけど、得体のしれないのは諸刃の剣だもんね。
    門戸を開く意味では革命テーラーかな。
    二回目でもめちゃめちゃ面白くて大満足。
    そして初回と同じかそれ以上に映像化を望むのです。
    だって!見たいやん!
    素敵なコール・バレネとそのコーディネイト。
    アクアが作ったお店。
    スチームパンクな時計台。
    心がざわざわするんですよ。
    私もなんかせねばと。
    そういうの大事なんですよ。

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    2020年12月23日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    テンポよく話が進んで行く場面とじっくりと登場人物の心情を描く場面のバランスがとても良い。専門用語(特に虫)が沢山出てくるのにも関わらず文章が読みやすくてサクサクと読めた。
    今作で新たに増えた登場人物も魅力的でみんな幸せになって欲しいなと思いながら読んだ。

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    2020年12月07日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    チームとしての一体感があり、前作よりも読みやすかったです。タイトルにある二重拘束の怖さがしっかりと書かれていました。
    賞金稼ぎ感は薄かったですが、協力者も少しずつみられてきて、次回作が楽しみです。

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    2020年11月29日
  • よろずのことに気をつけよ

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    傷のエグさとかドロドロと渦巻く怨念とかがこれでもかと表現されている。犯人のつもり積もった感情が読んでいて胸を締め付けてきた。呪いと殺人がテーマなのに所々にテンポの良い会話が挟まれているので読みやすい。はっきりとした解決にいたらないが、すっきりとしたラストで明るい気持ちで読み終えられた。

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    2020年11月25日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    ネタバレ

    2020/10/16
    めちゃくちゃおもしろいやん。
    相変わらず悪人の人物像に容赦がなくて痺れる。
    こういう身近にいるかもしれないサイコパスは怖いよね、って書こうとしたけどさすがにこのレベルはいないか。
    理解できない怖さを感じることはたまにあるけどサイズが桁違い。
    そして一花。
    藪下さんがうまいことやらないと一花がホントに始末しちゃうという怖さがある。
    そんなことさせられないものね。
    ドーベルマンを支配した場面も子供に大人気だった場面も魅力全開。
    藪下さんに「私のことが心配ですか?」って聞いてニヤニヤしてるのもめちゃくちゃかわいいやん。
    人付き合いに悩んでる様がせつなくて嘘でも「今のままでいいん

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    2020年10月16日