川瀬七緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2020/10/16
めちゃくちゃおもしろいやん。
相変わらず悪人の人物像に容赦がなくて痺れる。
こういう身近にいるかもしれないサイコパスは怖いよね、って書こうとしたけどさすがにこのレベルはいないか。
理解できない怖さを感じることはたまにあるけどサイズが桁違い。
そして一花。
藪下さんがうまいことやらないと一花がホントに始末しちゃうという怖さがある。
そんなことさせられないものね。
ドーベルマンを支配した場面も子供に大人気だった場面も魅力全開。
藪下さんに「私のことが心配ですか?」って聞いてニヤニヤしてるのもめちゃくちゃかわいいやん。
人付き合いに悩んでる様がせつなくて嘘でも「今のままでいいん -
Posted by ブクログ
ネタバレ序盤、動きの鈍い展開にあまり読む手が進みませんでしたが、中盤、赤堀の過去が垣間見えるあたりから一気に読む速度が加速。このシリーズで初めて(多少なりとも)他人事ではない感がでて来、もしかしてこの事件は赤堀の過去ともつながりが!?とボルテージが急上昇。
結果的につながりはなかったのですが、独特な隣人関係やアルコール依存症、ヴィーガンなどのいろんな要素が絡み合いつつも、うま~く事件解決に流れていく展開はとても楽しめました。また、今回は珍しく真犯人とその関係者のつながり予測が(ちょっとだけど)当たったりもしたので、妙な達成感も加わって満足度が飛躍的に高まった気がしています。
あと、食品添加物として -
Posted by ブクログ
川瀬七緒『紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官』講談社文庫。
毎回、楽しみにしているシリーズの第6弾。それにしてもよく昆虫のことを研究しているなと感心する。昆虫の生態をヒントにした事件解決はもう見事と言うしかない。
主人公の法医昆虫学者の赤堀涼子は、科捜研を再編成した法医昆虫学と犯罪心理学、技術開発部が統合された新組織の『捜査分析支援センター』に配属され、大学の研究室と掛け持ちしていた。
事件は東京都内の古民家を起きた。住人の老夫婦と来客の3人の切断された左手小指とおびただしい血痕を残し、3人の行方は1ヵ月経っても不明。法医昆虫学者の赤堀は小指の昆虫による食害状況から死亡推定時刻を絞り混み、 -
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素晴らしい作品。その一言に尽きる。
民俗学の謎を追い求めるロマンをしっかり満たしてくれ、現代から将来への課題である介護についてもしっかり描写されている。
とりわけ印象に残ったのが老人たちを生き生きとコミカルに描いている点。作品全体が暗くならずに済んでいる。
この本で出てくる様々な課題、介護も民俗学も家庭問題も終わりは見えないという点で、グループホームがこれからどうなっていくか、結局ルリ子が見たものは何だったのか、大地の家庭問題・将来はどうなるかということに詳しく触れられていない。その辺はやや現実的だが彼らの未来は明るいだろうとの印象で読み終わることができた。 -
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ネタバレ2020/3/4
このシリーズもはや中毒。
お気に入りのシリーズはゆっくり大事に読む主義なのに止められなくてすぐ次を読んでしまう。
そしてその間隔がだんだん短くなってる。
今回は外来種の凶暴なアリ。グロさは控えめ。危険度は高め。
おなじみのウジ君たちが出てこなくて寂しかったりする。
岩楯さんが後輩の相棒を背中で諭すとこがめっちゃかっこいい。
今回の相棒はついにダメな人かと思いきや最終的に良さを引き出して彼の未来も楽しみになった。
ワニくんがちょこっと出てきたのも得した気分。
幼稚園のキモい女に罰が当たるとこが見られなかった。残念。
記者とか犯人とか幼稚園の女とか、何の同情の余地もないクズが出て -
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ネタバレ2020/2/21
そろそろ飽きるかと思ったけどとんでもない。
天才やな。
ここへ来てものすごい犯人像出してきた。
ゾッとしすぎて笑ってしまったわ。
無罪放免になるかもしれないけど大丈夫なん?今後どうなるん。
悪意を持って人に害をなすタイプじゃないけど悪意なく何でもやるから予測不能のヤバさよね。
んでそれ人間じゃないとアカンか?
美少年を浄化するためやったら人間じゃないとアカンのか。
でもそれじゃない浄化の仕方がいいよ。
壊れた人が壊れた人を治そうとするの怖いよ。
初めましての恐怖感やったように思う。
このシリーズ、岩楯刑事の名言も楽しみで。
今回は「幼稚な万能感に酔ってるんじゃねぇぞ」だね。 -
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ネタバレ2020/1/11
また読みたいともったいないのせめぎ合いの本が来た。
このシリーズ大好き。
なので人に勧めたら虫が無理ですとのお答えが来て膝を打つ。
なるほど虫が無理な人がいるのか。
そして虫が無理な人には小説も無理な場合があるのね。
気付かなかった。
でももったいない。
この二人最高なのに。
若い刑事さんは入れ替え方式のようです。
ひねくれた後輩への岩楯刑事の接し方が最高です。
説教が的を射すぎてぐうの音も出ません。
「組織の中で意味もなく協調性を放棄するような奴はどんなに有能でも使えない。敬意を払えないやつも同じだ」
「馬鹿になれないやつは本当の馬鹿だけだ。お前は歯向かう相手と場所を完全